その昔、20年ちょっと前あたりでしょうか、川柳を少々かじっておりました。その初期に作った拙句に
春の陽に 桟の埃を嗤われる というのがあるんですが、今頃の季節になるとその句を実感しつつ思い出します。
というのも、我が家の台所は東に面していて、かつその先は70mほど建物がありません。完全じゃないけれど、要するに空き地。なので今頃になってくると
朝陽が遠慮なく入り込んできます。
春の日差しってかなり強いので、老眼鏡をかけていなくてもあちらこちらの汚れが目に入ってきますし、たまたま老眼鏡をかけていたらそれはそれはえげつない
光景が・・・・・・(苦笑)
私が子供の頃、春と言えば大掃除のシーズン。暮れの大掃除より春のほうが大々的にやっていた覚えですね。畳を上げて干して、などという、今どきの家では
そんな必要もないお宅がほとんどでしょうけれど。
本来なら築50年を超した我が家も、年に一度くらいは畳を上げて干したほうがいい、とは思えども家具を動かして、畳を運び出して、またその逆・・・なんて
無理無理~っ!というものです。
寒暖の差が激しい今年の春ですが、それでも体を動かすのにはいい気候になってきました。
そして、折からの外出自粛要請だし。
ということで、昨日の午後、春の日差しが真っ先に暴き出した台所の窓とその周辺の汚れに立ち向かいました。
一度にあっちもこっちもやろうとすると嫌気がさすので、まずそこから始めたのち、近くにあった風呂場の窓や勝手口の扉など、外側に面したところを
拭き掃除。雑巾使ったの久しぶりだなぁ、って言ってもうちの雑巾は古タオルを縫わないままですが。そのほうがサッシの溝の細いところの汚れも取りやすい。
荒神ほうきも使って、私としては珍しくゴム手袋もつけて挑みました。
拭き掃除のあと、落ち葉などが目についたので外周りを掃き掃除・・・って、順序逆にしたほうがよかったですよね、きっと。ま、いいや。私の他に誰もいないし。
学校休校が長引いて、親子で家の中で悶々と・・・というご家庭も多いでしょうけれど、家中の大掃除とか、模様替えなんかするのってどうでしょう?
もしかすると学年末でいろいろなものを整理して、ついでにそういうこともやっちゃった、というご家庭も既にあるかもしれませんね。
我が家はもう子どもは独立しちゃいましたけど、家の中で家族が共用するものの置き場所については、うちでは私がほぼ独断で決めてきました。
そのために、何かとものの在処を訊かれるんです。
私としてはわかりやすいように収納したつもりでも、思った以上にひとりよがりなところがあるんでしょうね。
相方がもっと家事をやってくれているのであれば、ものの置き場所についても相談して決めようかと思いますが、今のところ彼担当の家事はごみ出しくらい。
ちなみに彼は我が家ではごみ担当大臣で、今月から2年間、容器包装などの回収場所の立ち番が月1度くらいの割合で回ってくるんですけど、それにも出て
くれるとのこと。それについては非常にありがたいのですが、彼なりのゴミのまとめ方があって、少々小うるさいところが玉に瑕。言わないけどね(笑)。
私も今後、自分ゾーン、例えばこのパソコン周辺や台所などの収納などについて改善していきたいと思っています。意外に使いにくいことに気づかずに
収納場所や家具の配置をそのままにしている場合もあるみたいなので、イベントみたいにして家族でやれるといいでしょうね。うちじゃあ私単独ですから
大きな家具の配置換えは難しいですが。
おしまいに、やっと咲き始めたシンビジュームの写真を。
淡い緑色が瑞々しい感じ。花の付け根にわずかに蜜がつくんです。甘いんですよ。たまにちょっと失敬して指につけてなめています。一度相方が仕事で
お客様のところに飾ったあと戻ってきて、その後大事にしてきたもの。シンビジュームは比較的寒さに強いので、温室などなくても大丈夫なのでおススメです。