勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

久しぶりにネタを見る

2006-06-11 | TVや舞台やスポーツのお喋り
この前ルミネに行ったのは5月14日。
でもこれはルミネライブの「遊戯のススメ」だった。
品庄は出たけど、ネタはやっていない。
最後にネタを見たのは、4月30日。
40日ぶりだ。

「遊戯のススメ」の時は品川さんが風邪を引いて熱を出していた。
その後のお友達情報によると、庄司さんの調子が悪かったようだ。
声が出ない時もあったらしい。
風邪か、それとも疲労の蓄積なのか・・・。
ともかく心配だった。

まず結果から言うと、思ったよりは元気だった。
ちゃんと声も出ていたし、漫才にも勢いがあった。
ただ、頬がこけて、物凄く痩せていた。
寝不足なのか、ちょっと疲労も感じられた。

考えてみればこの時期、庄司さんは品川さんから渡された分厚いライブの台本を必死に思えている頃だろう。
仕事が忙しければ、その作業は多分睡眠を削って行わなければならない。
疲労がそのせいだとしたら、もう止むを得ないと言うしかない。
いい舞台を楽しみに待っている私たちの為、と思うと嬉しくもある。
もちろん体を壊さない程度に、と付け加えておくが。

さて今日のルミネレポ。
あちこちにマイナーチェンジした後がある。
映画館の座席は前回味わったが、出囃子の前のアニメは初。
なにやらレーシングカーのアニメーションが流れ、その後で品庄のロゴマークが出る。
ええっ?と言う感じだ。

以前は出囃子とは違うジングルが流れ、二人のイラストが出て、「品川庄司」の文字が出て、それから出囃子と言う流れだったのだが・・・。
イラストはともかくとしても、バックに流れるジングルを聞くと、品庄の出番だ!と背筋が伸びる思いがしたのだが、新しいものに慣れるまで、当分脱力感を覚える気がする。

それから以前はネタ6組~新喜劇だったのに、ネタの前に新喜劇が始まった。
これもあまりいいとは思えない。
ネタを見終わって、いい意味で緊張感が抜けた後に新喜劇を見るのが良かったのに。

特に今日は大阪の新喜劇だ。
名前を知ってるのは座長の吉田ヒロさんと島木譲二さん、Mrオクレさんだけ。
定番のギャグも知らない。
なんだかついていけないまま、話が進んで行く。
だが島木さんの余りにベタなボケがツボにはまってしまい、笑いが止まらなくな
っていた。
内容にもう一捻りあれば、もっと笑えたのに。

ネタ組は博多華丸・大吉~レイザーラモン&キャプテン☆ボンバー(きんに君)~浅越ゴエ~品川庄司~あべこうじ~千原兄弟の順。
後半トップバッターを務めた華丸・大吉さん。
児玉清さんのモノマネからゲームを演じるお父さんと言う、鉄板ネタはさすがに面白い。
レイザーラモンにきんに君を加えたトリオコントも、いい感じになって来た。

そして品川庄司。
ちらっちらっと入る小ネタが面白い。
モノマネをしたのに、誰の真似だったか忘れてしまった品川さん。
結局渡部篤郎さんだとわかったのだが、微妙な段階のモノマネだ。
でも何回かやってるうちに、もうどんどん面白くなってしまった。

言葉に力が入りすぎ、お汁が出てしまった品川さんを見て、「なんか出たぞ」と言う庄司さんにも笑った。
品川さんは恥ずかしそうに鼻を擦って、その指を庄司さんの黒いジャケットでふいていた。
この間のやり取りも、アドリブなのに息が合ってる。

しゃくれ刑事の雰囲気も違っていた。
どんどん違う人物になっていく。
庄司さんの顔をくちゃくちゃにした後、そっと自分のパンツで手を拭う品川さん。
「俺の顔の油を拭くな!」とツッこむ庄司さん。
最後はまたしても渡部篤郎さんが飛び出し、もう笑いっぱなしだった。

やっぱりネタはいいね。
今月はもう一回見に行く予定だ。
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夏が待ち遠しい

2006-06-10 | TVや舞台やスポーツのお喋り
前日再起動しておいた。
ちょうど深夜にサーバーのメンテナンスがあるという。
トラブルになったらどうしようと不安だった。

今日、PCを立ち上げてみた。
心なしか軽い感じだ。
よし、行くぞ!

