無呼吸症の家に住むのは恐い  ~あなたの家は呼吸していない?!~

シックハウス、アトピー、小児ぜんそくは家の空気が原因かもしれません。皆さんの健康のお役にたつ情報をお届けします。

日本の住宅の現状

2011-01-17 09:43:55 | 換気、住宅
先週の金曜日、久しぶりに南雄三宅に古い友人が集まって新年会をした。

南雄三とは30年来の付き合いだ。

アルデの換気を始めたのも、20年前南雄三とアトランタのNAHBショーに工務店を連れて行くツアーに一緒に行き、長野の織建の社長が面白い機械があると飛んできたのが始まり。

翌日通訳で連れて行かれたブースがアルデだった。

相手は変な日本人が来て、この機械が面白いというのだが、どうも怪しいと応じてくれない。

そこで、喧嘩を売ってしまった私。

それからアルデの社長と今日まで付き合っている。

その彼も3年前にリタイアして、フロリダと奥さんの故郷のリヨンを行ったり来たりの優雅な生活をしてる。

リタイアしそこなった私は、まだ日本の住宅の空気環境はこんなに悪いといい続けている。

言い続けて20数年、何も好転しない日本の住宅産業、やってられないよ!

そんな昔話を南雄三と盛りあってしまった。

南雄三が、朝日新聞か何処かで、トイレか浴室が余りにも寒いので、梱包用のプチプチを買って来て、ガラスに張ったら冷気が遮断されて快適?になったとか言う記事を見た。

要するに、日本の住宅のレベルはそんな程度の話がまかり通っているのだという落ち。

しかし、高気密、高断熱、長期優良住宅何とやらだが、庶民の防寒対策は、まだこのレベル。

私が石油ファンヒーターが駄目だとか、全熱交換は駄目だとかというレベルからはるかに遠い。

こんなに寒い毎日が続くと、高齢者のヒートショックによる突然死、浴室事故が多くなる。

とにかく暖房レベルの低い日本の家屋に住んでる人達はどうするの?

温度差の無い住宅に住んでいれば救える命も、住宅のレベルが低く、梱包用のプチプチでさえ効果を感じるレベルの住宅に住んでいる人がどの位いるのか?

高齢者の場合、心臓麻痺と隣り合わせの状態が続く。

日本の住宅が外国から、ウサギ小屋と揶揄されても仕方ない状態は、何も解決されてない。

エコポイントの内窓改修は、スカスカの住宅であればプチプチよりは効果があるか?

暖房設備、換気設備のお粗末さ、以前の問題が多すぎ。

知っている人と知らない人の差が大きく、住んでいる家の性能の差も大きすぎる日本。

伊達直人運動で盛り上がっていい雰囲気になっているのに。

悲惨な住宅に住んで、ヒートショックで命を落としてゆく人も多い。

なんか矛盾してる。

でも、それがまた現実。

劣悪な住環境に住んでいても、死なないから関係ないと思っている人が、日本の97%いるから、どうしようもないのも現実。

先進国と言われて久しい日本、その住宅事情の現実は、政府と同じくらい悲惨だ。

でも誰もそう自覚しない日本人が97%!

やっぱり幸せな能天気な日本だ!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乾燥とウイルス

2011-01-05 10:43:32 | 換気、住宅
新年明けましておめでとうございます。

今年も住宅に関する話を書いていきます。

換気の第3種、自然給気の機械排気のシステムでは冬場の過乾燥が厭だという話がある。

その場合、ほとんどが室内上下温度差が5度以上あり、気流感が促進されるため余計に乾燥感が増す。

それを換気の責任にしている工務店がいる。勉強不足だ。

私の経験では、旭川で室内の相対湿度12%を40%くらいと言ってしまった。

人間は空気が動かない状態では、湿度を的確に当てることができない。

それは前に、NHKのためしてガッテンでの実験でも証明されてる。

3種換気を批判する工務店は、造った住宅の上下温度差が5度以上である。

また、乾燥してると風邪を引きやすい?北海道の人は?どうする?

ウイルスは乾燥した空気に強い?どの位強いの?だれもはっきりと分からない?

ほとんどのウイルスは、どんな乾燥状態でも15分以上は生存できない。

逆に、相対湿度が60%近くにしている病院では、ウイルス菌を相対湿度を高くした中に閉じ込めて?床に落とすらしい。

室内の相対湿度を上げて、ウイルスを床に落として清掃する。

フロアをしっかりと清掃しないとウイルス菌のたまり場?になる。

普通の家で乾燥するからと言って、加湿器を使うと、断熱、気密が不完全な家が多いため、家の見えないところで内部結露を促進させ、住宅を結露だらけにする役目を果たす。

加湿器に石油ファンヒーターを使えば、ダブルで室内結露増殖状態を作るので、安い建売、分譲住宅はひとたまりも無く劣化する。

そんなことも知らずに、毎日毎日加湿器と石油ファンヒーターを使っている家庭は、床下、壁内部、押入れの結露で10年後はカビだらけ、ダニだらけで、最悪構造体が腐っているかも。

そのような家の中で誰かがウイルスに感染してたら、湿度に閉じ込められたウイルス菌が床に沢山落ちるから、乳幼児、子供が余計に感染しやすい状況を作っていることを知るべき。

毎日、毎晩床を除菌するために清掃が必要。

マスクをしても防げません。

手洗いを励行しても防げません。

全熱交換のフィルターに目詰まりしたウイルスは、心地よく増殖を繰り返し、全ての部屋にばら撒かれて行き、戻ってきたウイルスはフィルターで住み付く。

ウイルス菌除去フィルターを毎日変えても防げない。

室内空気を熱回収のみの媒体としか考えない全熱交換は、ウイルス対策なんて考えてもいない。

人間の健康より、熱の回収が優先され、室内のウイルスを止めるのでは無く、結露と同じに増殖させる機械を、何で皆さんは好き好んで使っているのか、分かりません。

機械換気は同じだけれど、汚くなった空気は直ぐに捨てるのが第3種。

空気を使い回して熱回収して省エネになったと喜んで、家族全員がウイルスに汚染されて良いシステムが第1種の全熱交換だよ!

賢い皆様はどちらを選ぶ?健康それとも省エネ?

病気しても良いから、住宅は絶対省エネ、人生太く短くですか?

真剣に省エネに貢献したい貴方、貴方は偉い!!!!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする