くらしのうつわ

信楽焼の窯元に生まれた娘の日記

嫁ぐ日の前夜

2011年10月22日 18時24分00秒 | 日記
明日は、妹の結婚式です

明日嫁ぐということは、今日が家で過ごす最後の夜です。

昼間は、家族みんな、ばたばたと用事に追われていましたが、日が暮れかけるとだんだん落ち着き始めました。

独身最後の夜。

・・・実はかつて、私も経験しました。残念ながら諸事情により、独り身に戻りましたが・・・



いろんな事がよみがえってきます。

生まれた時から、この土地で育ち、本当にいろんなことを経験してきました。

生まれた家を離れるということは、本当の意味での自立です。

明日からは、親はそばにはいません。

あれだけ、煩わしかった親の存在が、感謝に変わります。

この日になって、初めて思うこともたくさんあるでしょう。

けど、確かにここで生まれ、ここで育ってきました。この経験は、これから、一生の宝物になっていきます。

明日からは、ここは「自宅」ではなくて、「実家」になります。

寂しいけど、ずっとここには、いれません。

明日からは、自分で決めた道をしっかり歩いていくことになります。



今日は娘でいられる最後の日。

たくさんのことに感謝して、少し甘えて、自分の人生、進んでいってほしいですね。



妹の部屋の灯り。

明日からは、灯ることはなくなります。

灯りが消えるって少し寂しいですけど、仕方ないですね。


頑張れ

自分で決めた道は、間違いない。




本日のくらしのうつわ

里芋煮