前道議の挑戦 その3

前北海道議会議員。
日頃の活動と私の“想い”を感じ取って頂ければ幸いです。

議会サポーター導入

2009年03月18日 | インポート

今日の北海道新聞。

栗山町議会が新年度から「議会サポーター制度」を導入することを伝えています。

空知管内栗山町議会と言えば、2006年に全国で初めて「議会基本条例」を制定したことで全国的にも有名です。

当時、私も共和町議会議員として「うちの議会に比べて、なんて素晴らしい議会だろう!」と思ったのを思い出します。(それ位うちの議会は改革が進んでいなかった・・・情けない)

その後栗山町議会には視察が殺到!

この先進的な取り組みは、「地方自治にとって大きな一里塚になった」と言っても過言ではないでしょう。

現在では日本各地の自治体で制定されていますし、私も道議会選挙では「議会基本条例の制定」を公約にして、訴えさせて頂きました。

道議会でもやっとその動きが出てきたようですが・・・どうなりますか

さて、今回の「議会サポーター制度」

この制度は、地方議会に詳しい有識者らに無償で政策作りへの助言や提言をしてもらい、議会の活性化を図る狙いがあります。

これもすごい!良い取り組みだと思います。

なぜすごいか。なぜ良い取り組みか。

それは「議会議員として何が最も大切か?」という点につながります。

私は議員立法で、町のための政策=条例を制定すること(『政策立案能力』)だと考えています。

そのためには当然事前の勉強・準備が必要ですし、相当な労力も必要とします。

ここでいわゆる有識者がいれば、法政大学の広瀬教授が言うように「議会の知恵袋」となるわけで、大変助かります。

また、「町提出議案に対し、議会としての考えをまとめる際などに助言を頂ければ」と議会事務局が話しているように、“プロ”である町職員に対抗するにも有効です。

これからの地方議員は財政上、定数だけ減らされる傾向にありますが、益々議員の資質が問われます。

それにしても、栗山町議会。

次々と先進的な制度を生み出す秘密はどこにあるのか?

議長のリーダーシップが素晴らしいのはもちろんなのでしょうが、各議員の意識も相当高い物があるのでしょう。

費用弁償(日当支給)の廃止さえも決められない道議会とは雲泥の差です。


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