古新聞

 何年か前の新聞記事 070110

080420 富士重、軽自動車生産撤退へ

2014-02-21 21:28:33 | 

KODAK DC4800 ZOOM DIGITAL CAMERA 8.0 mm f/6.44 1/513sec ISO100

’08/04/20の朝刊記事から

富士重、軽自動車生産撤退へ
2強[ダイハツ スズキ]時代に拍車


1958年の軽自動車「スバル360」以来の伝統を持つ富士重工業が、軽自動車生産から撤退を決めた。
ダイハツ工業とスズキの2強による寡占化が進み、軽も含めた国内自動車市場が縮小する中で、下位メーカーは「薄利多売」が要求される軽の開発、生産を維持するのが難しくなってきている。

富士重は10日、トヨタ自動車との提携拡大を発表。
富士重が、トヨタ子会社のダイハツ工業から軽自動車と小型車の供給を受け、軽の生産からは撤退する。
富士重の森郁夫社長は「スケールメリットが必要な軽や小型車ではトヨタグループの力を活用して選択と集中を進める」と語る。

軽の生産から撤退するのは、スズキからのOEM(相手先ブランドによる生産)供給に切り替えた98年のマツダ以来。
軽生産の継続組は、ダイハツ、スズキ、ホンダ、三菱自動車の4社のみとなる。

2007年度の軽自動車国内販売シェアは、ダイハツとスズキで前年度比3.3ポイント増の計63.4%を占める。
4位に食い込んだ日産自動車は全量をスズキと三菱自からOEM供給で賄う。

ホンダと三菱自は軽販売台数が前年度比で20%以上減少、富士重も15%近い落ち込みだった。

下位企業反転攻勢狙う
下位メーカーは巻き返し策を講じている。
ホンダの福井威夫社長は「国内では軽が重要だ。強化しなければならない」と語り、子会社の八千代工業が三重県でエンジンから完成車までの一貫生産体制を構築し、反転攻勢を目指す。
三菱自の益子修社長は「一車種当たりの生産量を増やす必要がある」とし、軽乗用車「パジェロミニ」を新たに日産に供給する。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 080420 「不買運動無意味だ... | トップ |  080420 東京・23歳女性不明 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

」カテゴリの最新記事