備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

101110 農水省 輸入生魚を目視検査

2010-11-10 22:45:59 | 農業

Kodak DC4800

'07/09/02の朝刊記事から

農水省 輸入生魚を目視検査
来月から24空・海港 感染症流入を防止


コイヘルペスなどの魚介類感染症の国内流入を防ぐため、農水省は1日までに、新千歳空港など全国24の動物検疫所がある空港・海港で、輸入される生きた魚介類を実際に見て確認する検査を10月から導入する方針を固めた。

魚介類の感染症は、人間にはほとんど感染しないが、魚類には急速に広がって水産業に大きな打撃となるほか、国内にいったん定着すると排除は難しいため、水際での監視を強化する。

国内で感染症が問題となった魚介類の輸入に際し農水省は現在、相手国の検疫所が発行した検査証明書などの書類の審査しか行っていない。
パスしても相手国で感染症が発生している場合は、輸入業者が魚介類を日本国内で一定期間、隔離し保管。
期限終了後に異常の有無を農水省に報告することになっている。
農水省の担当者は「問題になったコイヘルペスの蔓延を教訓に、防疫技術を高め感染症の流入を食い止めたい」と話している。

目視検査の主な対象は、コイ、金魚、卵も含めたサケの稚魚、車エビの稚エビ。
これらの生きた魚介類の輸入は全国で年間約1200件あり、うち半数は成田空港で扱っている。

農水省によると、目視検査で輸入1件につき半数以上が死んでいるケースなど明らかな異常が発見された場合、輸入業者は①相手国に返還②廃棄③一定期間の隔離保管―のいずれかの方法を選択する。
業者が保管した魚介類については、検疫所の職員が保管先に出向き、DNA検査などを実施。
陽性と判断されれば、焼却などの廃棄処分を命じるという。

魚介類の感染症
ウィルスなどの病原体が魚介類の体内に侵入し、増殖して発症する。
コイ特有のウィルス病で、致死率が高いコイヘルペスが有名。
1990年代後半にイスラエルや米国で発生し、国内では2003年11月に茨城県・霞ヶ浦で感染が確認され、コイ養殖が壊滅的な打撃を受けた。
人間には感染せず、感染したコイを食べても人体に影響はない。
ほかにサケ類では細菌によるレッドマウス病、エビではウィルスが原因のイエローヘッド病などが懸念されている。


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