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ロシアWC・アジア最終予選8戦目、対イラク、アウェー。選手起用と交代に疑問が残る試合。

2017年06月15日 | 日本代表(サッカー)
 アジア最終予選、2ndレグの3戦目、アウェー・中東でのイラク戦。アウェーでの戦いに、常に危機感をもっている発言をしていたハリルホジッチ。
 メンタル面、フィジカル面も含め、要は日本代表はアウェーに弱いという認識をもっている。選手がそこまでアウェーに苦手意識をもっているかはわからないけど。
 そしてやはり、いつもの日本代表のサッカーができなかった、させてもらえなかったというのが今日の試合の印象。この前の親善試合から負傷者続出も影響している。
 1週間前に、このイラク戦に向けてシリアとの親善試合も組めて、そこはよかった。が、そのテストマッチの内容もよくなかった。
 全体的に、選手の動きが重く、連携もイマイチだった。
 課題が見えただけに修正して本番に臨めれると思っていたが、そのテストマッチで、主力の香川、山口蛍が負傷してしまうという。
 そして香川に代わりと思っていた清武がそもそも招集されていないという。
 これまで吉田麻也と組んでいたCBの森重も召集されず。この間まで代表の正GKの西川も呼ばれていないという。
 さらに日本で彼以上のテクニシャンはいないと思う宇佐美も、今回のイラク戦には同行していないし。
 Jリーグほとんど見てないので、落選した選手の最近の動向はよく知らないのだけど、
 ハリル曰く「より良い選手が代表に入る資格がある。どの選手にも門は開いている。ただ、パフォーマンスが良くない時に自分のポジションがあると思ったら、それは間違いだ。今までの監督とは違うかもしれないが、これが私のやり方」。
 しかし、今日の結果を見ると、今回の選手起用に疑問符だわ。
 そんな中での先発とフォーメーション。
 


 シリア戦で試した1ボランチではなく、いつも通りの2ボランチ。
 これは山口蛍の離脱によることが大きいと思います。結局、シリアとの親善試合のフォーメーションと変わってるという。
 ただしWC予選のガチ試合で初スタメンの昌二と吉田のセンターバックは、前回のテストマッチの効果は感じた。
 原口のトップ下が最大の驚き。ボランチは、今野はおらず、若手の井手口と遠藤航。

 前回、ホームでのイラク戦も楽な試合ではなかった。今回、イラクはWCの切符は失っているけど、フィジカル強いし、早めのクロスや前線では強引にガンガン来るチーム。前回のホーム戦も負けに等しい同点試合を覚悟したけど、山口蛍のロスタイムの劇的ミドルで勝ちをつかんだ。イラクにとって天敵の蛍がいないのも嫌な感じだった。
 
 前半から、イラクが主導権をにぎる。基本、ハリルはアウェーでは、高い位置からプレスにいかず、ブロックで守る。
 敵がハーフウェーラインを超えてからプレスに行く感じ。日本は我慢の時間帯が続く。
 そんな中、前半8分、パスを受けた大迫がPA内にドリブルで切り込み、相手DFが奪いに来るも粘る。そのこぼれ球を原口がひろいすぐにシュートで相手GKがはじいてコーナーキック。その本田が蹴ったCKを大迫がバックヘッドで決める!!
 押されていた中での、かなりいい時間帯での先制ゴール。
 でも、今日でけっこう認識したけど、日本代表早い時間帯で先制すると、その後あまりいい展開ないな。その利をいかす戦いができないという。
 日本は、前半シュート2本で終わる。

