’07/12/12の朝刊記事から
「3月終了困難」厚労相
誰のものか分からない5千万件の年金記録問題で、舛添要一厚生労働相は11日記者会見し、約4割に当たる記録の名寄せ(照合)作業が難航していることについて「エンドレスの作業になるかもしれない」と述べ、来年3月までとしていたコンピューター上での名寄せ作業の終了が事実上困難であることを認めた。
未統合記録すべての解消も難しく、「最後の1人まで年金を支払う」という政府の公約は実現不可能になった。
舛添氏は会見で、5千万件の年金記録の名寄せ作業の進捗状況を説明。
38.8%の約1975万件が過去の入力ミスなどにより名寄せ作業が難航、うち全体の18.5%に当たる約945万件は偽名や誤った生年月日などで統合が困難だとした。