ぶらりドリブルの旅

ひたすらサッカー観戦がメイン

2019YBCルヴァンカップ第5節 北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス in札幌厚別公園競技場

2019-05-10 11:03:48 | サッカー観戦記

プレーオフステージ進出にリーチが掛かった札幌。
そんな状況も手伝ってこんな記事をupした自分ですが、それがものの見事にフラグになるとは試合前には想像もだにしていませんでした。申し訳ありません

まあそんな私事はともかく。

札幌のセカンドホームとして献身的に仕事をしている札幌厚別公園競技場
地下鉄の最寄り駅(大谷地駅)から徒歩で向かうには微妙に遠く、バスで向かうには微妙に近いという絶妙な位置にある点で印象に残りやすいと個人的には思います。(今思えば甲府はシャトルバス以外では無理だと思うほど甲府駅から遠かった)
もう少し駅周辺に賑わいがあればとも思いますが、年に数回しか開催しないとあっては仕方ない。

以前厚別に行ったのは昨年7月、札幌vs川崎の時でした。
この時はメインスタンドの指定席で、試合開始直前に入場した事もあり内部の構造・物販の場所などは何も覚えておらず。
ただスタジアム外に幾つか屋台があったというのは覚えています。ここら辺は甲府と同様ですね。

大谷地駅から徒歩でやってきて、早速発見したその屋台。
しかしこれが3件しかなく、貧弱な印象を受けました。
以前は確か5件ぐらいあったような……そうかルヴァン杯だからか。
そう納得しつつスタジアム内で食料を買う事に決め、行列に並ぶ事約10分。アウェイ側に近いバックスタンド席に陣取ります。
中でおにぎり2個を買って食してから、新さっぽろ駅側からの入口つまり自分が来たのとは反対側にメインの販売が集中していると知ったのはマッチデープログラムを見てからでした。
そして内部の物販も、メインスタンド側は結構充実していたとの事。南無三。
思えばこれがケチのつき始めでしたな。

メインスタンドの眺め。

今回はバッチリ試合前のコンサドールズショーを見れるかと思ったら、その前に「じんけんマッチデー」と釘打たれた一戦に従うかの如く、ドーレくんとともに「じんけん!思いやりサポーターフラッグ」を持って一周する彼女達の姿が。
まあ、確かに人権は大事なものですが、これから勝負の場と化す時にそんな思想的な催しは行うべきだったのでしょうかな……

 

それはともかく、試合前のショーの一面。とはいってもバックスタンドからであり全部後ろ向きですが。

GK練習、菅野キャッチングの図。菅野の髪の色は見分けつけるのに良いですな。(右は阿波加)
一方染髪で昨年目立っていた白井は、前日に黒髪に戻したらしく全く地味になっていました。
もっとも福森に菅にチャナティップといった主力組が髪を金ないしは白に染めるのを見ては、このまま染めていたら逆に目立たないと思っての事な可能性もありますが。

西日の影響でひたすら眩しかった試合前の札幌側のゴール裏
リーグ戦では無いので埋まり具合は半端でしたが、こうして観ると壮観ですな。

一方少数精鋭だったマリノスのサポーター集団。

名前の読み辛さに定評があるマリノスの監督。
前任のモンバエルツ氏も相当なものだったんで、一種の伝統なのか。かつてはアスカルゴルタ氏とかいたね

 

厚別独自(といっても北海道内では)の、細長い電光掲示板。
ロペスが飛び越えても安心だ。
※7/9追記-7月7日のリーグ戦で、札幌ドームでもこの細長い掲示板の存在を確認しました。申し訳ありません

カメラが見事に入ってしまっています。(※遠藤の名前は「渓太」です)
勝ち上がりに向け大事な予選終盤なため、双方ともレギュラー組のメンバーを組み入れたスタメン。 といっても出場したのは主に中盤から後ろ(DFやボランチ)のメンバーであり、守備を固めつつ攻撃の形はビルドアップをしっかりしてから。そんな思惑が窺えた試合前。
それにしてもこの電光掲示板、札幌ドームのより横幅が非常に短い。
おかげで登録名が長い助っ人選手はつぶれてしまい見づらいです。ルーカスが出て来たら大変だ。(※マリノスのシノヅカは日本生まれのハーフです、念のため)

 

他クラブからの新加入コンビ。(中野は仙台、岩崎は京都)
主にウイングバックの中野は、攻撃タイプのルーカスに対しバランサーとしての役割が主でしょうか。この日は4-4-2なため右サイドハーフに入りました。
五輪代表として期待される岩崎ですが、リーグ戦ではさしたる出番が無い今季。アピールは出来ているのか。2トップの一角でスタメン。

