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住宅エネルギーの循環に於ける省エネ

2009-12-11 15:51:20 | 換気、住宅
太陽光発電について、性能の悪い住宅に付けても、売電する事によりセーブした電気代以上に、冷暖房の損失が大きければ、ざるで水をすくっているような無駄な、馬鹿げた話ですよと、このコラムで言い続けています。

太陽光発電でオーバーフローした電気は、売電するのではなく非常用またはバックアップ用にバッテリーに充電できる時代にならないと、KW¥48で売ることよりも、もっと有効に使える時代は来ません。

ただし、そのためには急速充電ができ、必要な時には急速放電できるバッテリーでなくてはいけません。

現在は、まだ販売されておりませんが、自動車用のバッテリーが急速に開発されていますので、遠くない将来に家庭で使える便利なバッテリーが出てくると思います。

そうなれば、換気の電力、その他大きな消費電力の掛からない電機器具に、夜間、曇りの日、停電、災害の時に自家電力として応用できます。

皆さんは、太陽光発電と言うと、売電で儲けようと言うステレオタイプな答えしか持ち合わせていません。

太陽光発電とバッテリーの組み合わせにより、常に停電のトラブルから回避できることのほうが重要であります。

地震の国で、災害が起これば電気が止まり、電気機器に生活を依存している現代社会において大きな不便を強いられてきたことは、過去の神戸、新潟を見れば良く分かると思います。

何が起きても、自宅の電源が確保されれば、電気製品は最低限可動します。

後は、水だけであります。非常用のタンクを庭に埋めて置くのは大変面白いと思っています。

災害時、停電した時、何が困るかまず電気、その次はトイレを流す水、飲料水であります。

これが準備できてあり、家屋が耐震構造で危険判定が出ない住宅であれば、悲惨な避難所生活から開放されます。

ドイツでは、雨水の再循環用に庭にタンクを埋めて、トイレ、その他に利用します。高度のろ過装置を付ければ災害時には、自衛隊の水に頼らなくても良いのです。

ここで忘れてならないのは、庭の雨水タンクをから水を汲み上げるのには、ポンプが必要でポンプを回すのには電気が必要であります。

ドイツのフライブルグで開かれる省エネ展では、十数年前からこのような展示が行われています。でも日本の工務店には人気が出ないツアーでした。

日本の、省エネは売電でいくら儲かるとか?というつまらない省エネの話がいつも出てきますが、レベルが低いのであります。

地震大国日本で、耐震構造ばかり言う消費者も勉強不足ですが、本当は災害時自分の家族をどのように守るか!

そのためには、どんな準備をしておかなければならないか、日本人は全く考えが表面的であるとつくづく思います。

危機感が乏しいのか?ノー天気なのか分かりませんが?太陽光発電、省エネ、耐震構造について、自分の考えをよく整理してください。

突然ヒートポンプだ、エコ給湯だと、メーカーは新しい機器を売り込みますが、皆さんにとって本当に必要なものは何か冷静に考えて欲しいものです。
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