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数ヶ月後、裁判所で一通りの手続きが行われ、倒産会社の土地、建物と社長の自宅は競売へ。
そして競売の結果、工事関係者及び地主様への配当は無し。
やっぱりね・・・
新築中の建物に関する債権については、当事者同士で争う事に。
弁護士の先生曰く、
「選択肢はいろいろあります。裁判で争う事も可能です。ただし、時間もお金もそれなりにかかります。
一番良いと思われる方法は少ない金額で債権を買い取って、和解する事でしょう。」
「債権の買取の相場ってどのくらいなのでしょうか。」
「ケースバイケースですが、破産の場合は良くて債権の一割程度です。」
「一割ですか。業者全てで1億6千万円なので、1600万円ですね。大きな金額になりますね。」
「債務者は破産してます。債務者からはもうこれ以上取り様がないので、
少しでも回収できれば、御の字です。金額は交渉次第でしょう。」
「ではその旨、地主様にお伝えします。」
弁護士から書状を携え、地主様にお伝えします。
「そうですか。良くわかりました。和解の方針でいきましょう。
しかし、金額は一割ではいけません。業者の皆さんが気の毒です。
債権の半額を支払いたいと思います。」
「えぇ~!!!半額ですと8000万円ですよ。良いのですか。」
「良いです。半額で交渉する様、弁護士と話を詰めてください。」
地主様の背後に後光が見えました。。。
明日以降へ続く