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'07/08/31の朝刊記事から
タリバン 人質全員解放
韓国人拉致 ４２日ぶり解決
【カブール３０日共同】アフガニスタン旧政権タリバンによる韓国人拉致・殺害事件で、タリバンのアハマディ報道官は３０日、共同通信の電話取材に対し、残る人質７人全員を解放したと述べた。
東部ガズニ州の国際赤十字当局者も、残る人質７人全員を保護したことを明らかにした。
東部ガズニ州知事も全員が開放されたと語った。
韓国政府とタリバンの直接交渉を仲介したガズニ州の長老はこのうち男性２人、女性２人の計４人を同州ジャンダ村でタリバンから引き受け、国際赤十字関係者に引き渡したことを明らかにするとともに、「あとの３人は別の長老が既に保護している」と述べた。
すでに殺害されたリーダーの牧師ら２人を除く人質全員の解放を国際赤十字が確認したことで、事件は７月１９日の発生以来、４２日ぶりにようやく解決した。
７人は、徐瓊錫さん（２７）、宋炳祐さん（３３）、諸昌煕さん（３７）の男性３人と、金王允女令さん（３４）、李聖恩さん（２４）、李永敬さん（２２）、朴恵英さん（３４）の女性４人。
韓国の青瓦台（大統領官邸）報道官は３０日、残る人質７人が解放されれば、２９日に解放された１２人と一緒にドバイ経由で早期に帰国できるよう準備しており、早ければ今週末にも韓国に帰国するとの見通しを示した。
アフガン政府は、人質解放と引き換えに、拘束中の仲間の釈放を求めるタリバン側の要求には応じず、対決姿勢を明確にしていた。
だが、韓国政府代表団はタリバン側と断続的に直接交渉を重ね、２８日、アフガン駐留の韓国軍部隊の年内撤退などを条件に、人質全員を解放することで合意していた。
