大分ご無沙汰をしてしまいました。 S-77 TSD ですが、コンデンサを交換後しばらく聞き込んで、音もなじみましたのでF特を測ってみました。
結論からいって良くなったと思います。 中高域がやや抑えられその結果、それより上の高域がよく聞こえるようになりました。この変化を「高域が出なくなった」と感じる人もいるかもしれません。 この中高域の変化はF特で測ってみると交換前より1~2dBの低下と比較的小さな変化ですが、相対的に超高域(といっても10kHzより上あたりですが)が前に出るようになったと思います。フィルムコンデンサによる上質さからか澄んだ音質も加わり、好感をもちました。
この上、さらに好みの音にするためネットワークをいじることも考えましたが、せっかくのS-77変わってしまうのも寂しいので、オリジナル値を尊重してこのままにします。 仮にいじるとしたらWFのCを3.9mH位にして中域を落とし、相対的に低域を出すのも一興ですね、Jazzマニアならいいかも。(この場合はもちろん能率が犠牲になってきますが)
あらためてCDを何枚か聞いてみると「そういえばパイオニアの音はこうだったなあ」と古い記憶がよみがえってきました。 破綻の無い上品な音調ですね、個性はあまり前に出してきませんが長時間でも聞き疲れが無く、音楽を楽しむには良いスピーカーです。 S-77はポップス系に向くように感じました、ボーカルは中々のものです。
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