電子時計の秒が‘00’を指した時、勢いよくクリックした。
すんなり購入画面が進んでいく。
最後に購入完了の画面。

これを繰り返すことあと2回。
3公演すべてのチケットが購入済みとなった。
お知らせメールも届く。

さらに購入履歴のページでも確かめてみた。
土曜日。日曜日【昼】。日曜日【夜】。
間違いない。ほっと一息。

ぴあ一般店頭が一番いい席だと聞いていた。
だけどとにかく早くチケットを手に入れて安心したい。
もう今夜からはぐっすり眠れる。

7月末。夏真っ盛りの二日間・3公演。
品川庄司コントライブ。
これに行かなければ、1年が無駄になる気がする。
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「古き良きアメリカ》への決別

2006-06-08 | 映画のお喋り
『エリザベスタウン』 2005年 アメリカ
  監督:キャメロン・クロウ
  出演:オーランド・ブルーム、キルステン・ダンスト
     スーザン・サランドン 、アレック・ボールドウィン

『ロードオブザリング』で妖精族の美しさを存分に魅せてくれたオーランド君、今回は私が見た限り初めての現代劇。
相手役は『スパイダーマン』で井筒監督に「ブス」のレッテルを貼られてしまったキルステン。
でもキルステンは『ウィンブルドン』でメチャ可愛かったんだぞ。
今回は微妙だったが、整形美人が当たり前のハリウッドでは(日本でも)、これから貴重な存在になりうる。

《ストーリー》
靴の天才デザイナーだったドリュー(オーランド・ブルーム)が自信を持ってデザインした靴が、なんと返品の山。
お陰で会社は倒産し、社長(アレック・ボールドウィン)からクビを言い渡されたドリューは自分の部屋で自殺を・・・。
そこにかかってきた電話で、彼は父が亡くなったと聞かされる。
どんな失望のどん底でも、親が死んだとなれば自殺は中断。

父親は故郷のケンタッキー「エリザベスタウン」で亡くなった為、遺体を引き取りにドリューは南部へ向かう飛行機に乗った。
そこで知り合ったCAのクリス(キルステン・ダンスト)は、どうやらドリューに一目惚れの様子。
だが中断したとは言え、自殺する予定のドリューには、それ以上彼女と親しくなる気はない。

父親はかつて故郷に婚約者のいる身で、任務先(軍隊)の日本で知り合った母親(スーザン・サランドン )と恋に落ち、駆け落ち同然にケンタッキーを去った。
だが年を取り、恐らく兄弟縁者と仲直りの旅に出たのだろう。
そこで帰らぬ人となった。
母親はケンタッキーでは憎まれ者だから、仕方なく自殺を中断したドリューが代理で赴いたのだ。

顔も良く知らない叔父やら伯母やら従兄弟やらの中で疲れ果ててしまったドリューは、飛行機の中で渡されたメモに書かれたクリスの番号へ電話する。
するともう、どういうわけかすっかり意気投合して、夜の夜中に話しまくる。
途中で携帯の充電をしながら、さらに話しまくる。
最後はどうせ眠れないのだからと、二人で落ち合い、一緒に日が昇るのを見たりする。
だがこの頃には話題も尽きて、無言のまま別れたり・・・。

《見所》
まず何より、私は南部の田舎町の風景にやられた。
毎年リンダ・ネルソンのカレンダーを買うほど、アーリーアメリカンハウスに憧れを持つ私にとって、この町に出てくる家は彼女の絵そのものに見える。
これだけで☆1つはつく。

