勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

童話の世界に映し出された残酷な鏡像

2024-08-02 | 原神のお喋り

夏になると、毎年旅人はリゾート地に招待される。

1年目と2年目は「金リンゴ諸島」

3年目は砂漠にある瓶の世界

そして4年目は童話の国「シムランカ」だ。

 

これらの世界を作り出すのは「魔女会」のメンバー。

主にクレー(西風騎士団の火花騎士)の母アリスだ。

「魔女会」のメンバーは互いを本名ではなく、コードネームで呼び合う。

今のところ判明しているメンバーは

 

CN:A アリス クレーの母 淵下宮の有栖?

    彼女の著書「テイワット観光ガイド」を読むと、そのイカレっぷりがわかる。

CN:B アストロマンサー・バーべロス・トリスメギストス スメール出身

    モナ・メギストスの師匠(通称おばば)占星術で未来を見る

CN:J I・イヴァノヴナ・N スネージナヤ出身

    結婚して引退、その後死去  弟子スカーレットが後釜候補

CN:M アンデシュドッテル(アンヤ)モンド出身 「イノシシプリンセス」の作者

CN:N ニコ・リヤン フォンテーヌ出身 予言者 旅人の脳内に話しかけてくる

CN:R レインドット カーンルイア出身 黄金 錬金術 6人の罪人のひとり

    モンドの西風騎士団主席錬金術師アルベドの生みの親ともいうべき製作者

    さらには各地に出現した闇の魔物も彼女の産物

    アルベドと共に旅をしていたが「ナベリスの花」という聖遺物を見つけてから

    アルベドをアリスに預けて行方不明となる

    アリスも旅に出てしまったので、アルベドはクレーの保護者(兄代わり)になる

 

今回登場する3女神は A と B と M だ。

そして「M」は「J」と同じく、寿命が短い。

というより、普通の人間並み?

 

「シムランカ」で彼女たちはこう呼ばれている

A(アリス)は「創造の女神」

B(バーべロス)は「予言の女神」

M(アンヤ)は「運命の女神」

「M」の記した書物には、自身の本当の頭文字「A.A」という署名が入っている。

 

「シムランカ」の魔法の森では、折り紙の動物が生活している。

だが、何が原因か「インク酒場」が閉店してしまい、彼らは色を失っていく。

色と同時に記憶も失ってしまい…。

この問題を解決するのが「森の妖精」の役を割り振られたニィロウだ。

上記のスクショは色を取り戻した「インク酒場」

 

次に「オルビット城」へ行き、積み木の小人たちの問題ごとを解決する。

そして最後には積み木の「悪龍」を倒すことになる。

オルビット城から現れた「国王」の役を務めるのはナヴィア。

そして最後に現れたのは「勇者」役の放浪者だ。

 

勇者とその仲間たちは悪龍を退治し、というのはよくある話。

これからが、放浪者(稲妻の雷電将軍に作られた人形)が勇者に選ばれた

本当の理由になる。

 

「R」と呼ばれるレインドットが「ドゥリン」という魔龍を作り出したのがことの始まり。

ドゥリンに悪意はなかったが、彼の血は人間にとって「毒」になる。

風神バルバトスに召喚された眷属トワリンがドゥリンと死闘を繰り広げ、

トワリンに喉を食い破られたドゥリンは、モンドの雪山に堕ちていく。

 

「M」はこの話を書き換えたかった。

ドゥリンの血が人間にとって「毒」になるからと言って、「悪龍」と呼ばれるのは

理不尽だと彼女は考えたのだ。

悪意があってこその「悪龍」だから。

 

人の手により、恐らく錬金術で作られたであろう存在。

それゆえ人から疎まれ、孤独を強いられることになった「放浪者」は

「シムランカ」のドゥリンに自らの悲しみを見出す。

そして彼を倒す代わりに「救い出す」ことを選んだ。

 

だが「M」が本当に救いたいと望んだのは、人と友達になりたいと願ったのに、

「悪龍」と呼ばれることになってしまった現実の世界の「ドゥリン」だった。

モンドの雪山の奥深くで「ドゥリン」の赤い心臓は今でも脈打っている。

 

復活する日はそう遠くないのかもしれない。

人類は、西風騎士団は、復活した「悪龍」とどう向き合うのか。

―――モンド編に続く―――

。。。らしい。

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