 後半、日本代表、もう少しギアUpしてくるかと思ったけど、全然よくならない。
 それでも部分部分、大迫にパスが渡りドリブルで切り込むけど、ボールタッチが大きくなるミス。
 今日は、左の長友はほとんど上がれず、右の酒井宏の上がりが良かったけど、大迫との息が合わない。
 めずらしく大迫も怒るシーンも。
 PA内で相手DFに倒されたのも微妙な判定。大迫の1トップは存在感あった。 
 期待の久保はいつもの動きとは程遠い。シリア戦でキレキレだった乾を起用しないのも不思議ちゃん。
 プレスが後手後手でボールがとれない。セカンドボールもとれない。
 ただ吉田、昌二のセンターバックは高さでも負けず跳ね返したり、ラインをあげてオフサイドもとれていた。
 二人のコンビネーションもシリア戦からすごく修正できてる。

 後半15分以降、選手の動きはさらにおち、各選手の体が悲鳴を上げる。


 
 後半17分、まず脳震盪を起こした井手口が退き今野と交代。井手口は初出場、初先発とは思えない動きだった。
 それから後半25分、原口も退き、倉田がIN。
 原口、トップ下だろうと前半からアグレッシブに攻守に動いた。パサータイプではないけど、新しいトップ下の動きをみた。香川と違ってディフェンス力があるから、この位置で奪って、さらに自分で切り込みシュートまで打てる能力がある。ただパスの精度は清武の方が上だと思う。
 普通なら清武が入るべきと思うのに、まだ世界レベルではない(と思ってる)倉田が入る。
 さらにこの原口の交代は最初から想定していたのか。原口、こんな中東の猛暑でもいつものように攻守に動き回った。さすがに90分持たないよな~。
 2枚目のカードをこの時点で切ったため、さらにこの後の展開が厳しくなる。(この後、酒井宏も負傷交代)

 後半27分、体だけでなく脳も疲労困憊しているのか、これまでどれだけ連携を深めているのかと思う、GK川島と吉田麻也のボール渡しがうなくいかず、こぼれたボールを相手に押し込まれ同点。この時間帯での同点はきつい。

 最後の最後に本田の所にいい感じにボールがきて、本田も渾身のシュートを放つもキーパー正面。
 1-1の同点で試合が終わる・・・

 敵地で勝ち点1をとり、勝ち点も積み上げ単独首位にたつけど、勝てる試合だっただけに後味が悪い。
 アジア最終予選も残り2試合。しかし、日本代表はまさに上位2チームとの直接試合。 

 第9節 8月31日(木)
 日本 19:35 オーストラリア [埼玉] 日本代表はホームで、オーストラリアを迎えるわけだけど、この前の豪対サウジ戦見ると、オーストラリアの迫力あること。前、戦っていた時あまり怖さを感じなかったけど、その時より強くなってないか?オーストラリアに関しては、ホームだから有利とかあまり感じない。楽な試合にはならないと思う。
 引き分けもありえる。ただ現在の日本チームのコンディションは最悪だから、立て直しの時間が持てるのは救い。でもその間に親善試合ないんだな。
 にしてもオーストラリアが、イラクとタイに引き分けに終わり勝ち点が積み上げれてないのが今更ながら大きい。
 でサウジは敵地でUAEと。UAEに頑張ってほしいな。サウジも楽には勝てないと思う。
 
 第10節 9月5日(火)
 サウジアラビア vs 日本 でまた中東でのサウジ戦。オーストラリアに勝てていなかったら相当追い込まれた状況での戦いになる。前回は快勝だったけど、サウジの攻撃力はこわい。
 オーストラリア vs タイ 豪は楽勝でしょう。
 
 前ザッケローニとは正反対のように、選手を入れ替えまくるハリルホジッチ。競争意識はわかるけど、ある程度のバランスというものもあると思うんだけど。今回の清武の代表落ちはよくわからない。
 今日の勝ち点1は、サウジアラビア、オーストラリアとの直接対決を残す日本にとってはあまり意味を感じない勝ち点。勝利していたら相当ちがった。
 ハリルのいうように、オーストラリア戦が決勝戦という気持ちで、負けたらロシアWCに行けない位の気持ちで向かってほしい。
 頑張れ日本代表! 

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