今日は良いお天気の札幌市内。
雪も少し溶けてきました。
東京都議会では猪瀬知事の献金疑惑をめぐって、「百条委員会」が設置されるようですね。
猪瀬さん、観念した方が良いですよ。
海外調査報告、フランス編です。
3.フランス
フランスでは、ムーズ県ビュール地下研究所を訪れました。
フランスの最終処分の特徴は、粘土質岩(堆積岩)地帯に最終処分場を建設し、日本と同様に使用済み核燃料を再処理工場で中間処分してガラス固化体にしてから埋設するところです。
また、地層処分事業に「可逆性の概念」(処分事業全体を通じて、その中のどの段階においても、計画や実施に関するあらゆる段階あるいはいくつかの段階を元に戻すことを可能とする概念)を導入している点です。
国の公社である放射性廃棄物管理機関(ANDRA)の説明員と共に、500m地下の研究施設を実際に視察しました。
ここで得られたデータは日本への情報提供を行っており、“可逆性”の概念導入も含め、日本の参考になる施設であると感じました。
すでに低レベル・中レベルの埋設試験は行われていますが、高レベル廃棄物は2025年くらいの目途に試験が行われます。
また、最終的な地層処分は2060年頃になるとみられています。
こちらのANDRAもやはり、住民理解を得るためにPR活動はもちろん、徹底した情報公開を行っています。