くらしのうつわ

信楽焼の窯元に生まれた娘の日記

甲賀夏祭り

2011年07月31日 00時20分36秒 | 日記
今日は信楽のお隣町、水口町でお祭りがありました

お隣って言っても、同じ甲賀市です


信楽の火祭りと同じ日に開催されていることが多かったため、ほぼ初めてくらいの見物です

いろんな人に情報を聞きながら、仕事上がりに車をとばして水口へ


比較的スムーズに駐車できました

車を降りたら、フリー司会者のびびんばさんの美声が聞こえてきました。
その声のする方へ・・・

なんだか、楽しくなります

最近、お祭りに行くのは出店していたり、スタッフだったりで・・・
今日は純粋にお祭りを楽しむ気持ちになりました


会場に着いたら、人、人、人。
甲賀市もたくさん人がいるんだなぁって妙にほっとした気持ちで飲食ブースへ

食料調達班と子守班に分かれて効率よく動き、花火に備えます。

私は甥っ子の子守をしながら、お祭り気分です

ステージを見ると、ちょうどブラジル人の演歌歌手、丸山ルイスさんのステージです

甥っ子が「お歌聞きたい」と言うので、前のほうへ

ブラジル人とは思えない日本語で音域の違いを見せてもらえる素晴らしい歌声でした


浴衣姿の艶やかなびびんばさん

重たい甥っ子を抱っこしながら撮ったので、せっかくの美人がブレてしまいました
すみません

そしていよいよ暗くなり、花火のスタートです
会場から少し離れたところに陣取って、片手にビールは姉に任せて

もう、最高です

びびんばさんのカウントダウンが聞こえて、「ゼロ」と同時にスタート

花火の写真を収めようと・・・必死でしたが、甥っ子がびざの上に乗ってたせいか・・・
上手く撮れません


あれっ



あ~~~



なんだこれ



どうにか・・・こんな感じで・・・


もう、写真はあきらめて、素直に見るに徹しました

1500発の花火。
見ごたえ十分

たまには、のんびり花火見るのもいいですね


スタッフのみなさん、警備のみなさん、お疲れさまでした
おかげで、楽しく見物できました





本日のくらしのうつわ

豚肉のガーリックソテー









水口青年会議所

2011年07月30日 00時27分47秒 | JC
今年になって新たにはじめたことがあります

4月頃に、ひょんなことから「水口青年会議所」からお誘いが・・・

以前からちらほらお話も聞いていたのですが、興味もあり
理事長より、じきじきに熱いお話を伺いました。

そして、あれよあれよと入会へ

ま、何でも勢いって必要ですね

6月に新入会員セミナーを受けたばかりで、「青年会議所(JC)」については多くは語れませんが・・・


「修練」「奉仕」「友情」を三信条とし、JC活動を通じて若い人たちが集まって、自己啓発、修練を行い、地域に奉仕することによって、友情を育む場です。

同じ目的のもとで意見しあい、より良いモノをつくりあげていくんです。

「JC入ったら、大変やで~」ってよく言われますが、私はまだその域には達していないので、まだ他人事です・・・

この活動を通じて、どんな経験をしていくのか、楽しみです


さて、今日はそんな右も左も分からない新人達が集まって、打ち合わせです。

11月例会は卒業例会です。
JCは40歳定年制ですので、40歳で卒業なんです。

私達新人は、卒業例会の余興的なものを担当します。

演目は前回、だいたい決まっていたので、今日は具体的な打ち合わせです。
(演目の内容はまだ内緒です


あ~でもない・・・こ~でもない・・・

いろんな意見が出されます。

そのうちの一人が言いました。

「こんなくだらないことって言ったら失礼かもわからないけど、仕事以外のことで、こんなに言い合うのは、何年ぶりだろう。この歳になって、こんな事を他人と言い合うなんて。おもしろいね。」


