皿ヶ嶺の中腹に、ある上林森林公園。その一角に風穴(かざあな)があります。四季を通じて、岩の間から14~17℃の風が吹くということで、手をかざすと、驚くほどひんやりしています。岩の割れ目の奥の真っ暗なところに、何かいたらどうしよう。ととろか、おたからまんちんか、きっとそんなものがいるに違いないと思ってしまう、不思議いっぱいのエリアです。あたりには外気温との差でできた霧が立ち込めています。実は、毎年のように、この季節にここへ来るわけがあるのです。
メコノプシス ケシ科メコノプシス属
20年ほど前の大阪の花博の時は、冷房温室で咲かせて話題になりました。美しいブルーの花は、高山の気温の低いところでないと生育不可能だったのです。それを、地元の有志が風穴の涼しさで何とか育てられないかと試行錯誤し、毎年、この季節に花が見られるようになったのです。
木漏れ日の入る3メートルほどの竪穴に、プランターを置いて育てられています。最近は品種改良も進み、暑さに強い青いケシも、販売されるようになりました。実は、うちの花屋でも扱ったことがあります。でも、風穴の霧の中に浮かぶブルーの花を見たくて、私は、また来年もここに来ると思います。蒸し暑い下界をしばし忘れて、仙人になったような不思議なひと時でした。
1枚目は何とも不思議な写真。
メコノプシスって咲くやこの花館で見たような。
花博の子孫かなぁ。
実は、娘が足場の悪いところでおっとという瞬間を娘の夫がおさえているところなんですが・・・なんかおかしいので、写真差し替えました。
花博、お近くですもの、行ってますよねえ。
私は8歳、5歳、3歳を連れて、がんばって海を渡りました。
修学旅行以来の大阪でした。
あ、その時は万博でした・・・年がばれる・・・。