監督の紹介。(先月も撮ったもののピンボケていたので使わず)

リーグ戦では4月27日のマリノス戦で3-0で勝利と、完勝といってもいい結果だった札幌。
そのためこの日もいい勝負をするに違いないと思っていましたが……

この時の特徴は、徹底した各選手のマンマークでマリノスのビルドアップを封じ込め、マリノス側がそれに対応する前に複数得点を奪う事に成功したという印象。
また普段は3-4-2-1のフォーメーションが基本だったにも拘わらず、4-4-2にチェンジして相手のマーカーを整理するなど執念じみたマリノス対策も勝利の一因だったでしょう。
しかし今回はその立役者だった2トップ、ロペス・鈴木は居ません。(ロペスは故障で帰国中との事)

フォーメーションこそ当時と同じ4-4-2で挑んだ札幌ですが、FW経験が少ない早坂とまだ経験自体が浅い岩崎では強度が足りず、相手センターバックのチアゴ・マルチンスや畠中がパスを回すのを成す術も無い。また落ちてくる選手(扇原がメインだが、ティーラトン・山田が落ちる事も多々)へのチェックも甘い。
そうして悠々とパスサッカーを許しているかと思えば、ポジションチェンジを繰り返すマリノス中盤以前の選手への対応にも四苦八苦。
まあ一言で言えば、ほぼ完全にペースを握られていたという試合でしたね。

故障から復帰したマリノスの李忠成が、最前線でしっかり張っていたのも嫌らしかった。
ああなると他選手はポジション可変式なマリノス故スペースを突かれまくりで、サイド攻撃はかなり自由にやられてましたね。
李自身も後半14分、角度の少ない所から見事な2点目のゴールを決めました。

札幌の攻め手の多くは右サイド、中野が高い位置でボールキープした際に、この日DFで出場した白井が絡んだ場合。それでも中央にタレントがおらず、またマリノスの帰陣よりも早くエリア内に入る事が出来ず、クロスが上がっても何も起こらない場面ばかり。
可能性があったのはミドルシュートぐらいのものですが、何本か放たれたそれは枠外多し。
最も惜しかったのは前半40分の檀崎のミドル、これがマリノスGK・飯倉のセーブに阻まれ惜しくも得点ならず。(ここも中野の突破→カットインからでした)
前半最終盤の菅のロングシュートも、外れたとはいえ惜しかった。

ハーフタイム、バックスタンド側を闊歩するドーレくん。
この後自転車に乗り場内一周、その際にバックスタンド最前線で観客たちとふれ合っていました。

後半途中(2点差となった後)札幌はベンチに入れていたチャナティップ・ルーカスを投入し勝負に出ます。
しかしチャナティップは右FWだった岩崎と交代にも拘らず、左サイドに出張って勝負する場面が目立ちます。おかげで福森→菅→チャナティップと並ぶ白・金髪ラインが完成しただけだった
マリノス陣内をドリブルでかき回しますが、点差もある事で守りを固めた相手は崩しきれず。自身もシュートを撃てずに終わります。

終盤マリノスは椿・山谷に広島から移籍してきた和田と、若手と新戦力のお試し起用(?)が目立ちましたが、それでも前掛かりになっていた札幌ディフェンスはやられまくり。
結局後半だけで3回札幌ゴールネットは揺れ、最終スコアは0-4。綺麗にリーグ戦の借りは返されました。

アディショナルタイムに入った際撮影。(※椿の名前は「直起」です)
やっぱりルーカスの登録名長すぎ。

写真の通り、双方合わせてイエロー5枚。それも印象的なものが目立っていました。
開始1分で松原が貰えば、後半23分のキムミンテのものは3点目に繋がってしまった(FKからの攻めは一旦クリアするが、拾った檀崎が奪われ縦パス出されて決められる)。
そして最後は審判の判定への異議で扇原が貰って締め。
もっと言えば、この試合出場停止者が2人(ドゥシャン・仲川)とルヴァンではカード貰うのが目立っているマリノス。この日こそ大勝しましたが、今後は果たして大丈夫なのでしょうか。

湘南が長崎に勝った事も相成って、これで札幌は6節・湘南戦を負けてしまうと予選敗退してしまう状況に。
「突破はほぼ確定」なんてのたまっていた自分が恥ずかしくなりそうですが、そこら辺は切り替えて注目していきたいです。


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