梅。バラ科。学名は Prunus Mume。
昔から、このMumeというのが、気になっていました。学名をつけたシーボルトさんが、日本人が「うめ」というのを「むめ」と聞き取ったのでしょうか。でも、おばあちゃんとかで、むめさんって名前ありますよね。昔は梅と書いて、「むめ」と読んだのでしょうか。となると、万葉集などに出てくる梅は、「むめ」と読むべきだったのかしら。
シーボルトは医師ですが、幕末の日本で植物の研究をし、たくさんの学名をつけた人です。有名な話ですが、愛人お滝さんの名前をとって、アジサイを Hydrangea Otaksa と命名しました。もしかして、むめも人の名前だとか?花に名前を残せるなんて、素敵ですね。でも、残念ながら、今は研究者の名前以外の、人の名前をつけることは許されていません。アジサイの学名も今は、Hydrangea macrophyllaです。
「むめ一輪一輪ほどのあたたかさ 嵐雪」とか「むめが香にのつと日の出る山路かな 芭蕉」とか。
発音も当時は「むめ」だったのでしょうかねーどうなんだろう?
なるほどね。なかなかそんなところまで
気にしてませんでしたが、
話を聞くと納得ですね。
私は、何でバラ科やねんってところで止まってました。
バラ科は広く、桃も桜もコデマリも、イチゴもりんごも山吹も、みーんなバラ科です。そういわれてみれば、花の雰囲気は似たものがあるような・・・ないような。
野茨、大好き。
自然派の私としては、山が自然に戻るのは歓迎すべきことですが、おじいさんたちのご苦労を思うと胸が痛いです。
戦後の食料難の頃、大家族を養うために鍬ひとつでぽっくりぽっくり耕して。竹や茨のねんずり(根)を掘り出しては焼いたと、夫の叔母に聞いたことがあります。
眠れる森の美女のお城を取り囲んだのも、あの野茨だったのかしらね。
名前とそのものの取り合わせが抜群!と感動したり、どうゆう理由でこの名前に?と調べてみたり。
そんなこんなで、暇つぶし(いえ、忙しいんですけどね。)するのが大好きです。