第三次世界大戦を阻止するブログです。
シリア騒乱と修羅の世界情勢
シリアを諦めない米国の執着とデタラメぶり2
シリアを諦めない米国の執着とデタラメぶり2
以前、シリアを諦めない米国の執着とデタラメぶりという投稿をしたのですが、ますますひどくなってますね。
ロクに世界の状況を伝えもしない奴隷日報、もとい読売新聞が、最近しきりに「アサド政府が自国民に塩素ガスを使って殺害、シリア人権監視団からの情報」などと報道をしていましたが。シリアやらせ演技団など信用ならないことは、もはや普通の人でも知ってるのですが、彼らには関係ないようです。
そしてついには、「シリア側から攻撃された」といって、空爆を始める始末です。
ティラーソンが言うには、米軍はテロリストを壊滅し、戻ってこないようにシリアにいるのだが、しかしそれが結果的にアサド政権を助けることになるというのです。言ってることがメチャクチャです。それなら、請われてもいないシリアに行かなければ良い話なのですが、彼らには常識というものは通じないようです。
そして、国際社会もメディアもこのことを一切批判してませんね。口を開けば北朝鮮か中国です。米国こそが最大の国際法違反者・無法者であることが、どうしても理解できないらしいのです、不思議ですね。
視野の狭いこの私の見渡すところでは、真実を伝えているのはわずかにRT(ロシア・トゥデイ)のみですね。 国内では櫻井ジャーナルです。もちろん、空爆の事実自体はどこでも伝えてますが。
櫻井ジャーナルには、真実が報道されています(いるようです、私には断言できませんが)。
アメリカ側はこれを「自衛」のためだと主張しているようだが、シリア政府の承認を得ずに軍隊を侵攻させているアメリカ軍は単なる侵略者にすぎない。
強く出ればロシアも中国もアメリカに逆らわないという思い込みでネオコンは四半世紀以上、侵略戦争を続けてきた。
二言目には「圧力を加えろ」と叫ぶどこかの国の人間と似ている。「神風」頼みの暴走。ドルが基軸通貨の地位から陥落し、アメリカの支配システムが崩壊する日が近いとネオコンも認識、ロシアと中国を屈服させるか破壊しようと必死なのだろう。
櫻井ジャーナルでは、「ネオコン」と言っていますが、しかし、実際にはネオコン以上のものですね。何の根拠も無い陰謀論者のようにロスチャイルドがどうしたなどと言う気は無いのですが、これだけ国際社会やメディアが、米国の無法者ぶりを何十年にも渡って黙っているのは常識で考えても異常でしょう。
頭が悪すぎて9/11の真実が、万が一見えないようであっても、イラク侵略の後で「大量破壊兵器がありませんでした」などと平気で言っても何の反動もありませんからね。シリアで同じことをやって、北朝鮮でも同じことをやって(北朝鮮は言うこと聞きませんけど)、同じことを年中繰り返してるわけです。いつになったらマトモな頭というものが持てるのでしょうか?
ラッカ解放のウソ
今日の新聞各社には、ラッカが解放されたという記事が出ているのですが、例によって新聞ではわからない事情が(わざと)省略されていますね。
まず、ラッカを解放したシリア民主軍というのは、クルド人を中心とする、いわゆる反政府勢力で、アサド政権とはいわば敵対関係にあるわけです。それに米連合軍が加わり、ラッカを解放したと。そして、これははシリア人権監視団も報告しているとのこと。
まず、シリア人権監視団という組織が胡散臭い団体であるというのは、これまでさんざん指摘されていることですね。これはWikipediaにさえ書かれてることです。
また、米連合軍については、シリア外相の話しでは、招いた覚えも無いし、無差別爆撃で民間人を大量殺戮し、インフラを破壊している、出ていって欲しいと言っているんですね。そりゃそうです、化学兵器を使ったと言ってトマホークを打ち込んでくるような国がなぜシリアを助けるんでしょう?
さらには、ロシアの衛星写真によれば、デリゾール付近のISIS要塞を戦闘もなく、米国に手渡された疑いもあり、ISISの車両をフリーパスにしたという疑いも指摘されていますね。
つまり、シリア民主軍クルド人にとっては、彼らの土地と自身を守る戦いであるわけですが、それが利用されているわけです。ISISとつながっている米国が、勝手にやってきて戦うふりをしており、その過程で人々を大量虐殺し、インフラを破壊してるわけですね。
米国の行動というのは、普通に考えると訳がわからないものなんですが、もともと彼らにはシリアを破壊するという目的があるわけです。これは20年も30年も前からです。これを直接やると非難を浴びるので、非常にまわりくどい方法を使ってるわけです、いかにも正義のような顔をして。
そしておそらく、今後の彼らの方針としては、イラク北部のクルド人を援助して独立運動をさせたように、シリアのクルド人も独立運動させることなのでしょう。こう書くと、いかにも良いことのように思えるのですが、そうではないんですね。連中のやることは、いつも裏があるんです。
こういった事情は、新聞・テレビしか見てない人はわかりませんね。米国の行動は正義という前提でしか物を言わず、真実は一切報道しないので。おそらく池上彰などもこんなことは言わないでしょう。話した途端に降板です。
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