乾物屋 塩釜仲卸市場 東商店

塩釜仲卸市場で宮城県産焼き海苔・海藻乾物を販売している東商店です。おいしい三陸産乾物通信販売店としてご利用ください。

最後の宮城県産海苔入札会。

2011-04-27 14:09:20 | ニュース

045 本日4/27日。最後の宮城県産海苔入札会が行われました。

3/11日以前に収穫された海苔です。

セレモニーで生産者代表の方がご挨拶されましたが、海苔の生産者には避難所生活をされている方も多くいて、現実的には漁業再開は多額の費用がかかるため大変厳しいようです。

それでも多くの義援金&激励の言葉を頂き、気持ち的には前向きになっている方もいると話されました。

現実問題、家も漁業施設も失った方の再建は簡単なことではありません。

我々の力など微々たる物ですが、商売が出来る環境が残った自分は、三陸宮城の海産物を少しでも多く全国へ販売していきたいと思います。047 

それが今の自分に出来ること。

入札場に行く途中のさくらを激写

何年後かにはを楽しめる余裕と「新物入荷しました」のお知らせが出来ることをお願っています

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底力で未来へ

2011-04-13 15:23:23 | ニュース

ここからは河北新報の記事を引用。

Yamoto ◎亡き親や仲間の志継ぐ/矢本浅海漁業研究会=東松島市

 「俺たちには海しかない。ここを離れるわけにはいかない」
 潮風の中で、若者たちは誓い合った。そこが家族や仲間の命を奪った場所だとしても。

 東松島市の大曲浜。宮城県漁協矢本支所のノリ養殖業者の2代目でつくる「矢本浅海(せんかい)漁業研究会」のメンバーが、変わり果てた「仕事場」に集まった。
 周囲に散乱する養殖用のいかだや網の残骸を片付ける。遠い陸の上まで何隻もの舟が打ち上げられ、無残な姿をさらしている。
 良質なノリの産地で「献上のり」の称号を得た。県内の乾のりを集めて毎年開かれる品評会で、優勝と準優勝ののりだけが皇室に献上される。矢本支所は1月の品評会を含め、6年連続で栄誉に輝いている。
 品質への自信と誇りを深め、産地の名をさらに高めようと張り切っていたさなかの大災害。激しい津波で養殖施設は壊滅的な打撃を受け、19人の組合員のうち4人が死亡、2人が行方不明となった。
 会長の阿部源史さん(36)も波にのまれ、帰らぬ人となった。養殖技術の研さんを積む活動を引っ張ったリーダーを失い、メンバーは立ちすくんだ。
 厳しい現実を前に副会長の相沢太さん(31)がメンバー一人一人に思いを聞いた。養殖業を続けるのか、海を去るのか。

 「ここでやめたら中途半端に終わる」。相沢裕太さん(24)はきっぱり答えた。地震の日、津波警報の中で海へ向かった父の最後の姿が忘れられない。「舟のことを心配していた。どんな時も養殖のことを考えていた」
 桜井健太さん(30)も父を失った。「父は息子が家業を継ぐことを信じて養殖施設の建て替えを計画していた。その思いに応える」と前を向く。
 「俺たちはいつか親に追い付き、追い越そうと頑張ってきた。成長する姿を見せられなかった無念さが逆に奮起させるんだと思う」。相沢太さんは言う。
 道のりは険しい。今も水が引かず、復旧作業を阻む。養殖施設の再建には億単位の金が要る。「投資額の少ないワカメの養殖から始めてはどうか」「一定の資金ができたらノリ養殖を協業で再開しよう」。メンバーは再起を懸けて議論を重ねる。
 思いがけない出来事があった。がれきの下から、今年の品評会の優勝トロフィーが泥だらけで見つかったのだ。
 津田大さん(24)は「頑張れというメッセージだと思う。いつか必ず、献上のりを復活させる」と誓う。
 全てを失っても、支え合う仲間がいる。海に生きる不屈の根性と底力が港町に希望の灯をともす。(成田浩二)

http://<wbr></wbr>www.kah<wbr></wbr>oku.co.<wbr></wbr>jp/news<wbr></wbr>/2011/0<wbr></wbr>4/20110<wbr></wbr>412t130<wbr></wbr>31.htm

