古新聞

 何年か前の新聞記事 070110

071209 続く干ばつ 農産地崩壊も オーストラリア

2012-01-08 22:11:25 | 海外
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’07/12/09の朝刊記事から

続く干ばつ 農産地崩壊も オーストラリア
相次ぐ離農、工場閉鎖


昨年、「百年に一度」という深刻な干ばつに見舞われたオーストラリアが、今年も雨不足に喘ぎ、小麦や牛肉、ワインの生産農家が大打撃を受けている。
地球温暖化との関連も指摘されている干ばつは確実に増えており、同国が、先進国に温室効果ガス削減を義務付けた京都議定書を、急遽批准した背景ともなっている。

生産量42%減
同国政府は小麦など主要穀物の本年度の生産量が平年の42%減になると予測する。
原材料不足で地方の工場を閉鎖する食品メーカーもあり、地域経済は崩壊の瀬戸際だ。
飼料となる穀物の高騰で牛肉などの値上がりも続き、同国内の食品価格は過去1年間に約10%も上昇。
これが日本のパンや麺類、チーズなどの値上がりにもつながっている。

先の総選挙で政権奪還を果たした労働党のラッド新首相は前政権の方針を転換し、京都議定書を批准。
バリ島で開催中のCOP13にも出席し、「ポスト京都」の枠組みづくりにも積極的に加わる意向だ。
だが、その間にも干ばつは続き、「雨が降っても、元に戻すには数年かかる」(ハッキネンさん)と多くの農家は眠れない日々を送る。



071209 GPSで津波予測

2012-01-08 21:23:16 | 社会
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07/12/09の朝刊記事から

GPSで津波予測
到達10分前 探知も 国交省


国土交通省は2008年度から、全地球測位システム(GPS)を利用して、近海で起きた地震による津波を予測するシステムを実用化する。
沖合に浮かべたGPS付きのブイの上下動によって波を観測する仕組みで、最も速い場合には到達10分前には津波の発生が分かるという。
同省によると世界初のシステムで、津波の観測データを気象庁に提供し、沿岸の防災に役立てる考えだ。


2011/03/11の東日本大震災時には




071208 国後島に鋼材「輸出」

2012-01-05 20:06:32 | 社会
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’07/12/08の朝刊記事から

国後島に鋼材「輸出」
港湾改修工事に伊藤忠子会社が1300トン


ロシア政府が北方四島開発の重点事業として今秋から進めている国後島の港湾改修工事に、日本企業の輸出した大量の鋼材が使われていることが7日分かった。
違法ではないが、日本外務省は「ロシアによる島の不法占拠を助長する行為」として問題視し、残る工事での鋼材の使用を中止させるよう企業側に指導した。
今後の日ロ平和条約交渉の推移や、四島との経済交流の一部解禁を国に要望してきた根室市などにも波紋を広げそうだ。


北方領土での経済活動
日本政府は北方四島を「日本固有の領土だが、ロシアによる不法占拠が続いている」と位置づけている。
四島周辺安全操業など、主権問題で日ロ両国の対立を棚上げした特別の枠組み以外には、日本企業が四島での経済活動に関与することは、ロシアの実行支配と管轄権の容認につながるとして認めていない。



071208 マック報道で不適切な映像

2012-01-04 20:49:05 | 社会
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Kodak DC4800

’07/12/08の朝刊記事から

マック報道で不適切な映像
古館さん謝罪


テレビ朝日系のニュース番組「報道ステーション」が日本マクドナルドの調理日時改ざん問題を報じた際、既に辞めていた元店長代理の女性が制服姿で証言するなど不適切な映像表現があったことが7日、分かった。
番組の古館伊知郎キャスターが同日夜の放送で「間違ったやり方だった。申し訳ございません」と謝罪した。

テレビ朝日によると、問題があったのは11月27日の放送。
放送後、視聴者から「現在は店長代理ではないのに、おかしいのでは」という指摘が相次いだ。
古館キャスターは「視聴者に混乱と誤解を与えるもの。信頼を失わないためあえて報告した」と番組で語った。



071207 十勝岳連峰4人死亡 事故の朝も雪崩か

2012-01-03 21:25:35 | 事故
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’07/12/07の朝刊記事から

十勝岳連峰4人死亡 事故の朝も雪崩か
現地調査まとめ 積雪は不安定な状況


十勝岳連峰の上ホロカメットク山(1,920メートル)で11月23日に発生し、4人が死亡した雪崩の現地調査を行った日本雪氷学会道支部の雪氷災害調査チームは6日、調査結果をまとめた。
チームリーダーの樋口和生・NPO法人北海道山岳活動サポート理事長は事故当日の朝に付近で別の雪崩が起きていた可能性を指摘、「当日の一帯の積雪状況は、短期間の大雪などによって全体的に不安定だったと思われる」との見方を示した。

樋口理事長によると、当日午前7時ごろに現場を通過したパーティは「付近は薄く雪が積もる程度だった」としたが、同8時半ごろ同じ場所を通った別のパーティは「沢が雪に埋まっていた」と雪崩発生を示唆する証言をしているという。

その後、昼ごろに現場に入り、今回の雪崩に遭った日本山岳会道支部のメンバーのうち亡くなった4人は、地表から約2メートルのデブリ(雪崩でできた堆積物)内で見つかっており、樋口理事長は「朝の雪崩でできたデブリの上で今回の雪崩にあった可能性がある」とした。

原因については、「弱層」と呼ばれる雪中のもろい層が壊れて発生したと推定したが、直接の引き金については化物岩東側の破断面の調査ができていないため触れていない。