小ネタが楽しい。
笑いどころは人にもよるが、かなりの回数笑えた。
特にスーザン・サランドンの葬式スピーチは、下ネタ満載なんだけど爆笑した。
せっかく会った二人なのに「話題も尽きたね」って、妙にリアルな笑いもある。

二人の関係が曖昧なままがいい。
どう見てもクリスは一目惚れで、飛行機を降りた後の別れ際も、誘われるのをひたすら待ってる。
一夜を過ごした後、爆睡してる彼を起こそうと、鍵を鳴らしたりカバンを落としたり、涙ぐましい努力をするが報われず。
その後ドリューは追っかけて来るんだが、「愛してるって言うだけでいいのよ」と期待したクリスに、彼は自分の失業話をするだけ。
(期待に副えないと言う、遠まわしな断り?)

仕方がないのでクリスは「誰かの代理になる」と言い出す。
今は会えない恋人の代わりに、雰囲気だけ浸りましょうと。
だがこの辺になると、どうも見所と言うより、余りに男に都合のいい展開なので、ややしらける。
こうまでして尽くしてる女性に、男は甘えるのか、あるいはうっとうしいと感じるのか。
そのあたりの男の心理を、この映画はあんまり描いてくれない。
不満が残る1点だ。

《ラスト・ネタバレ》
仕事ばかりで旅行もしたことのないドリューに、クリスは車で帰ることを勧める。
その為に道案内からBGM、名所案内までついた至れり尽くせりのガイドブックを渡す。
ドリューはそのナビどおりに旅をするのだが。
とにかく笑ってしまうほどベタな観光シーンが続出する。
ロードムービーのパロディか!

感想としては、仕事に疲れた25~30代男性の為の癒しの映画だなと。
死にたいくらいの状態になった時、こんな女が現れてきたらいいなと。
すでに妄想の世界。

さらにアメリカのルーツとも言うべき南部の名所巡りは、アメリカ人の古き良き時代への回顧願望かなとも思える。
行く先々で父親の遺灰をまいて歩くドリューは、「古き良きアメリカ」に決別を告げる現代アメリカ人の憂鬱を具現化しているのかもしれない。
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野球界には収まらなかった男

2006-06-06 | TVや舞台やスポーツのお喋り
新庄選手(日本ハム・34)がまたやってくれた。
6日、札幌ドームで、地上50メートルから守備位置に舞い降りたのだ。
ドームの天井からつるされた、ミラーボールのゴンドラに乗って。
写真はこちら

引退を決意した新庄選手にとって、グランドはもう自由な遊び場なのかもしれない。
もともと枠にはまるのが大嫌いな性格で、たいした勝算もないのにメジャーリーガーになってみたり、規格外ユニフォームで王監督にお目玉を食らったりしてる。
(ちなみにこのハイネックアンダーシャツ、長嶋さんも着ていたんだが)

私は彼が阪神で鮮烈なデビューを飾った頃からのファンだった。
当時サードを守っていたオマリー選手が怪我で休んだ時、自分の代理として新庄選手を推薦した。
ドラフト下位で入団した無名の選手が大抜擢され、見事に期待に応えた。
オマリー復帰後はセンターにコンバートされ、レギュラーの座をつかんだ。

新庄選手はまさに「記録より記憶」型の代表だ。
敬遠ボールをサヨナラホームランしたり、野村監督の指示でピッチャーに挑戦したり。
逆にその類稀な身体能力をまったく生かしきれなかった彼に、歯がゆい思いをした人も少なくないだろう。

新庄選手は彼なりに努力したのだろう。
だがそれはイチロー選手には遠く及ばない努力だったと思う。
彼はそれほど野球を好きではないのだろう。
監督の指示がすべての野球には、もっとも向いていない自由指向型の人間だったことが原因だったような気がする。

私には個人的に忘れられない一つの思い出がある。
デビューした年、横浜スタジアム3塁側最前列席で見ていたときの事。
ゲーム前には両チームの肩慣らしの為に「ボール回し」と言うのが行われる。
私はサードベースのすぐ前で、熱心にグランドを見つめていた。

