ハリルホジッチJAPANの章が始まりました。ハリルホジッチ監督はACミランをはじめ著名なクラブチームから代表監督までいくつものオファーがあった中、日本代表を選択。日本人のメンタリティーに共鳴したことが要因だと。「厳しさ、規律、人を尊敬すること、真面目さ、このフットボール界で大事なものを兼ね備えていると感じている」と。
明確な目標も掲げる。現在50位代の日本代表のFIFAランキングを20位以内にすると宣言。ロシアWCでは、決勝トーナメントへ導くと。といってもだいたい今の日本代表がこの順位の実力ではない。もっと高いポテンシャルを持っているのに、結果がついてこない。
選手のポテンシャルを最高に引き出し、そして結果を出すのが監督の仕事なのだと思う。
自身を完璧主義者とも評する。他者からは頭脳明晰な激情家とも評される。そして選手を公平にみると。
ザッケローニ監督は、本田や香川、長友らヨーロッパで活躍する選手を明らかに別格として扱っていた。それがチーム内に微妙な不協和音をうんだ感はある。しかし、ハリルホジッチはスター選手だろうと特別扱いしないと。特別扱いしないと聞くと厳しい印象も持つけど、選手は一緒に食事をとり、集合時間も同じ。そういった当然の事を要求する。日本代表にそういう天狗な選手はいないと思うのだけど。
自身もフォワードで、ユーゴスラビア時代の代表にも選ばれる。フランスリーグでは2度の得点王にも輝く。ユーゴ代表時代は、その実力にあった結果を出せなかったそうだ。当時のユーゴスラビアは、セルビア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナという多種の民族から混成されており、ヘルツェゴビナ人のハリル氏は不遇な扱いを受けたという。
世の不条理や不公平さを十分理解している監督なのだと思う。いろいろ見たエピソードに意志の強さも感じる。
さてその初戦の先発メンバー。
驚きです。このスタメンをすべて当てた人はいないでしょう。フォーメーションは馴染みの4-3-3。
すごくスピードのある選手をそろえてる。新鮮だ。このメンバーでどんな試合を見せてくれるのか期待が高まる。
相手のチュニジアもランキング25位。フィジカルも強くテクニックもある。以前のスピードあるという感じはなかった。
開始から日本代表の動きを見て感じたのが、アグレッシブな姿勢。攻撃はもちろんなんだけど、ディフェンスでもそう感じた。ブロックで守るのではなく、前へ前へボールを奪取しにく。
その辺は選手もコメントで述べていた。これまでディフェンスの意識が後ろ寄りだったと。前へ前へという意識の高さが、多くのパスカットを生み、ラインも終始高く維持できていた。
ハリル監督も、Jリーグを見て、テクニックとスピードはあるけど、球際の激しさがないと指摘していた。
この辺はザッケロー二監督の、「インテンシティー」(強や、強烈さ)という言葉とも相通じる。
センターバックは吉田麻也と槙野。個人的には吉田麻也より槙野の方がよかった。スピードあるし、パス出しも正確だった。ハリル監督は、その槙野にも、先を見据えてもっと体重を増やしフィジカルを強化しろということも伝えたという。ここまで具体的に選手に助言をするという監督、これまでいただろうか。
両サイドの、酒井宏もよかった。フィジカルの強さとスピードは日本人離れしてる。伸び悩んでいる印象があったけど、今後の可能性を感じさせた。
左の、藤春は浮き足立ってたな~。なんか最後まで試合に入りきれていなかった。惜しいシーンはあったけど、自信につなげれなかったのは残念。
ダブルボランチの長谷部と山口蛍は、経験値の少ない選手が多い中、試合を落ち着かせた。
長谷部の安定感と前線への縦パスはすばらしかった。以前の遠藤のように長谷部がレジスタ的な華麗な動きをみせた。
ハリル監督は、縦への意識の強さもすごく感じた。そういう意味でも長谷部の縦パスは監督好みっぽい。
そしてまっていた山口蛍。
やっぱいい選手だわ~。球際に強い選手の一人。ロシアWCの中核になるべき選手。視野も広く、ロングパスも見事だった。彼もハリル監督が好むタイプそう。
トップ下の清武。ここでの清武みたかった。やっぱパスセンスは抜群。テクニックもすごい。惜しいシュートシーンもあった。でも何かもう一つ足りない。でも清武はこの位置がいい。
センターフォワードの川又。いい選手ですね。海老蔵みたいだし。ポテンシャルの高さを感じた。今日ぶちあたった課題をJに持ち帰ると思う。Jでさらに爆発して、代表で結果を出すという好循環を生んで欲しい。
