塩釜仲卸市場へ起こしになるお客さんへ必ず一度はする会話がある。
お客さん「ここの市場は津波来なかったの?」
俺「手前まで来て中には入んなかったんですよ。なんでもそこら辺に浮かぶ小さい島々がブロックの役目をして守ってくれたみたいなんですよね」
ってな具合。
そりゃ目の前が海だし塩釜の繁華街には津波来てるし、誰でも不思議がります。俺も不思議です。
この前地元ローカル番組で「波除け地蔵」が紹介されてました。七ヶ浜の馬放島隣にある島で、波よけのお地蔵様がまつられているとこから地蔵島と呼ばれているそうです。
でも今回の大津波で地蔵様は無くなってしまったのだとか。海岸沿いで比較的被害が少なかったここ塩釜を救った事実は、まさに神がかり的に近いと思うんですよね。
漁業関係者の負担だけでなく、塩釜市を挙げてまた建てるべきだと感じました。
今回の巨大災害では人間の力がいかに無力なものか思い知らされた。最後は神頼みになりまから。