WC予選6戦目、対カンボジア戦、選手起用にこだわったハリルを支持します☆2015年日本代表も振り返る☆

　ジャネットのライブで大阪遠征等もしておりかなり遅れましたが、17日の日本代表の試合記事（あまり読まれない）をUp！
　年内最終戦のWC予選、対カンボジア。前回のシンガポールと同様国内でのサッカー熱は、アジア１熱いそうで、スタジアムもサポーターで満員。歓声もすごく超盛り上がっています。
　1stレグは、ホームでの対戦。日本代表は７割のポゼッション率でしたが、最終的には３－０。完全に引いて守る相手に苦戦します。
　今日もカンボジアは５バックで守るも、奪ってからのカウンターはスピードある。スピードだけだとカンボジアの方が上かも。ただフィジカルは弱い。日本も世界基準で見ると、今日のカンボジアのように映るのかな。
　さてスタメン。



　前回と８人のメンバーを入れ替えてきます。多くの選手を試して見極めたいというハリル。
　そりゃ、ヨーロッパ組を中心としたメンバーで臨んだ方が無難。しかしリスクを覚悟して、選手を試します。
　この辺のチャレンジをしないと、チーム力が上がってこないと思う。
　チーム力も高めつつ、WC予選も勝ち抜いていかない。
　前半は、連動制という面でもアイデアも少なく、なかなかいい形が作れない。
　ボランチの、山口蛍、期待の遠藤航のペアでしたが、ここからの起点が作れなかった。特に引いて守る相手には、ボランチから試合を組み立てていく展開になる。そういう意味では、守備的には強いでしょうが、遠藤がおもったほど機能しなかった印象。
　右サイドに、長友が入るけど、左の時より効果的なクロスを上げれるというのはどういうこと？？元々右利きらしいのも影響しているのか。今日の試合を見ると、長友の右サイドもありだなと、でもそろそろ内田もケガから復帰できそうみたいだし。どうなるか。
　左サイド先発の藤春がよかった。きっちりアシストもするし、攻撃的なスタイルもよかった。太田もいるし、左サイドもなかなか熾烈。
　ガンバのチームメイトの宇佐美が左の前だけど、今日はスポット、スポットでしか目立たなかった印象。宇佐美のポジショニングが悪いのか、周囲が宇佐美を使いきれていないのか。2015年、日本代表のレギューラーに定着したとは思うけど、12試合で1点というのは（本人はもちろんでしょうが）全然物足りない。宇佐美がさらなる進化をしないと世界で戦えない。2016年こそは、ゴールを連発してほしい。
　DFの槙野は、スピードあるカンボジアの選手に対応できた。
　前線の原口は、人工芝になじめないのか、前半はドリブルミスやパスミスが目立った。でもそのスピードとフィジカルの強さは世界で戦える選手。でももう一皮むけないと世界での活躍もできない印象。原口、殺し屋みたいだよな。笑ったとこ見たことないんだけど。
　解説もやたらと人工芝の対応がどーのこーのって多かったけど、代表レベルの選手ならどんなグランドでも対応できなきゃだめだろう。その辺の対策、対応はどうなのよ？
　前半終了間際、香川からのピンポイントクロスに藤春が合わせるもポストに阻まれる。
　これだけボールをキープし攻めるもまさかの０－０で前半を終了。さすがに今日の試合同点の勝ち点１もありえない話。
　後半、ハリルホジッチ監督は出だしから珍しく選手を変えます。遠藤に代わり柏木。



