ばん馬のいる風景-BANEI Photo Gallery -

ばん馬や馬文化のコラムと少し写真。

ばんえい本のご紹介2020 その5 資料編

2020-12-01 19:05:52 | ばんえい資料
ばんえい本コーナー。今回はさまざまな資料について、です。
現在から歴史的なものまで、PDFで見られるものもあります。

■歴史資料編
「北海道輓曳競走」「ばんえい DRAFT RACE」
北海道市営競馬協議会によって作成された会報が、馬主協会のサイトからダウンロードできます。
昭和46年4月~平成元年3月の19号まで。

以前も紹介しましたが、
「ばんえいまんがどくほん  創立10周年記念出版」(内田靖夫、北海道市営競馬協議会、1978)
ここのページの一番下からダウンロードできます

「10周年記念誌『THE BANBA』」2017年
帯広単独開催10周年を記念した冊子。存続から今日まで、また開拓、軍馬についても触れられています。ここで読めます http://www.banei-keiba.or.jp/db_digitalcontent.php

ほか、絶版になっているもの

「馬産王国・釧路」(寺島敏治、1991、釧路新書)
釧路種とか、釧路の馬産についてまとめられています

「北海道の競馬」(北海タイムス社、1975)
ホッカイドウ競馬、中央競馬北海道開催、ばんえい競馬についてまとめられた本。グレーな歴史も包み隠さず書き記しています。すごく重要…

「名血名馬」(1982)
当時の種牡馬カタログ!! 二世ロッシーニとかがいます。素晴らしい歴史です…

その他資料になりそうなものは、
・主催者や馬主協会、各地の馬事振興会などの記念誌
・毎年主催者が出しているカレンダー → 写真で名馬の姿を見られるんです。
・市場名簿、種雄馬名簿など…
このようなものはどれだけ残っているのかな。
帯広市図書館にも、昭和○年種馬名簿、とかあってびっくりします。北海道の図書館ならちらほらとあるかも。

馬関係の古書は、競馬専門古書店「蓑虫屋」さんへ!
ばんえい関係は、今はほとんどSOLD OUTですな…
自宅にある方!! ほしい人はいます!! 資源回収に出さずにぜひ蓑虫屋さんへ!!

■日本馬事協会の資料
サラブレッド以外の馬を担当している「馬事協」。サラでいう日本軽種馬協会(JBBA)みたいな感じといえばいいかな。ばん馬もここに含まれます。データベースもあります。
資料はリンク先がわかりにくいので直でご紹介。
馬の統計&資料
 日本馬事協会(農水省もあり)が発行している繁殖、生産等の資料
種雄馬名簿
 毎年のおたのしみ
普及啓発パンフレット類 
 絵本で馬を紹介したものがたくさんあります。一部ダウンロード可!
馬事協会便り
 2008年10月から2011年3月まで、年2回発行されていた冊子です。ばんえい存続後の幅広い馬の話が掲載されています。
「ホースメイト」
 1990年12月創刊、2008年3月の53号まで発行されていました。昔は残りを販売していたけど、今残っているのかなぁ。

■その他、論文を調べてみる
各大学の論文を調べると、たまに重種馬について書かれたものがあります。
たとえば、北海学園大学の古林英一先生や帯広畜産大の柏村文郎先生など、競馬や重種馬について書かれています。
北海学園大学の古林英一先生はホームページで公開してくれていますね!
畜大は帯広畜産大学学術情報リポジトリで! ハマるやつや…
北海道以外でも獣医学部で重種の研究をされている方っているんだなぁ。と気づきます。

日本ウマ科学会の学会誌 Hippophile(ヒポファイル) というのもあります。


■JRAはすごい
サラブレッドの文化のおかげで、ばんえいも楽しめていると思います。
一時期馬事振興ばりばりだったおかげで、いろいろと残っている…。
馬事振興への取組み

博物館、調べ物をするところ。今はコロナウイルス感染症防止のため閉館、または入場が制限されています。
馬の博物館(横浜市・根岸競馬場跡)
JRA競馬博物館(東京競馬場内)
Gate.J(新橋と梅田)

博物館を運営する外郭団体の「馬事文化財団」YouTubeには馬の祭りを紹介する番組もあります。

発行物といえば「優駿」ですが、ばん馬はほとんどなし。
むしろ昔発行していた「馬銜 MORS」が、馬文化ばりばりでよかった…
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