丘の下には海、横須賀港だ、海岸から一本の道、その先にちょっとした山、
「あの山の陰に アメリカ軍の倉庫があります」
双眼鏡を手にした老人がささやく、
「わたしは 30年間 毎日観察しています」
「このあいだ 空母が寄港したときは たいへんにものものしい警備 フツーではなかったんです」
なにが言いたいんだろう、
「尋常じゃあない 10年に1度 それぐらいでした」
大きく息を吸い、
「わたし あれは 原爆を運んだんだとにらみました」
とんでもないことを言いだした、
「三原則がありますよ」
「もちろん 知っています 持たす作らず持ちこまず」
知っていて、言っているのか、あるいは・・・
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