　山口蛍とのボランチのポジションは柔軟に右左変えてる感じ。
　前回の、シンガポール戦でもその存在感を見せたけど、今日は如実だった。
　柏木がボランチの位置から、日本代表の攻撃の起点となる。データは知らないけど、ほとんどの攻撃が柏木を経由して動いてたと思う。それによりトップ下の香川がさらにいきる。香川、一つ一つのパスやシュートの質は高いけど、なかなかゴールに結びつかなかった。
　そしてその柏木から岡崎に出たクロスを岡崎がゴール前の香川に落とし香川が詰めるも、技術の低い相手DFのファールで倒されPK。こういうファールは危険！日本の宝に何してくれとんねん。
　しかしそのPKを岡崎が外してしまう。
　嫌な空気が漂うけど、その後すぐ、また柏木からの正確なクロスが相手DFのオウンゴールを誘い日本代表が先制！！
　岡崎のゴールかと思ったけど、オウンゴールの判定となる。毎年、岡崎が最終戦ゴールを決めてる記録があるのを知るけど今年は達成できず。
　今日は本田の投入は考えてなかったかもしれないけど、後半17分、宇佐美と交代。宇佐美消えてたな～。なんでなんだろう。
　本田はさっそく相手ゴールに襲いかかる。柏木からも本田にいいパスが出まくり。
　柏木すごいな。視野が広い。全体がよく見えてる。ただほとんどプレッシャーのない状態だったから。世界の強豪と今日のようなPlayができたらこの位置でのレギュラー確定どころか、日本の司令塔だよ。柏木はここにきての最大の収穫かも。
　後半になってから、カンボジアチーム、またまた足をつる選手が続出。フィジカルの弱さが露呈、ほんと何年か前の日本の姿のよう。
　でも、今日のメンバーもほとんど23歳以下だそうで、でもこれまた昔の日本と同じようにこれからさらに強くなっていく印象ももった。
　これだけ攻めて1点のみで試合も終わるのかという所、右の長友から左サイドの原口へ、そして絶妙なタイミングでこの時間帯でもしっかりトップスピードで駆け上がった藤春に原口が出し、藤原が上げたクロスを中央できっちり詰めていた本田が頭で合わせゴ～～ル！
　たまたまのゴールではない。常にゴールをとらえていた本田がやっと決める。
　2015年のWC予選、本田の度肝を抜かれたミドル弾で始まり、最後も本田で終わった。
　アジア予選。6試合連続無失点は記録だそうで、DF陣は評価されるべき。吉田、森重に槙野も加わった3人のCBがいい感じで動いていると思う。GK、西川は川島からレギューラーを奪ったのか？来年は川島も戻ってくると思う。
　アギーレ監督から急きょ引き継いだハリル・ホジッチ。（そういえばアギーレの八百長問題はどうなったんだ）
　就任から、縦に早い効率的なサッカーという事が言われ、早々に日本代表も結果を出し応えた。しかし東アジアカップで結果が出ず、WCアジア予選でも格下相手にゴールを割れないなど苦戦も強いられたけど、いろいろな選手を起用しながらの戦いは評価されるべきだと思う。ここまで多くの選手を起用したのは歴代監督の中でも最高のようだし。
　これまでの監督と比較しても多くの選手に公平に（←これってすごく大事）チャンスを与え、公平に選手を扱ったように思う。
　今年の日本代表はロシアWCへの道が最優先で、なかなか世界の強豪との試合が組めなかった感じだけど、来年は9月より最終予選が始まります。現在アジア2次予選は8ブロックに分かれて進行しており、各組1位と2位の内4か国、計12か国が2つのブロックに分かれ上位2位がロシアWCへ出場という流れ。現在の各ブロックの1位。
　
　A組　サウジアラビア、UAE（2位）
　B組　オーストラリア
　C組　カタール、香港（2位）中国（3位）
　D組　イラン
　E組　日本、シリア（2位）
　F組　タイ、イラク（2位）
　G組　韓国
　H組　北朝鮮、ウズベキスタン（2位）

　F組、タイが1位とは驚き。H組もウズベクををおさえて北朝鮮が1位。まーでもだいたいこの中から12か国が絞られてくるのは間違いない。

2015.11.5 FIFAランキング（アジア）


　2次予選とは比較にならないほど熾烈な戦いになりそう。2次予選のように完全に引いた相手とやるより日本の本来の力が発揮できるかもしれませんが。
　今年最初にあったアジアカップが獲れなかったのはほんと残念だった。コンフェデの道も断たれた。アジアカップの予選リーグは盤石の戦いだったし、決勝トーナメントでPKで敗れたUAEにも内容は圧倒していた。短期決戦でメンバーを固定して戦い、最後に選手の疲労が出てしまった。
　今年の日本代表のMVPはやはり本田かな～。結果も出すし、精神的な支柱となっている。来年もミランでの動きも含め本田の動向は注目される。2018年6月開催のロシアワールドカップまで本田が日本を引っ張れるのか？本田自身も言ってたけど、自分を脅かす選手が出てきていないのは確か。エースが俊輔から本田に移っていったときも、本田は年下にもかかわらず本田は臆せずガンガンにアピールした。そんな選手は今のところ、たしかに見当たらない。
　個人的なベストゴールは4月のウズベキスタンでの宇佐美のゴール。その後、もっと量産するかと思ったけどいまいち代表で結果が出ない。こないだの金崎のゴールも素晴らしかった。そしてドイツでのってる武藤。来年はさらに進化しそう。柴崎も頑張ってほしい。
　2016年も日本代表を応援していきましょう！選手の皆さん、今年も楽しませてもらってありがとう！