結局、代表で世界基準を知った選手がそれをJリーグに持ち帰ることが、リーグのレベルUPそして日本代表のレベルUPにつながると思う。
永井は、いまいちよさが出なかった。スタミナと速さはすごいけど。ポジショニングの問題かな。酒井からけっこういいパス出てた。
武藤の縦の意識とスピードもすごい。武藤が絡むと期待感をもつ。今日の内容は不満だろうな~。
ほとんど危険なシーンはなく、権田の活躍のシーンもない。緊張してたのかな~。川島のような安心感はちょっとなかった。
後半に15分に勝負は動きます。
香川、本田の投入です。2人のエースの当時投入は初めて見た。
今日の試合、前半に得点を入れていたら、彼らの投入はなかった気がするんだけど。勝ちにこだわるハリル監督の意識を感じた。
そしてその本田と香川はクオリティーの高さを見せつける。
本田は、自身でもスピードのなさは自覚している。それでも前線で突破できるし、今日みたいにちゃんと岡崎の位置を見てギリギリで中央に上げれる。フィジカルの強さと視野の広さとプレイの正確さがあるんだと思う。
本田からのゴッツァンゴールっぽいけど、岡崎が見事に決める。待望の先制点。
今日はトップ下の香川いいなって思った。宇佐美へのスルーパスの演出もよかったし、2点目を決めた本田のゴールも香川の演出。個人的にMOMは香川なんだけど。
宇佐美も、よく動いていたし。ほぼ入ってたシュートも、さすがと思わせた。今後の代表に定着しそう。
見事に2-0の勝利で初陣を飾ります。けっして弱い相手ではなかった。
ちょっと閉塞感も感じていた日本代表に、新風を感じさせる選手起用でもあった。
ハリルホジッチのメンタリティーは、日本人にフィットする印象。勤勉なところも似てる。
アギーレ前監督は、要点だけは選手に伝え、あとはフィールド内の選手に自由にさせる面もあった。ハリルホジッチ監督の言葉は、具体的で明確だ。細かいところまで選手に要求する。ザッケローニもその後者のタイプだと思う。
アギーレの解任は想定外だったけど、かえってこの知将にめぐりあえたのは怪我の功名ってやつだったかも。
今後の日本代表に期待を感じさせるハリルホジッチJAPANの船出だった。
明確な目標も掲げる。現在50位代の日本代表のFIFAランキングを20位以内にすると宣言。ロシアWCでは、決勝トーナメントへ導くと。といってもだいたい今の日本代表がこの順位の実力ではない。もっと高いポテンシャルを持っているのに、結果がついてこない。
選手のポテンシャルを最高に引き出し、そして結果を出すのが監督の仕事なのだと思う。
自身を完璧主義者とも評する。他者からは頭脳明晰な激情家とも評される。そして選手を公平にみると。
ザッケローニ監督は、本田や香川、長友らヨーロッパで活躍する選手を明らかに別格として扱っていた。それがチーム内に微妙な不協和音をうんだ感はある。しかし、ハリルホジッチはスター選手だろうと特別扱いしないと。特別扱いしないと聞くと厳しい印象も持つけど、選手は一緒に食事をとり、集合時間も同じ。そういった当然の事を要求する。日本代表にそういう天狗な選手はいないと思うのだけど。
自身もフォワードで、ユーゴスラビア時代の代表にも選ばれる。フランスリーグでは2度の得点王にも輝く。ユーゴ代表時代は、その実力にあった結果を出せなかったそうだ。当時のユーゴスラビアは、セルビア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナという多種の民族から混成されており、ヘルツェゴビナ人のハリル氏は不遇な扱いを受けたという。
世の不条理や不公平さを十分理解している監督なのだと思う。いろいろ見たエピソードに意志の強さも感じる。
さてその初戦の先発メンバー。
驚きです。このスタメンをすべて当てた人はいないでしょう。フォーメーションは馴染みの4-3-3。
すごくスピードのある選手をそろえてる。新鮮だ。このメンバーでどんな試合を見せてくれるのか期待が高まる。
相手のチュニジアもランキング25位。フィジカルも強くテクニックもある。以前のスピードあるという感じはなかった。
開始から日本代表の動きを見て感じたのが、アグレッシブな姿勢。攻撃はもちろんなんだけど、ディフェンスでもそう感じた。ブロックで守るのではなく、前へ前へボールを奪取しにく。
