グリム童話

最近の夜のお楽しみは「グリム童話」を読むこと。歯みがきも寝る前のトイレも済ませたら、子どもたちは布団にもぐってお話を聞く。４歳の次女にはちょっと早いかもしれないが「目をつぶっててごらん。絵が見えてくるから」と長女に言われて次女はじっとお話に耳をかたむけている。時には恐くなって私の服をぎゅっと握りしめたり、「え？」と驚いたり、ホッとしている様子が読み手の私にも伝わってくる。

最近、学校のママさんと話していると不安になることがよくあるの。家に遊びに来る子がお菓子や冷蔵庫を勝手にあさったり、我がもの顔で寝そべってゲーム三昧だったりと「相当マナーが悪い」らしい。しかもそれが「稀」ではなく「そういう子が増えてきた」そうだ。親が子どもに関心がない反面、お金はどんどん与え、希少価値のあるムシキングのカードに１万円を費やしたりする（買ってあげる）とのこと。
中学１年の女の子が夜１２時まで遊んでいても叱らない親。中には（現役中学生で）妊娠したのに８ヶ月まで本人も親も教師もそれに気付かず、「産まざるをえなくなった」子もいるらしい（産まれているはずの赤ちゃん、ちゃんと育ってるかなぁ）。
何も落ち度がないのにクラスの子にも部活の先輩にも陰湿にいじめられ、親に「学校に行きたくない」と訴えたら「学校を休むな」と一蹴され、今も学校に通っている子がいるという…。
共通して言えるのは、その子たちの親が「子どもに無関心」ということ。今現在も苦しんでいる子がいると思うと心が痛むよぉ。私にはどうすることもできないジレンマで気持ちがどんよりしてしまう。

こういう日は、いつもよりたっぷり時間をとって「お話」の世界に浸りたい。絵本（童話）に助けられてるなぁ…と感謝です。