小旅行の小部屋

カメラだったり、歩きだったり
基本カメラを使って何か撮る。

歌丸・花緑・三三 三人会 

2012年04月01日 | 落語
と言う事で、自転車仲間と落語会。

落語みたい、と言うリクエストにお答えしてチョイスした落語会がこの会。

おそらく、正統派の古典落語をやると思って落語らしい落語が聴けるかな?と思ってチョイス。
花緑師匠が少し崩してくれる事を期待をしたり。

と言う事で今日のプログラム。

柳亭小痴楽 新聞記事
柳家花緑   二階ぞめき

お仲入り

柳家三三 長屋の花見
桂歌丸   紺屋高尾

と言う内容。
前座無しの、芸協の二つ目さんからでしたね。
この新聞記事も久しぶりだなぁ。
オチがわかり易くて良かったのではないかな??
芸術協会さんの落語家さんも聞く機会が少ないからこう言う所でないとなかなかね。。。
寄席に出てるけど、どうしても協会に偏ってしまう。。。

そして、花緑師匠。
この人が最年少真打に上がった記事を読んで社会人一年生の僕は一つの目標にした人物。
そして、その記事を読んで落語に興味を持ち当時池袋演芸場でやっていた「ちすじが一匹」と言う会や似た会に足を運んだのです。
そこから、落語の面白さに嵌ったんですね。
師匠の先代小さん師からそのお弟子さん、孫弟子さんと広がり、仲良しだった新潟(現白鳥師)さんから円丈師とそのチルドレンと。。
当時ネットが無かったからね、地味に噺を覚えて行ったものです。

その師匠、ちょっと芸風変わった??
そんな感じのマクラ。ポスト小三治を狙っているのか??実に面白いマクラでしたよ。
空港でテロリスト扱いを受ける話題とかね。
本題の二階ぞめきもナイスな若旦那で、良い味出してます。
この人と、菊之丞さんの若旦那は対極にあるような感じもします。
パワフル系??元々こんな芸風だったかなぁ??
でも、久々の花緑師。やっぱ最高です。
小さん継いで欲しかったね。

そして、中入りを挟んで、三三師。
ホール落語で師匠を見るのは始めてかな。
持ち時間たっぷりで長屋の花見。マクラもそこそこで。

トリは歌丸師。
ネタは紺屋高尾。
花緑師が二階めぞきだったので、まさかの吉原ネタですね。
個人的には、吉原のお作法は今の人には分かりにくいから、もう少し分かりやすい噺を持ってきて欲しかった。
いや、俺は分かるから良いんだけど、初落語の方を連れてきたのでね、あくまで個人的な諸事情での話し。
与太郎とか甚平噺が良かったんだけどね。
まぁ、それは個人的事情なんで置いておいて。
流石ホール落語のトリだけに大ネタです。
紺屋高尾。
これ、実話が元になっていると聞いた事がある。
所々に入れるくすぐりが良いアクセントになって楽しく聴けた。

そんな感じの落語会。
初落語、楽しんで頂けましたか??

吉原のお作法に馴染みが薄いと思いますけど、バランスの良いネタだったかと。
付け刃に若旦那、長屋、吉原とお約束のバランス。

そして、玄人を唸らせる、紺屋高尾と二階ぞめきのつながり。。。
歌丸師匠の粋なチョイスが伺えます。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
未経験 (koga松前)
2012-04-01 22:46:11
お尻が・・以外は満点に楽しめましたよ~
返信する
それは。 (本人)
2012-04-02 14:12:43
良かったです。
自転車のサドルよりは快適かと思うんですが。。。
動けないのがあれですかね??
返信する

コメントを投稿