そうなんです

この歳になってこんなこと・・・

皆、2ヶ月前までは全くの他人でした。
1ヶ月前に一緒に新入会員セミナーを受けた仲間たち。

まだ3、4回しか顔を合わせていない。


けど、演目も決まり、目的が出来たとたん、意見が言い合える

最初は緊張気味だった関係が、同じ目的ができることによってどんどん打ち解けていく


こうやって仲間って出来ていくんだなって思いました

私もこんな事するなんて思ってもなかった。

皆一緒です。


卒業例会まであと3ヶ月

せっかくするならいいモノ、つくっていきたいです。

何回も言い合いして、何回か喧嘩するかも分からないけど・・・

卒業していく先輩方に、少しでもいい思い出になってほしいですね


新人JCの個性豊かな仲間達





本日のくらしのうつわ

冷奴


グラジオラス

2011年07月28日 18時32分32秒 | ネコ


この花を見ると思いだすことがあります。



うちにはネコがいます

かつては5匹もいて、ネコ中心一家でした。


7月21日は「ちょろ」の命日
7月22日は「まる」の命日です


夏の花、グラジオラス

この花はそれぞれの棺にいれてあげました。

夏になると庭に咲きます。

この庭で育ち、一緒に遊んだ子たち


たくさんの思い出があります


それぞれの子にはそれぞれの生き方がありました


ちょろがいなくなってからもう6年。

まるがいなくなってから、まる1年。


この子たちの生きてきた爪あとがあちこちに残っています


たしかに家族として生きていました。

小さな命だけど、大きな存在です


この子たちの紹介はまた改めてさせてくださいね


怖がりのまるは去年、私の目を見つめながら旅立ちました。
あれから1年。


まるもちょろも楽しんでいるかな・・・


たまも、さいじろうも、私達も元気です





本日のくらしのうつわ

さいじろうとネコごはん

お稽古

2011年07月27日 22時24分55秒 | 日記

今日はお稽古の日です。

去年の12月ころから、茶道を習っています

茶道って・・・奥が深すぎる・・・


まだまだ・・・まだまだ・・・です



友達が8年?くらい前から茶道をしていました。
私も興味はあったんですが、なかなかこの敷居をまたぐことができずに。

けど、去年の秋、知人に抹茶碗を焼いている方がおられて(この方も強烈な個性の方です。またブログでご紹介しますね)、その方の即売会の店番を頼まれました。

そこで、抹茶碗って・・・

いずれは作ってみたくなったんです


そして友達に頼んで、茶道の世界を少し覗かせてもらうことにしました。



やっぱりすごいんです

茶道・・・抹茶碗だけじゃないんだ・・・

道具、掛軸、花器・・・この空間すべてに意味がある

たたみの目なんて気にしたことがなかった・・・
歩き方も分からない


今はまだお点前も、ひとつずつ先生に教えてもらいながら
前回出来てたことが分からない
なんてこともざらにあります


先生は「お作法は覚えるものではなく、身につけるもの」
とおっしゃいます。

何年も何年もかかって、何回も同じことをして、身についていくものなんだなぁ。


とりあえず、抹茶碗は二の次

お作法を身につけて、お手前が一人前に出来るようになって、
素敵な女性になりたいです



お稽古では失敗ばかりでおもしろエピソードが盛りだくさんです

またぼちぼちアップしますね~


今日は夏のお茶菓子

ほたるのお干菓子


そして今日の棚です



棚やお釜、茶道具は季節によって変わります。

お道具によってお作法が変わります。

せっかく覚えたのに、また来年・・・

そうやって身についていくんですね


お稽古の時間・・・仕事のことやいろんな事を忘れて集中できる大切な時間です。

私はこの時間が好きです。




本日のくらしのうつわ

なすびのたいたん


火まつり開催 2

2011年07月26日 20時05分49秒 | 工組青年部
こんばんは

今日は昨日の続きで「火祭り」です

7月23日土曜日に信楽で火祭りが開催されました

昨日は準備編でしたが、今日はいよいよ本番です


日も暮れてきて、いよいよかがり火に火が灯ります


「元火採火式」が新宮神社の本殿で行われます
白装束を身にまとった方たちがお清めの儀式です。

そして火祭り実行委員長より午前中に行われた「陶の火拝受式」でおこされた「陶の火(すえのひ)」をもって元火に点火されました


開会式のあと、いよいよ松明奉納です。

まず、大松明に火が点火されます

点火した松明をかつぎ上げると大きな歓声があがります