自分は矢本の海苔はもちろん宮城県の海苔を中心に販売して生計を立てていました。それだけでなく三陸の海産物も多数販売してご飯を食べていました。

それがあの大津波で沿岸部の海産物施設はほとんど壊滅し、復興は長期化を余儀なくされた。在庫も乏しく、入荷の予定はもちろんめどすら立たず。今後何を売って商売をし生計を立てればいいか悩む。

でも各生産者のこういった「復興への誓い」は勇気付けられます。

何年後かに「新物入りました!」と全国の皆さんへ三陸の食材をお届けできる日を心待ちに、我々販売者も食いしばって生きたいと思います。

各業界の皆様へ。

それぞれいろんな事情で大変だと思いますが、皆で支えあい、不屈の根性で東北を新しい町へと甦らせましょう!

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大震災から一ヶ月。

2011-04-11 15:00:51 | ニュース

一ヶ月間がこれほど長かったと感じたのは始めて。

大地震から10日は停電で電気も使えず、何も出来ずにただひたすら時間が経つのを待っていたような気がします。二週間がたった頃水道が出た。何度水をもらいに長い列に並び、トイレを流す水を川へ汲みにいったことか。

それでも幸い家族も無事で、住む家も商売をする店舗も残った。

ありがたい。

まだ多くの被災者の方々が過酷な辛い生活を送っています。また行方不明の家族の痕跡を探す方々もたくさんいます。

TVで黙祷をささげる方々を見ると涙がこみ上げる。

学んだことが多すぎる。

これほどまでに普段の生活が贅沢で幸せだったと思ったことはない。

全国の復興へ協力してくださる皆様には心から感謝いたします。

ありがとう。

自分が生まれて住み慣れた東北・宮城県が、この経験を得て強く魅力の溢れた町に生まれ変わることを心から願います。

明るい未来を信じて一歩一歩進んでいきます。

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津波の脅威を忘れずに・・・

2011-04-06 15:47:07 | ニュース

3/11日・・・

突然大きな地震が襲った。地震の揺れがおさまった後の部屋はめちゃくちゃ・・・子供たちのことが心配でかみさんと二人で走ってまずは保育所に向かう。

外に出れば近所の壁は崩壊し、道路のいたるところに亀裂。途中で園長先生から「小学校にみんな非難したから」と聞かされ小学校へ向かう。

かみさんは学校へ、俺は近くに住む実家の親の安否を確認に向かう。親の安否を確認し、すぐさま学校へ向かうが雪がちらつきとても寒い。

耳を突き刺すようなサイレンの音「大津波警報発令中!直ちに高台に非難してください」と放送で繰り返し、道路は高台へ向かう車で大渋滞。

着いた小学校で家族全員の無事を確認できました。

地元新聞では安否がわからない子供の痕跡をがれきになった自宅から探す夫婦の記事や、家族を失った子供たちの記事が毎日載っている。

震災で肉親を失ったり、行方不明でまだ見つかっていなかったりしている方々は時間が止まったままだと思います。

自分は家族が皆無事で、幸せすぎです。そしてまだ言っていなかった言葉がある・・・

東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

行方不明の方々が一人でも多く、家族のもとへ帰れることを祈ります。

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未来はきっと来る

2011-04-05 17:24:09 | ニュース

お得意のすし屋さんの事です。

地震&津波で自宅兼店舗の土台が歪み、調査の結果取り壊しと赤札を張られました。

建て直しには多額の費用と時間が掛かるため、それまでの仮店舗を探していると相談されました。

被災で再建が難しく、いろんな人が廃業を考えてる中、こんな前向きな気持ちはうれしく思います。

復興への道はまず心から!

東北・宮城は少しずつ復興していますよ。

被災地東北のみんなが、何十年後かに「あの時は大変だったな」と笑って話せる日を心待ちにしています。

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