くらしのうつわ

信楽焼の窯元に生まれた娘の日記

信楽焼ビアカップ展

2012年06月21日 21時49分52秒 | うつわ
今、信楽、陶芸の森では、「信楽焼ビアカップ展」が開催されています。



信楽焼振興協議会主催の企画展です。

この企画展は季節ごとにテーマが決められています。

今の時期、ビールが美味しくなってきましたよね

ガラスのジョッキで飲む生ビールも、最高に美味しいのですが、陶器のカップで飲むビールも格別に美味しいです

信楽焼の陶器ならではの手触りと、口触り、そして何といっても、きめ細かいビールの泡が出来あがる土もののうつわ。

信楽の土ならではのあらあらしい表面に触れることにより、空気の粒子が出来て、よりクリーミーな泡が出来るそうです。

使えば使うほど、味が出てくる信楽焼のビアカップ。

展示会では、約600点ほど勢揃いしています。

炎の味がまのうつわもありますよ。



そして、今回はなんと、キリンビールさんが協賛してくださいました



レトロで懐かしいポスターも、ご覧になれますよ。


暑い夏に、美味しいビールに似合うマイビアカップを、ぜひ探しに信楽まで遊びに来てくださいね



信楽焼ビアカップ展7月29日まで開催です



本日のくらしのうつわ

ビアカップ


火祭り会議

2012年06月08日 00時30分41秒 | 工組青年部
今日は、来月信楽で行われる「火祭り」の会議でした。

毎年、7月第4土曜日に開催され、今年は7月28日(土)です。

信楽の愛宕山の頂上に火の神様が祀られ、燃えさかる松明を持って山の頂上まで登り、炎を奉納するというお祭りです。

信楽ならではの、炎のお祭り。

窯には不可欠です。

火に感謝し、改めて火の恩恵を感じる。

信楽は陶器の町です。炎を絶やしてはいけません。


そんなお祭りですが、毎年、予算減少が続き、ついには来年には大幅に削減されるそうです。

運営には、現実問題お金がついてまわります。

お祭り自体の運営が危うくなってしまっている現状に、随分意見が飛び交いました。


そんな光景を目の当たりにしながら、寂しい気持ちでした。

小さい頃から、当たり前にあった「火祭り」

夏の暑い日に、熱い炎を見ながら、すごく楽しみにしていたお祭りでした。

当たり前のことが、当たり前でなくなる現実に、どうする事もできないのでしょうか。

田舎の小さいお祭りでも、みんな楽しみにしています。

長年、代々続いている町の行事です。

伝統もあり、先人の想いがたくさん詰まっています。

火の神様に感謝する事。

個々にすればいいのでしょうか。

信楽という町全体が、火に感謝する日があってもいいように思います。


それぞれ、いろんな考えもあるでしょうから、何が正しくて、何が間違いとか、ないでしょう。


けど、現実問題、通常開催が危うくなっている事実はどうにも変えることができないようです。

今一度、この現実にしっかり個々が向き合わなければいけないのかも知れません。

私も、もう他人事ではないので、しっかり考えてみたいと思いました。







本日のくらしのうつわ

野沢菜チャーハン  うつわ:萩釉カレー皿

フォトチャンネル

2012年06月05日 00時11分40秒 | 日記
みなさん、ブログのツールに、フォトチャンネルがあるの、ご存じですか?

ブログに貼り付けた写真を見ていたら、実に多くの写真です

それぞれに、いろんな思い出がギュッと詰まっています。

ちょっとだけ、整理してみました。


私の「くらしのうつわ」ブログをご覧のみなさまも、共通の思い出がきっとあると思います。


良かったら、覗いてみてくださいね



TEIBAN展「信楽」

JC

お茶室

工組青年部

くらしのうつわ


まだまだフォトチャンネルにまとめておきたい写真ばかりです。

写真撮るのは下手ですが、残しておきたいものばかりです。

これからも、バンバン写真撮って、ブログに書留めていきますので、またよろしくお願いしますね

新しいお茶碗

2012年06月01日 23時41分56秒 | 日記
先日、お茶のお稽古へ行ってきました



季節はすっかり移り変わり、初夏のお茶室です。

お釜は炉から出され、お客様が暑くないように、お客様から離れた所へ移されます。

おもてなしの気遣いです。


この日は、朝から先生と二人でのお稽古です。

私のお点前が終わり、先生のお茶をいただきます。


そこで、

「このお茶碗でお茶をいただくと、長生きするよ」

と、お茶を点てていただきました。


聞くと、新しいお茶碗で、最初にお茶をいただいた人は、長生きするそうです。



このお茶碗は、喜寿のお祝いに作られたもので、贈られる方は焼き上がりを目にすることなく、ご逝去されたそうです。


貴重なお茶碗でいただくお茶は格別なものでした。



お茶室での静かな時間。


お茶碗や道具も、また人と人を繋げてくれます。

道具やお茶碗にこめられた思いも、そうやって、語り継がれていくのでしょうね







本日のくらしのうつわ

小松菜と油揚げのじゃこ煮