小旅行の小部屋

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基本カメラを使って何か撮る。

4月14日 さん喬・談笑 二人会 in 青山草月ホール

2012年04月15日 | 落語
これは聴きたい、観たい。
と思って、即ぴあで先行抽選に申し込む。

当選。うれしかったネェ。

さん喬師匠も、談笑師匠も好きな噺家さんですからね。

しかも、座談会アリとの事なのでなお更です。

この2人、落語のアプローチが対照的で良い感じです。

古典の良さを引き出す努力をしている、さん喬師匠。

対し、

古典の面白さの一点を掘り下げ面白さを追求している、談笑師匠

と言った感じかな??

そんな訳で、行って参りました。青山は草月ホール。
「柳家と立川3」
なかなか良いホールでしたよ。
3って前に二回あったのかな??
誰が出たんだろう??その点も気になるね。

では、演目を。

立川 吉笑 狸の恩返し過ぎ
立川 談笑 ガマの油
柳家さん喬 天狗裁き
座談会 さん喬・談笑

お仲入り

立川 談笑 金明竹
柳家さん喬 幾代餅

開口一番は談笑師のお弟子さん。二つ目昇進が早くて話題になりましたね。
師匠のように、一点に着目して、狸がもっと律儀で義理堅かったらどんな噺になるかな??
と言った感じのたぬきの札・改ですね。

談笑師匠はちょっと自虐的なマクラを振りつつガマの油へ。
もちろん口上はスペイン語バージョン付き。
ちなみに私は真打バージョンでもある。
二つ目時代に聞いている。
師匠のテンションの差か、キャリアの差か面白さ倍増でしたよ。

で、談笑さんの話を汲みながらのマクラは流石です。
そして、天狗裁き。
これは、ベストオブ「天狗裁き」でした。最高。
この間は柳家の真骨頂みたいな感じですよ。
夢の話を聞かせてくれと言うフレーズの演じ分けが絶妙でカワイイのだ。
このかわいさにやられちゃった感じ。

そして、座談会。
これは、ホント面白かったんだけど、さん喬師匠の会場との一体感を外に出す必要はないでしょ。
と言った発言に妙に、その通りだ。と思ったので割愛。
でも、ちょっとだけ感想を。
談笑師匠の質問を談笑師匠の想定よりおそらく視野が広くスケールが大きかったと思う回答に感激していた客と談笑師匠。
さん喬師匠、器がデカイ。

あと気になるのは、さん喬師・権太朗師が談笑師匠に言った訳ではない「外連」その時居た若い噺家の事らしいが、誰を指していたのか??
気になるね。。。

そして、中入り後。

談笑師匠は金明竹。
与太郎を崩す場面で、今日はこの位にしておけ。にウケる。 

そして、談笑師匠の金明竹に対し、ぶつけて来たのが、幾代餅。
この幾代餅は、紺屋高尾を含めて、またしてもベストオブ「幾代餅」(紺屋高尾と幾代餅は殆ど同じ噺)
6代目襲名はこの人でも良かったのではないかな?と思うくらい今日の師匠は乗っていた。
談笑師匠との掛け合いが実は心地よかったのではないかと推察。

談笑師匠は自身のツイッターで
ジャンジャン独演会をして欲しい落語家。と評していたけど、
俺は、全ての出演者と客を最後に優しく包んでくれる包容力は寄席のトリでこそ活きる気がする。
もっと、主任を務めて欲しいですね。
もちろん、独演会や二人会でも魅力的だと思います。

さらに、大好きな落語家が一人増えたとも発言していたので、今後またこの2人での会があるかもしれないですね。
是非、やって欲しいです。
この組み合わせ、実は最高かも。

この日の客層が正直分からなかった。
談笑師贔屓とさん喬師贔屓の割合。
半々位か、どっちって訳じゃないけど、落語好き、あるいは両師匠共に好きだ。と言うお客。
ここ最近では、演者とお客の一体感度は1番だった感じがした。
心地良い空間でしたよ。

青山最高!!


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