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アギーレJAPAN第2戦、対ベネズエラ戦 ☆新生現わる、その名は武藤嘉紀!☆

2014年09月23日 | 日本代表(サッカー)
 アギーレJAPANの第2戦を今更ながらUP!おれのBLOGではサッカー記事はそんなに読まれませんが、自分自身で代表の試合をより楽しむためのレビューなところもあるのでお付き合いいただける方はお付き合いください。
 さて、代表監督の仕事とは?と考える。戦術云々あっても、結局ピッチでplayをするのは選手。ゲームのように、コントローラーで選手を操るわけではない。90分、走り続ける事のできる選手もいれば、途中でスタミナも切れる選手もいると思う。それも選手一人ひとりの鍛錬の問題。監督がスタミナをつけれるわけでもない。
 選手も、プロのなるような選手は小さい頃からサッカーをしてるわけで、それぞれのチームや代表でplayもしてるわけで、一流レベルなら、実際、監督が細かい支持や戦術をたてなくともピッチで見事なplayをすると思う。
 で結局代表監督としてすごく重要なウェイトを占めるのが、どの選手を選び、どんなフォーメーションで戦うかってとこだと思うのです。そして、チームとしての意思統一を明確にしチームとしてのハーモニーを奏でるというとこだと思うのです。
 今回の選考で、アギーレの戦術眼を感じることができました。
 そして今日のスタメンです。初代表スタメンのMF柴崎とDF水本。



 ザッケローニの時には共存できなかった柿谷と大迫が本田と共に3トップ。
 ある意味、この3トップは、攻撃的といわれたザッケローニの時よりも攻撃的。ザッケローニの時はフォーメーション上3FWとなっていても、1トップ的な感じで、両サイドは少し下がり目の攻撃的MF的な感じだった。
 けどアギーレの3トップは、ほんと3フォワードって感じ。
 さてキックオフ。日本代表、前回より動きはいい。ただまだ攻撃の形がみえてこない。
 FIFAランキング29位のベネズエラも、スキがあればすぐにシュートをうってきます。そして日本代表、けっこう隙を与えてる。
 前の試合も敗因となった、最終ラインでのパス回しの不安定さ。今日も決定的なパスミスがありましたが外してくれます。まだ最終ラインに安定感がない。
 その辺は1ボランチの影響もありそう。以前は、長谷部、遠藤のダブル・ボランチが後ろに抜群の安定感を見せていた。そしてそこに遠藤というパサーがいたわけですから。
 そういう意味でも森重の場所はすごくKeyになる。そして森重への負担は相当なもの。今の代表で一番きついポジションになる。終盤はヘロヘロになってるのよくわかる。
 アギーレもメキシコ代表の時、トラードというアンカーを置いたいたけど、この人はすごかった。背は高くないのだけど、スタミナがとにかくすごい。最後までスピードがおちず要所要所にすぐにいって球を奪い、そして前線にパスを出す。 
 日本代表は、これまでのような中盤から組み立てていく感じはなく、奪ったら素早く前線の1人に縦パスを入れ、後ろへ一度折り返し、またそこから最前線へパスを出すという、3人で連携して崩すスタイルを意識している。
 それが発揮されたのが、前半の終わりの連携。柴崎が大迫へ鋭い縦パスを出す。
 この時点で、大迫、森重そして柿谷はフィニッシュのイメージを作ってる。
 大迫がダイレクトで森重に返し、森重はそのまますでに前へ動いている柿谷へパス。キーパーとの1対1の局面を作り出しますが、キーパーの好セーブにはじかれる。がこれは見事な崩しだった。
 後半に退く、大迫、柿谷だけど、大迫は前線での起点になり、抜群の安定感をもたらした。本田、柿谷、大迫の3トップ迫力あった。
 後半は、FWの2人が交代。武藤、岡崎が入ります。



