向こうに着くと一戸建ての家が待っている、
「まあまあじゃあないか 電化製品もある」
文化住宅とでもいうのか、こぎれいな家だ、
「ちょっぴりは 希望がもてそうだ」
そこに、お役人がトージョー、
「どうですか お気にめしましたか」
「ありがとうございます」
「それでは ニッポンの資本主義の搾取に苦しんでいる家族や友人・親類のみなさんに お手紙を書いてください」
いい暮らしだよ、なんとかやっていけそうだ、この間はリンゴを見た、いずれ配給されるらしい、だから、
「おまえも はやく こっちに来なさい」
上の写真は、1950年代の来た朝鮮の風景。