サードにはオマリー。
バッターボックス近くに立った守備コーチがセンターに向かって高いフライを打ち上げる。
ほぼ定位置でこのボールをキャッチしたセンターの新庄は、決まりどおりサードへ送球。

野球を知っている人ならわかると思うが、送球されるボールはやや山なりの放物線を描いて飛ぶものだ。
だが新庄の送球は違った。
地を這うようなストレートボールなのだ。
今にも地面にぶつかりそうになりながら、猛スピードのボールは計ったようにオマリーのグローブに吸い込まれる。

「ヒュ~」とオマリーが外国人特有の口笛を吹く。
彼はそのままグローブを私の方に見せてくれた。
新庄の送球したボールは、オマリーのグローブの中で今も激しくスピンしている。
その摩擦熱で、グローブから白い煙が上がっているのだ。

その日、新庄は私の中で英雄になった。
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彼女の立場になって-In her shoes-

2006-06-05 | 映画のお喋り
 『イン ハー シューズ』 2005年 アメリカ
   監督:カーティス・ハンソン 
   出演:キャメロン・ディアス、トニー・コレット、
       シャーリー・マクレーン、マーク・フォイアスタイン

映画には色々な評価がある。
プラス評価としては、「面白い」「痛快」「感動」「心に響く」などがある。
それとは別に、「大切にしたい」と言う評価がある。
人に勧めるのではなく、自分の大切な映画として記憶する。

この映画がまさにそれだった。
余り人には勧めたくない。
まず男性は基本的に面白いとは思わないだろう。
それほど女性の為の映画だ。
しかもどうと言うことのないエピソードを丁寧に積み上げただけのストーリーは、一般受けがよくない。
ドラマティックでもなければ、ラストにサプライズもない。
まさに予想した場所に着地する。

《ストーリー》
幼い頃に母親を失った姉妹(姉ローズ/トニー・コレット・妹マギー/キャメロン・ディアス)は、厳格な父親と理解のない義理の母の元で育った。
二人の性格はまるで正反対。
ローズは切れ者キャリアウーマンの弁護士で、几帳面な真面目人間。
マギーは容姿だけが取柄の、グータラでだらしがないニート。

ある日、恋人と夜を過ごしていたローズは、高校卒業10周年パーティーで酔い潰れたマギーを迎えにいく羽目になった。
実家まで送っていったものの、義理母に追い出されたマギーを仕方なく自分のアパートに連れ帰る。
翌朝マギーと対面した恋人の視線は、彼女のセクシーな肢体に引寄せられる。
(結果は当然・・・)

怒り狂ったローズは二人を叩き出す。
行くところのないマギーは実家の留守を狙って、金品を物色。
そこで父が隠していた、毎年イベントごとに送られてきている、亡き母の両親(祖父母)からのカードを見つける。
マギーは死んだと思っていた祖父母を訪ねるため(寄生するため?)フロリダに旅立つ。

《見所》
映画のタイトルが気になって調べてみた。
靴と言うのは‘立場’を意味してるらしい。
ここから物語りは、このタイトルの通り、「相手の立場に立つ」ことで進んでいく。
恋人の裏切りで事務所を辞めてしまった(職場の上司だったから)ローズは、エリート生活を捨てニートになる。
祖母(シャーリー・マクレーン)から金をせしめようとしていたマギーは、お金が欲しいのなら働けと言われ、老人ケアの施設で働き始める。
新しい環境で、ふたりの頑なな性格が少しずつ変わっていくのがいい。

さらに姉妹の母の死の真相が明らかになり、そこでも互いの立場の違いが浮き彫りになる。
マギーをかばって何も知らせようとせず、ひとりでショックに耐えたローズ。
何も知らされたいなかったために、自分の居場所すらなくしてしまったマギー。