そしてスポーツ少年団代表、白装束の方々と順にスタートしていきます

写真は父ですが、早すぎて上手く撮れませんでした

次々に松明はスタートしていきます


神山 龍神会




新宮神社からまっすぐに伸びる駅までの道
沿道にはちょうちんが並べられ、その中をまっすぐに松明の炎の道ができます。

なんて幻想的な光景でしょう・・・

私は幼いころから、毎年火まつりを見てきました
けど、スタッフとしてこの光景を新宮神社の境内から初めて見たとき、すごく感動しました。

この炎を絶やしてはいけない。

この光景が信楽の歴史を物語っている気がしました。

改めて火に感謝します。


そして、すべての松明を送りだした後、花火が上がりました


スタッフしながらのお祭り。
写真が上手くとれません

・・写真撮ってる場合違うかっ仕事仕事
皆、汗だくでがんばっています。
進行部だけでなく、沿道部、終点部、みんなそれぞれ頑張りました

今年の火祭りも事故もなく、無事終わりました

また来年も頑張ろう



本日のくらしのうつわ

タンドリーチキン by Salon du グータン

火まつり開催 1

2011年07月25日 18時36分43秒 | 工組青年部

7月23日土曜日、信楽で「火祭り」が開催されました

早朝は雨が降っていましたが、準備の時間にはすっかりあがってました

私達、信楽陶器工業組合青年部は「進行部」担当です。
進行部では、松明奉納者さんの松明に火をつけて出発してもらうことが主な仕事で、受付も担当しています。

松明は新宮神社から出ます。

境内に大きなキャンプファイヤーみたいな点火台を作ります。

まずは穴堀りです


掘ったところに丸太を組んでいきます


コアを入れて


出来上がり


一番松明の大松明3本です



少し休憩して、15時から受付です

たくさん受付してくださいました

受付には信楽のマスコットキャラクター
ぽんぽこちゃんが奉納者の方を激励に来てくれましたよ


たくさんの松明


中にはこんな大きな松明を持って、山道を上がる方もいます



そして、日もそろそろ暮れてきて、いよいよお祭りのはじまりです。


続きは、次回アップします

お祭り準備って、本当に大変です
けど、皆さんに楽しんでもらえるよう、そして安全にお祭りを行えるよう、がんばらないと

子供のころから当たり前にあった「火まつり」

たくさんの人で作りあげているんだなって、スタッフをして初めて気がつきました
今年も新入部員の方が初めてスタッフ参加です。
先輩から後輩へ・・・受け継がれていきます。



本日のくらしのうつわ

冷やしうどん








火まつり

2011年07月21日 19時30分47秒 | 工組青年部

こんばんは

今日は昨日の続きでアップ出来なかった「火まつり」
についてです。

あさって、7月23日土曜日は信楽町のお祭り「火まつり」です。

信楽町長野にある愛宕山のてっぺんに、「火」の神様が奉られています。
同じく長野にある新宮神社から松明を担いで約2kmの山道を歩き、火の神様に松明を奉納するお祭りです。

信楽ならではの「火」。

焼物には欠かせません。

火に改めて感謝しなければいけません。


当日は

10時30分から 紫香楽宮跡(信楽町宮町)で「陶の火拝受式」が行われます。
この行事は神聖なる「火」をおこす儀式で、選ばれた者が「火」をおこします。

そしてその「火」を持って、

19時から 新宮神社で「元火採火式」が行われ、松明に点火する元の大きな炎になります。
その「火」をもらって松明奉納者の松明へと採火されていきます。

そして紫香楽太鼓の演奏とともに、奉納されていきます。

20時50分ころから、花火もあがります。

炎と太鼓と花火で見ごたえ十分です


奉納に際して、一番松明で、最初の見所の「大松明」が3本出ます

先日、青年部で作ったんですが、本当に大きい


大人3人がかりで縄を巻きました



私たち青年部は、お祭りのスタッフです

参加される方、見学に来られる方、皆様に安全に楽しんでもらえるよう、頑張ります

工組青年部スタッフはこのTシャツが目印です

私と先輩部員のおにいでデザインして、作りましたピンクは女子部員用です

松明奉納は誰でも参加できます。
当日15時から新宮神社げ受付開始です。

参加お待ちしています


本日のくらしのうつわ

マーボーなす  


信楽陶器工業協同組合青年部

2011年07月20日 19時41分36秒 | 工組青年部

台風、すごかったですね
皆さんのところは大丈夫でしたか?