その辺は選手もコメントで述べていた。これまでディフェンスの意識が後ろ寄りだったと。前へ前へという意識の高さが、多くのパスカットを生み、ラインも終始高く維持できていた。
ハリル監督も、Jリーグを見て、テクニックとスピードはあるけど、球際の激しさがないと指摘していた。
この辺はザッケロー二監督の、「インテンシティー」(強や、強烈さ)という言葉とも相通じる。
センターバックは吉田麻也と槙野。個人的には吉田麻也より槙野の方がよかった。スピードあるし、パス出しも正確だった。ハリル監督は、その槙野にも、先を見据えてもっと体重を増やしフィジカルを強化しろということも伝えたという。ここまで具体的に選手に助言をするという監督、これまでいただろうか。
両サイドの、酒井宏もよかった。フィジカルの強さとスピードは日本人離れしてる。伸び悩んでいる印象があったけど、今後の可能性を感じさせた。
左の、藤春は浮き足立ってたな~。なんか最後まで試合に入りきれていなかった。惜しいシーンはあったけど、自信につなげれなかったのは残念。
ダブルボランチの長谷部と山口蛍は、経験値の少ない選手が多い中、試合を落ち着かせた。
長谷部の安定感と前線への縦パスはすばらしかった。以前の遠藤のように長谷部がレジスタ的な華麗な動きをみせた。
ハリル監督は、縦への意識の強さもすごく感じた。そういう意味でも長谷部の縦パスは監督好みっぽい。
そしてまっていた山口蛍。
やっぱいい選手だわ~。球際に強い選手の一人。ロシアWCの中核になるべき選手。視野も広く、ロングパスも見事だった。彼もハリル監督が好むタイプそう。
トップ下の清武。ここでの清武みたかった。やっぱパスセンスは抜群。テクニックもすごい。惜しいシュートシーンもあった。でも何かもう一つ足りない。でも清武はこの位置がいい。
センターフォワードの川又。いい選手ですね。海老蔵みたいだし。ポテンシャルの高さを感じた。今日ぶちあたった課題をJに持ち帰ると思う。Jでさらに爆発して、代表で結果を出すという好循環を生んで欲しい。
結局、代表で世界基準を知った選手がそれをJリーグに持ち帰ることが、リーグのレベルUPそして日本代表のレベルUPにつながると思う。
永井は、いまいちよさが出なかった。スタミナと速さはすごいけど。ポジショニングの問題かな。酒井からけっこういいパス出てた。
武藤の縦の意識とスピードもすごい。武藤が絡むと期待感をもつ。今日の内容は不満だろうな~。
ほとんど危険なシーンはなく、権田の活躍のシーンもない。緊張してたのかな~。川島のような安心感はちょっとなかった。
後半に15分に勝負は動きます。
香川、本田の投入です。2人のエースの当時投入は初めて見た。
今日の試合、前半に得点を入れていたら、彼らの投入はなかった気がするんだけど。勝ちにこだわるハリル監督の意識を感じた。
そしてその本田と香川はクオリティーの高さを見せつける。
本田は、自身でもスピードのなさは自覚している。それでも前線で突破できるし、今日みたいにちゃんと岡崎の位置を見てギリギリで中央に上げれる。フィジカルの強さと視野の広さとプレイの正確さがあるんだと思う。
本田からのゴッツァンゴールっぽいけど、岡崎が見事に決める。待望の先制点。
今日はトップ下の香川いいなって思った。宇佐美へのスルーパスの演出もよかったし、2点目を決めた本田のゴールも香川の演出。個人的にMOMは香川なんだけど。
宇佐美も、よく動いていたし。ほぼ入ってたシュートも、さすがと思わせた。今後の代表に定着しそう。
見事に2-0の勝利で初陣を飾ります。けっして弱い相手ではなかった。
ちょっと閉塞感も感じていた日本代表に、新風を感じさせる選手起用でもあった。
ハリルホジッチのメンタリティーは、日本人にフィットする印象。勤勉なところも似てる。
アギーレ前監督は、要点だけは選手に伝え、あとはフィールド内の選手に自由にさせる面もあった。ハリルホジッチ監督の言葉は、具体的で明確だ。細かいところまで選手に要求する。ザッケローニもその後者のタイプだと思う。
アギーレの解任は想定外だったけど、かえってこの知将にめぐりあえたのは怪我の功名ってやつだったかも。
今後の日本代表に期待を感じさせるハリルホジッチJAPANの船出だった。
いや監督代わって良かった。縦に入れるサッカーは魅力的だよね。新しい選手達も質を上げていってほしい。
ハリルホジッチ監督、勤勉!
日本人の気質にあってる気がする。
ちゃんと遠藤選手をリスペクトするコメントを出す配慮も素晴らしいと思いましすた。