ここで見る側は一つの選択を迫られる。
・どんな辛い事実でも、目を背けずに向かい合った方がいい。
・耐えられないほど辛い真実なら、いっそ何も知らないまま生きていたい。
私は間違いなく前者なので、全編を姉の立場になって見ていた。
姉の目から妹を、妹の目から姉を見ながらストーリーを楽しめる。

だが目隠しをされたままだったマギーには、もう一つのハンディキャップがある。
読書障害なのだ。
(よくはわからないが、字は読めるのに単語を理解して発音するまで、並外れて時間がかかる障害らしい)
このことによって学校で馬鹿にされ、まともな職にも就けなかった。
そしてケア施設で、マギーは引退した大学教授と知り合い、彼から読み方を学ぶことになる。
このことがラストの感動に結びつく。

一方失意の生活を送っていたローズに、新しい職と恋人が見つかる。
だが隠し事を胸に秘めたまま生きてきたローズは、サイモン(マーク・フォイアスタイン)にも自分を曝け出すことができない。
そのことに気付いたサイモンは、ローズの元を去っていく。
傷ついたローズは祖母の手紙(マギーの手帳から住所を調べた)を読み、驚いてフロリダへ。
こうして物語は一気にラストへと向かう。

《余談》-ネタバレ-
マギーの策略でおびき出されたサイモンにローズが告げる言葉。
マギーが大切な場所で朗読した詩。
滅多なことでは泣かない私が、この二つの場面で1滴、2滴・・・。
涙もろい人はあまり泣かないのに、普段泣かない人が泣いてしまう。
多分これはそんな映画だ。
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閉鎖か、更新か、それが問題

2006-06-04 | 日常のお喋り
トップページの《過去の記事》と言う欄では、2003年1月からこのブログを始めた事になっている。
でも実際にここで日記のようなものを始めたのは、2005年1月からだ。
その前の2年間は別の場所で日記をアップしていた。
日記と言っても、HPにリンクした更新記録のようなものだった。
その別の場所の日記をせっせとコピペして、あたかもブログキャリアが3年半と言う顔をしている。

それとは別に、2004年8月、写真だけのHPを開設したので、それに伴い写真中心のブログを始めている。
さらに誘われるまま、2005年3月からYahooブログも・・・。

当然続くわけがない。
1年近くも放置してしまった挙句、双方のブログを閉鎖することにした。

放置していた理由は、別に更新が大変だからではない。
どちらも写真に簡単なコメントを入れるだけなので、この長文のブログほど時間がかかるわけもない。
理由は実に簡単で、『写真が撮れなくなったから』

デジカメを購入して2年は夢中で写真を撮った。
だが生活圏が固定されている私にとって、辛い時期が訪れた。
花や風景などが被写体なので、別の場所へ行かなければ毎年同じ写真しか撮れない。
残念ながら「別の場所」に行けたとしても、年に2度くらい。
カメラをデジ一(デジタル一眼レフ)に変えれば、同じ被写体でも別の雰囲気に撮る事も可能だが、予算がない。
あれやこれやで、写真ブログを更新し続けるのは辛くなった・・・。

ところがいざブログを閉鎖しようと1年ぶりに編集ページに入ってみたら、日に10ほどアクセスがある。
Gooブログは1週間の1日ごとのアクセス数と、その月の週単位のアクセス合計だけが表示される。
累計がどのくらいかは知らないが、1年も更新がないブログに、毎日最低10のアクセスがあるのだ。

その理由はわからない。
だが何だか心を動かされてしまった。
たとえ週1でも、月2でも、写真を撮った時だけでも、更新していこうか。。。
『Pluviaの窓』の開設日を飾った我が家のラベンダーの写真を眺めながら、まだ決断が出来ずにいる。

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視聴率は見る側の感想文

2006-06-02 | TVや舞台やスポーツのお喋り
TVで放映された番組には、もれなく視聴率がついてくる。
システムは良く知らないが、都内の限られた家庭に付けられた機械の数字なんて、そんなに当てにはならないと思っていた。
まあ、普通の人間はいちいち視聴率なんか気にしないでTVを見ている。

