無呼吸症の家に住むのは恐い  ~あなたの家は呼吸していない?!~

シックハウス、アトピー、小児ぜんそくは家の空気が原因かもしれません。皆さんの健康のお役にたつ情報をお届けします。

省エネとは?

2009-12-16 08:20:46 | 換気、住宅
省エネとは?

何回もこのコラムで書いておりますが、何度も言うのですが機械単一とか住宅の外張り断熱だ、その他の断熱だと言い合っても、省エネの本質は見えません。

要するに無駄な消費は止めましょうという、現在の日本が置かれている経済的な立場と何も変わらないと言う事ですよ!

無駄な電力消費(特に自動販売機、24時間コンビ二など)を無くす、供給過剰に慣れてきた生活をこの際改める。

そんなのはとても難しいと思われる方がほとんどだと思いますが?

例えば、熱交換システムですが、単純に20度Cの室内温度を70%戻せるとしたら14度で計算上戻ってきます。

でも、室内温度は20度なので14度の空気が天井から降りてきたら寒く感じます。

熱交換の給気口付近が黒くしみが出来るのは、温度差でしみが出来るわけです。

とすると、6度の温度を与えてあげないと室温に戻りません。

温度を運ぶためには、風量を増やさないと運べません。

2台のモーターを回して、熱源を調達しながら熱交換をする意義は何処にあるのでしょうか?

また、最初に給気、排気の2経路のダクトを設備するので、単純排気型の換気システムの倍のダクト長さが必要で、2台のモーターが廻り、給気に温度を与えてやら無いと冷たい空気が給気され、全熱の場合は頻繁なフィルター交換、モーターの寿命は熱交換で得られる熱回収コストの帳尻が合わない間に壊れて元が取れない。

住宅の熱損失も大きく、暖冷房もセットされずに自前だったらどうなるのでしょうか?

こんなシステムを、一般消費者は熱損失が少なく省エネですよと住宅メーカーの営業に言われれば、ああ!!そうですか、それは省エネだと飛びつく!!

何が本当で、何が嘘か誰にも分からない図式で、世の中では省エネだともてはやされてゆく現状を憂いてるのは、私だけでしょうか?

世の中は、もっとらしい事を言った方が勝ちで、真実を正確に伝えられない方が負ける不思議な世の中で、表面的な受けがいい軽い話がもてはやされる時代なのかもしれませんね。

何度も言いますが、空気の質はごまかせません。

聞こえのいい、熱回収イコール省エネの謳い文句の、化けの皮が剥がされた時、家族の誰かが健康被害が出てたとしたら、その時は遅いのですが?

システムは、何事も単純な方が良い、壊れにくく修理しやすい。

室内の空気、住宅の省エネなどの結果責任は、常に自己責任であります。