書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

登鸛鵲楼 王之渙

2012-05-02 09:05:13 | Weblog
白日依山尽
黄河入海流
欲窮千里目
更上一層楼


「依山」の解釈を大別すれば、落日が山にもたれるようなして沈み行くとするもの、真昼の陽光が山なみにさえぎられ、山によりそうようにして、そこで尽きるとするものに分かれる(前野直彬「唐詩選」)。
 「鸛鵲」は「鸛雀」とも。和名コウノトリ。鸛鵲楼は河中府(今の山西省永府)の西南の城壁にある三層の楼で、東南に中条山、眼下に黄河の流れを望む名勝。もとは黄河の中洲にあり、コウノトリが巣をかけたところから名付けられたか、のち水中に没したため、城壁の上に移したという。(同書)

王 之渙(おう しかん、688年 - 742年)は、中国・唐の詩人。并州晋陽(山西省太原市)の出身。字は季陵。
開元年間の初めに冀(き)州衡水(こうすい)県(河北省)の主簿に就いたが、他人とうまくゆかずに辞職し、15年間無官で過ごして、晩年に文安県(河南省)の尉に就いた。当時、詩名は高く、その詩は人々に愛誦されたと伝えられている。
「王之奐」としている本もある。(Wikipediaより)


漢詩への招待 (文春文庫)
石川 忠久
文藝春秋


漢詩百首―日本語を豊かに (中公新書)
高橋 睦郎
中央公論新社




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