だから私も好きな番組やドラマの視聴率なんて殆ど知らなかったし、興味もなかった。
実際トリックやI.W.G.P.って、再放送やDVDの人気があるだけで、放映中の視聴率はよくなかったってことは後で知った。

ただこうしてネット時間が長くなるにしたがって、情報は妙な形で入ってくる。
去年の7月期のドラマ『タイガー&ドラゴン』が楽しみだった頃、クドカンのドラマの視聴率はあまりよくないと聞いて、ちょっと気になった。
番組名と視聴率で検索してみたら、面白いサイトを見つけてしまった。
毎日毎日、ゴールデンタイムの視聴率だけを書き込んでいる日記だ。
それ以来、気になる番組の視聴率はここで調べさせてもらっている。
(ちなみにT&Dの最終回の視聴率は11.6%・・・・・・)

前にも書いたが、今年の4月期に見ているドラマは3本。
前回不覚にも見逃してしまった『ブス恋』とまだ最新の視聴率が出ていない『クロサギ』は置いておいて、『医龍』の話をする。

『医龍』は見続けるのが苦にならない、面白いドラマだと思っている。
このドラマの影の主役である‘バチスタ手術’を、現実の世界で初めて行った病院がわりと近所にあり、そのニュースを覚えていたから興味もあった。
それに私は1話ごとに「バチスタチームを集めていく」みたいな展開が好きなのだ。
(ドラゴンボールを集めていく、でもいいが)

このドラマの視聴率の推移がかなり面白い。
1~3話まで14.1%って。
普通は初回は「とりあえず見ておく層」も入って、もう少し高いはず。
それから次第に下がるのならわかるが、4話目から微妙に上がり始めたのだ。

4話はいよいよメインのバチスタ手術の予定が決まり、暫定チーム(後にメンバー入れ替えがある)が結成される回だ。(14・7%)
5話はヒロインの加藤助教授と、バチスタ患者との関わりに泣かせどころがあり、主人公朝田とタッグを組んだ手術シーンも見られる。(14・9%)
6話は第1回目のバチスタ手術が行われる回。
血がドビュ~ンにも耐えられる人だけが残っているだろうから、ここで上がらなければおかしい。(15・1%)

結局このドラマをずっと見続けている人は、バチスタ手術に至るまでのメンバー集めにワクワクしてる私と同じような人たちのようだ。
高めで推移しない視聴率は、手術シーンの内臓アップや、多量の血の吹き出しに耐えられない人が多いせいだろう。
(私は『ER』を見続けているので、あのくらいはまったく気にならないのだが)
低めだが上がり調子だし、何よりドラマ自体が面白いので満足していた。

ところが7話でやってしまった。
私は見たいTV番組は毎回録画している。
見てる限りは、頭を見逃したりするのが嫌だからだ。
この日も10分ほど遅れてTVをつけた。
すると耳に入ってきたのは、ミキ役の水川あさみさんの暗い声で、しかもぶっきら棒なモノローグ・・・。
この間30秒で、私は「視聴率落ちたな」と思った。

水川さんは決して嫌いではない。
『西遊記』ではむしろ好きな女優さんだった。
だが明るい調子で台詞を言っているのならともかく、決して美声とは言えない声で、物凄く暗い話を長々と語られてしまったら・・・。

私も一応物語り作家などを目指したりしたわけだ。
モットーは「説明で誤魔化すな、主人公を動かせ。行動で納得させろ」
7話にして、脚本家は物書きとしてもっともやってはいけないことをやってしまった。
結果は12.7%・・・。

そして今回の8話目。
前回が嘘のように文句なく面白かったし、ラストまで息を抜かないでハラハラしながら見入っていた。
最後のバチスタメンバーである麻酔医がチーム入りを果たすというエピソードのこの回。
劇団「大人計画」やクドカンドラマでお馴染みの阿部サダヲさんが、面目躍如の味をたっぷりと出してくれた。
夏木マリさんも大人のかっこよさと色気が満々だった。(手術後の髪をほどいた姿に惚れた)

