小旅行の小部屋

カメラだったり、歩きだったり
基本カメラを使って何か撮る。

黒門亭

2006年01月22日 | 落語
小児鍼の勉強会の後は上野黒門亭に向かう。
ここ最近のお約束のコースだ。

本日の番組。
光る若手と付添人・その23

前座 柳亭市郎:たらちね
入船亭扇里:紋三郎稲荷
桂 笑生 :お祭佐七
橘家 半蔵:お血脈
柳家喬之助:子別れ

入りは8割位かな?
今回はお目当てなし。
勢いのある二つ目探しが目的。
さん喬師のお弟子さんの喬之助さんが「子別れ」を熱演!!
三部作の長い噺なんですが、中から下を熱演。
ちなみに上は「おこわ」
中からなんで、熊五郎が吉原から帰ってきたところから始まる。
長い噺なので、あまり寄席では聞けない。私は聞いたことが無い。
普通は「下」の部分だけをやることが多いらしい。。。
実に熱演で聞くほうも引き込まれる。。。
さすがはさん喬師のお弟子さん。上手い。当たりです!!
褒めちぎります。
意外と面白いエピソードを聞かせてくれたのが、笑生さん。
演目は「お祭佐七」と言う、まったく聞いたことはもちろん予備知識も無い、まったく初めて聞いた噺。
ネタだしをしていたから演目が判ったと言う感じ。
この噺を誰に稽古をつけてもらったかと言うと、あの。。。
「川柳川柳」師匠。
ガーゴン、ジャズ息子しか高座にかけることが殆ど無い師匠である。
この方以前円生直伝の「首売り」をこの黒門亭でかけましたが、
名人六代目三遊亭円生師のお弟子さんなんですね。
この噺を聞いて益々川柳師匠の正統派の「古典」を聞きたいと思った。
いや、でも、笑生さんも面白かったですよ。
黒門亭は元々実験的な若手の勉強の場を目的としていますからね。
話が前後するけど、前座さんの市郎さん、まだ正面が切れていない感じがした。
入門したてなんですかね??
たらちねの長い嫁の名前をきちんと言えていました。
よくこんな長いの覚えてられるね。稽古はきっちりやっているんでしょうね。
なんか注目したくなる感じがした。
さて、最初は入船亭扇里さん。演目は「紋三郎稲荷」
まぁ、調子に乗って稲荷になりきって籠屋をだまし、旅籠の主をだまし、参拝客から賽銭まで騙し取る噺。
サゲも良い。
きつねに人間はだますのが上手い!で終わる。
逆さ落ちになるのかな?
付添い人は橘家半蔵師匠。演目はお血脈。
なんか、本題なんだかくすぐりなんだか境界が良く分からなかった。
噺自体はぼけた感じでしたが、この噺サゲが強烈なんで、終わるのはすっきりする。
普段の寄席では持ち時間の短い二つ目さんのこういう噺が聞けるのが黒門亭の醍醐味!!
実に良い噺を聞けた。
黒門亭が面白い!!
たまに外れるけどね!
黒門亭を出ましたら、向こうから「柳亭こみち」さんが走って来ました。
なにか協会に急ぎの用でもあったのでしょうかね??

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2 コメント

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すげー。 (coe)
2006-02-23 03:01:22
ウチも早く噺のタイトル分かるようになりたいです。
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そ・れ・は (管理人)
2006-02-24 22:57:58
この会はネタ出しだったからです。

お祭佐七なんて、聞いたことないですよ。

演目がすぐにわかる噺なんてお約束の噺ですよ。
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