今回の畑行きで期待と不安とが半々、だったのが土筆。
約2週間前にはあまり顔を出していませんでしたが、それから気温が高かったりしたので、豊作(と言うのだろうか?)も期待出来るけれどもしかしたら
成長し過ぎて食べるのには不向きかも・・・という不安が頭をよぎります。以前そういうときがあって、あぁがっかり・・・な事例がありましたので。
到着後荷物をそそくさと片づけ、ビニール袋を手にいざ出発。前にも書いたよく出る他人様の休耕地へ行ってみると、おっ!あるある~!!
前日雨だったこともあって、いい感じに伸びている土筆があっちにもこっちにも!
相方とふたりで食べるだけなので、そんなに採っても後のはかま取りが大変なのに、ちょうどよさげな土筆を見ると採らずにいられない、欲の深い女(苦笑)。
ある程度採ったところで自分にブレーキをかけて、他にちょっと頃合いを過ぎてしまっているけれどこぶりなふきのとうを数個摘んで帰宅。
欲が深いので、伸びすぎたものも混ざっていますが(苦笑)、そのときの全収穫。
こういうちょっとした作業をするとき、新聞紙って惜しげなく使えていいんですよね。
ちまちまとしたはかま取り作業にかなり時間がかかりました。当然指先は真っ黒け。
いつもなら下茹でして卵とじコースなんだけれど、他にどんな食べ方があるのか気になって検索したら、下茹でしないで炒め煮にするというのを見つけました。
これならよりお手軽そう、と思ってトライ。
もちろんほろ苦さたっぷりです。でも油で炒めてあるので思ったより気になりません。ほどよいほろ苦。
味つけはしっかりめなので、ごはんのお伴にもちょうどよい感じ。私は卵とじよりこっちのほうが好きかも。
レシピではオリーブオイルとありましたが在庫がなかったのでごま油で。でも油ならどれでも大丈夫そう。
翌日、相方がやっぱり卵とじも・・・と言うので、再び土筆を採りに出かけました。
が、しかし
朝の冷え込みがかなり厳しく、起床時は霜で真っ白な状態だったため、一旦凍って解けたという状態の軸がふにゃふにゃになったものが大勢を占めていました。
一応採って持ち帰ったものの、はかまを取る段で廃棄しなければならなかったものが大半以上あり、残ったのは前日の四分の一程度。それでも二人分の
卵とじならなんとかなるかくらいの量はありました。
自然のものはそのタイミングを逃したら翌シーズンまで出会えません。だからこそその季節が待ち遠しいというもの。
四季を通じて店先に並んでいるので、いつが旬だか季節だかわからない食べものが多い現代だからこそ、土筆やふきのとうみたいに春先限定なものの価値は
相当高いような気がします。