 後半、日本の動きはいい。そして、後半6分。読みの鋭い武藤がこぼれ球を拾い、そのまま前線へドリブル。本田、岡崎はパスを要求したようですが、武藤は迷いなく中央へ切り込み18メートルの位置から強烈な左足のグラウンダーのシュート。ゴールを突き刺します!!
 こんなやばいシュート、久しぶりに見た。このドリブルからの切り込み、相手DFのチェックにバランスも崩さずシュートまで持っていき決めてしまう。こんなシュートを日本代表でした奴、最近記憶にない。
 武藤、デビューのウルグアイ戦もポストに阻まれた強烈なシュートがあったけど、2試合連続の直撃弾。フロックじゃないわ。注目していいた人はしていたのでしょうけど、まだこんな逸材がいたのかと。
 スピードと強烈なシュートを持ってるけど一流選手に必須なボディーバランスがいい。まだ22歳でしょ。すごいわ武藤。
 本田も試合後、「囮に使われた、昔の自分を思い出したと」。
 最近、インタビューも見たけど、弱点は育ちの良さくらい。慶応ボーイでこのアイドル顔。
 さて1-0となり試合ももりあがっていく。
 このままペースを握りたいところだけど、カウンターをくらい水本が相手の足にスライディングを入れてしまい完全にPK。決められます。前半、吉田麻也、水本でなんとか踏ん張っていただけに残念。確かに水本、もう少し遊びがあってもいいかもな。
 しかし、その後、後半22分、左サイドから攻め込んだ岡崎が、中央の本田ではなく、後ろから走りあがってきた柴崎に出し、柴崎もふかさずきっちりコントロールし完璧なコースで浮き球をシュートし決める。これもアギーレのフォーメーションでねらった形のように思う。こういう形のシュートは、ザッケローニ時代にはなかった。
 そして柴崎の技術の高さも感じたゴール。柴崎、今回初めてじっくり動きを見たけど、彼も今後の代表を背負う逸材だな。そしてそれを今回スタメンさせたアギーレの戦術眼はすごい。
 後半26分、本田もFKを得る。前回のウルグアイ戦はぜんぜんダメだった本田。このFKはかなり気合を感じたけど、ポストに阻まれる。惜しかった。
 このまま2-1で日本代表の流れでいくかと思った。
 しかしその後、「えっ、ウソッ」っていうシーンが。ベネズエラのミドルシュートを、川島のハンブルでゴールされる。強烈ではあったけど、なんかアマチュアのミスのようなハンブル。
 何、川島?って感じ。川島、神がかり的な時もあれば、たまにものすごい見た事のないようなミスもするんですが、何で??キーパーの技術的な所はよくわからないんだけど。
 ただ、今日の試合、ミドルレンジからシュート打たれまくり。川島のナイスなセーブで防いでいるのもあるけど。ザッケローニJAPANではこんなにシュートうたれてなかった。
 そこも1ボランチで、ミドルレンジにいいスペースができているのもある気がする。
 そこを森重が随時、つぶさないといけないのだけど、90分もたないと思う。
 そんなんで同点。
 この後、武藤はあまりいい感じで絡めない。
 細貝に代わり田中も入るけど流れは変わらない。
 そしてそのまま同点で試合終了。勝てた試合だったけど、残念。
 後、気になった選手評。
 酒井は、攻守に頑張っていたけど、ボディーバランスが悪いのか、最後のクロスの精度が悪すぎ。せっかく崩してもクロスが酷すぎた。
 吉田麻也は、細かいミスはあったけどDF陣を安定させていた。
 細貝はな~、攻撃的なMF的な印象がない。スピードとチェックの速さをかわれているんだろうけど。
 本田は、ミランと同じように右のFWでいいのか、本田のベストのポジションはここなのかよくわからない。でもインザーギ監督と同じようにアギーレ監督もその位置で使う。前よりさらに走りまくる本田がいるけど。右でクロスも上げてるし。中央にきりこんでミドルレンジのシュートもオプションに入ってる気もする。しばらくこの位置での本田を見たい。
 アギーレJAPANの2戦目。楽しめた。ハーモニーを感じなかったウルグアイ戦とはちがい、チームとしてのまとまりも感じた。
 攻撃的と言われたザッケローニよりも攻撃的な感じがする。
 そこは2ボランチと1ボランチの違いもあるように思う。1ボランチもありだけど、森重が適任かという所。このコンセプトでこの位置で90分全力でできる人材がいるか。長谷部はアンカー向きではない。今野がいいと思うんだけどな~。山口蛍もアギーレJAPANでどう絡むのか。
 年内、4試合いい感じの親善試合が組まれています。
 
 10月10日 日本 vs ジャマイカ 新潟デンカビッグスワンスタジアム
 10月14日 日本 vs ブラジル シンガポール・ナショナルスタジアム
 11月14日 日本 vs ホンジュラス 豊田スタジアム --
 11月18日 日本 vs オーストラリア ヤンマースタジアム長居

 ブラジル戦もあります。
 香川にも招集状が出されたようです。右サイドの内田ももどってきてほしい。
 この年内の親善試合は、結果を気にせずアギーレ哲学を見せてほしい。来年のアジアカップは結果を問われるけど、それまではどんどん攻めてほしい。
 アギーレJAPANに期待です。


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