このドラマだけではなく、視聴率と言うのは見てるものの感想を如実に伝えることがある。
大きな事件が起こってみんながニュースを見てるとか、オリンピックで日本人が大活躍してるとか、そういう特別な場合は除き、納得できることが多い。
新設されたばかりの23時台の枠で始まった、当時は無名に近い仲間さんや阿部さんの(ドラマのイメージがない局)EXのドラマだった『トリック』が1桁だったのも頷ける。
池袋にたむろする妙な奴らが、ケンカしたり殺し合ったりしているI.W.G.P.が、一般の視聴者受けしなかったのも仕方がない。
クドカン独特の台詞回しや捻りのあるネタを受け付けない人の気持ちもよくわかる。

だから視聴率と言うのは、TVを見るという受身でしかない人たちが、TVを作ると言う積極的立場に立った人たちに送る感想文のようなものなのだ。
話題になろうが、売れてる俳優を使おうが、内容が面白くなかったら視聴率は下がる。
たとえ平均は高くなくても、内容が良かったり、その回を面白いと感じれば視聴率は上がる。
それを踏まえて、作り手は平均15%超えて合格!なんて喜んでないで、どの回で上がったか、あるいは下がったか、本気で考えてもらいたい。
そうすれば面白いドラマがもっと増えるんじゃないだろうか。

『医龍』8話の視聴率は、これまでで最高の16.6%だった。
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旅情に浸る

2006-06-01 | 日常のお喋り
この写真はtorentaさんが撮影した、 さすらいペットの旅先の写真です。 写真の著作権は撮影者の方に帰属します。

この数年、旅行らしい旅行をしていない。
計画性、予算、行動力のすべてに問題があるからだ。
ある程度の年齢になると、女友達はすでに家族がいたりすることが多いので、誘われることも少なくなる。
行ってもほんの近場で、日数も限られてしまう。

例えば日本国内でさえ、訪れていない場所が何箇所もある。
日本100景なんて、写真でしか見ていない場所が殆どだ。
春になれば桜の名所を訪ねたりしたくなる。
夏になれば涼しい北海道に避難したくなる。
秋になれば紅葉狩りに山の方へ出かけたくなる。
冬になれば白鳥の飛来する湖を捜し求めたくなる。
なのに、まっいいか、で終わってしまう。

『さすらいペット』は私の仮想旅行計画なのかもしれない。
誰もが持つ、ふらっと一人旅への憧れは私にもある。
実際には案外心配性なため、宿泊先を予約していないと出かけられもしないのだが。

私の旅情を仮にも満たしてくれる《ちゅ~る》は、東京都庁から帰宅するなり、すぐ草津温泉に飛ばされた。
彼の移動スピードはなかなかのものだ。
20:47 出発~22:04 所沢・航空記念公園で休憩~00:24 群馬県・桜山公園で休憩~03:04 目的地の草津温泉・湯畑に到着。

さらに彼は北へと旅立っていく。
私が寝ている間も、彼は空を飛び続けた。
06:59 新潟県・奥只見スキー場で休憩~09:39 福島県・野沢駅(ばんえつ物語号)の前で休憩~13:19 山形県・西蔵王高原で休憩~15:59 宮城県内の東北自動車道で休憩~17:34 目的地の伊豆沼に到着。

ここで彼は帰路につこうとしたのに、無慈悲な私はまたしても岩手へ向かわせる。
「大崎八幡宮」で休憩した後、辿り着いた「蔵王のお釜」で、この旅初のお友達とめぐり合った。
上記のツーショット写真がその時の記念。
うちの子、明らかにナンパしてるじゃん。(誰に似たんだ!)

《ちゅーる》は今、岩手県・遠野を目指して飛び立った。
行く先々の写真を眺め、旅情に浸っている私。
多分反省することが多い人生を送っているような気がする。
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