書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

習作  王之渙詩 涼州詞

2012-07-02 09:01:39 | Weblog

黄河遠上白雲間

一片孤城万仭山

羌笛何須怨楊柳

春光不度玉門関

 

黄河 遠く上がる 白雲の間

一片の孤城 万仭の山

羌笛 何ぞ須(もち)いん 楊柳を怨むを

春光度(わた)らず 玉門関

 

黄河をはるばる遡り、白雲の中へと分け入っていくと、

険しい山々に囲まれて、ぽつんと小さな城がある。

 

その城から羌笛の音が響いてくる。羌の人たちよ、そうやって悲しい音色で

我々の郷愁を誘い、戦意をくじこうなんて、そんなことする必要は無いのだ。

 

どうせ春の光はこの玉門関の外までは届かないのだから


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2 コメント

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Unknown (ステラ)
2012-07-02 14:38:40
この詩は私もブログに書いたことがあります。
比較できないほど滅茶苦茶に書いてあります(泣)。半切に上手くおさまらないので詩を味わった記憶がないです。
黄河はどんな河なんでしょう?!見てみたいですが相方さんは書・漢詩に全く興味がないので寂しいです。^^
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黄河 (安房守)
2012-07-02 22:51:13
最近、何もする事が無くなったり、ストレスが溜まったりすると書に逃げ込みます。 逃げ込み先が有る事に感謝です。
兎も角、出鱈目に書きなぐっています。
以前、酒泉と言う町で黄河を見たことがあります。 
街の真ん中を荒れ狂って流れていた様な気がします。
今は簡単に行けますね。
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