今日は「 信楽陶器工業協同組合 青年部 」(工組青年部)
のお話です。


わたしは、この青年部に入会して今年で、まる3年。現在4年目です。
その名の通り、信楽で陶器を作っている方や後継者の集まりです。
いまだに女子部員1人でやっています

入った当初は男子の中にたった一人で、やっていけるか・・・不安でした。
けれど、皆さん、いい人ばっかり

気をつかってくれる人、口は悪いけどかわいがってくれる人、変なことばかり言うけどいろいろ教えてくれる人・・・本当に個性のきつい方ばかりですけど、楽しい人ばかりなんです

今ではすっかり気をつかわれることも珍しがられるとこもなくなりましたが、いい先輩や仲間がたくさん出来ました

皆さん、本当に立派に家業の陶器を会社としてに経営されていますし、家庭も立派に支えてらっしゃる。私なんて一緒に行動させていただくなんて、めっそうもないそんな方ばかりです。
けど・・・皆、不安なんです。陶器をやっている親のもとに生まれ、2世3世・・8代目とかの方もいらっしゃいます。古い歴史と伝統を保ちつつ、産業や技術の発展のため、自分の家族や従業員、そして信楽の経済を支えていかなければいけない。
現実は景気も悪いし・・・

皆、規模は違うけど一緒なんだなって思いました
私も好きで陶器屋の娘に生まれたわけじゃない
何回も何回も、いまだに・・・くじけそうになるけど、工組青年部の仲間達がいると思ったら、
根拠のない自信みたいなのが出てきて、また頑張れるんです

いつまでも、女子やから・・とか、自分のやりたかった仕事じゃないから・・・とか、
言ってちゃ駄目なんです

皆、ちゃんと現実と向き合って、前に進んでます

受け入れることから始まる

私はまだ始まったばかりです

やっぱりくじけそうになったりするけど、「今」は楽しいです

いっぱい失敗して、いっぱい恥かいて、進んでいきたいですね

部員の皆さん、またお世話かけます
よろしくお願いします


今日は「火まつり」ネタをアップする予定でしたが、長文になりました
タヌキさんみたいですね
「火まつり」まであと2日、またアップします

絵付け

2011年07月19日 18時38分00秒 | うつわ

台風ですね

朝から父が大忙し
おかげで、炎の味がまと信楽のおうちは完全防備
昔から、父は台風になると、大忙しで防災してくれます。
そのせいで、わが家は被害ゼロです


今日は久しぶりに絵付けのお仕事です。
・・年前に京都府立陶工高等技術訓練校で絵付けの勉強をしていました。
清水焼後継者とともに学んでいました。

・・年ぶりに持つ筆・・・

かなり久しぶりの感覚です。

信楽焼では「土もの」のせいか、あまり絵付けの習慣がなく、簡単な絵付けしかしてきませんでした。

書いてみると、手順とか、わりと覚えていました

けど・・・やっぱり上手にかけません

とりあえず何枚かは書いてみましたが、絵付けと呼ばれるにはほど遠い・・・

一応、アップしますが、笑ってください


焼き上がりは成功したら、アップしますね

上手い下手は別にして、やっぱり絵付け・・・好きだなって思いました




今日は、なでしこJAPANの凱旋帰国でしたね。
感動しました
なでしこのように、粘り強くあきらめずに、生きていきたいですね。
日本の女子はちっちゃいけど、強い

たくさん勇気と感動をもらいました

なでしこJAPAN、最高の笑顔をありがとう





薪割り

2011年07月17日 17時50分51秒 | 工組青年部
今日は、夏風邪をひいたらしく
朝から体調がよくありません。
連休になると体を壊しやすく、せっかくの休みを寝てすごしていることがしばしば・・・


朝から信楽陶器工業協同組合青年部で、のぼり窯焼成事業で使う薪を割る作業がありましたが、体調不良のためお休みしてしまいました
部長、部員のみなさん、すみませんでした


この薪割りは、毎年行われます。
以前は薪を買っていたらしいのですが、様々な事情のため?
自分たちで薪を割ることになりました。

作業は本当にキツイです
暑いし、薪は重いし、木のくずはあっちこっちから飛んできて汗ばんでいる体にひっついてきます
木にはいろんな虫がついてるし、ドキドキしながらの作業です。


けど・・・昔の人は、薪割り機なんてない時代は、本当に大変な思いをして、窯を焚いていたんだなって、分かりました。

今はガス窯や電気窯で簡単に窯が焚けます。

薪を割って、一本一本を大切に燃やして、窯を焚く。

思いのこもった深い品物が焼きあがります。

便利なことを知っていくと、ついつい忘れがちな事もあります。

先人の苦労を知る・・・なかなか深いですね

先人の思いを知る・・・伝えていかなければいけないことですね


今日のブログでは、薪割りの様子をアップする予定でしたが、不参加のため
写真なしで

9月には、のぼり窯に火が入ります。

またお伝えしますね