お菓子とネコとパリ

miya(ネコ)とasuka(パティシエール)のパリでの楽しく幸せな美味しい日々。

優しい男の子

2006-06-29 | ヨルダン
ぺトラ遺跡のゲートに入るとすぐに馬乗り場があり、2JD(360円)で乗らない?と声をかえられたけどお金がないからと断りました。そしたらタダでいいからと言われ、それでも、いいと断ったのですが、結局、乗せて貰う事に。

 

そしたら普通の道ではない、岩山の方へ連れて行ってくれました。
馬がこんな道歩けるんだと驚いたけど、同時にこんな場所しょっちゅう来るのだろうかと思い、尋ねると、明日アメリカ人女性が4時間のコースに50JD(9000円)払う事になってて、また明日も来るよとの事。そんな事を聞くと、自分はタダでいいの?と心配になり聞いてみると、
“ここではお金はNothingだよ”って。



こんな場所にも、こんなに綺麗な花が!

  

ここにもベドウィンのテントが。こういう所で自分は絶対生活できないなぁ...

 

ぺトラに戻った後も一緒に1日中歩いてくれて、途中、お菓子やジュースまで買ってもらって、

 

夕食まで家に招待してもらいました。
彼のお母さんが作った料理、美味しくておかわりも頂きました。

  

別れ際、せめて少しのお金を、と思って渡したのですが断られてしまいました。
何でこの人はこんなに親切にしてくれるんだろう。何の利益にもならないのに。
“自分は君のお兄さんのような存在なんだから、当たり前の事をしただけだよ”って。
世の中、こんな優しさを持った子がいるんだなぁと彼の優しさに涙が流れました。



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