私の好きな時間

大好きなお花達と手仕事と日々の暮らしの記録です

母からの宅急便

2012年11月12日 | 日記

昨日、田舎に住む85歳になる母から宅急便が届きました。

 

一月に転んでから体の具合が悪かったけど、

どうやら元気を取り戻し、小さな母の楽しみの畑仕事もできるようになり、

主人の好物の「さといも」が収穫できたので送ってくれたのです。

 

箱の中を覗いて一番驚いたのは、

この2ℓのペットボトルでした。

このちいさなつぶつぶは、ゴマです。

きれいなゴマ。

ゴマってゴミを取り除くのが大変なはずなのに、小さなゴミも入っていません。

母のゴツゴツした手と太い指を思い出し、涙が流れました。

 

「ほうれん草も買っても何ぼもしないだろうけど、

一つかみ入れたけど、どうかな?」って、電話の向こうで母の声。

まだ土が少し付いていて、葉っぱもピンとしてて、

「ありがとう~美味しそうなほうれん草で早速食べるよ。」と、言うと、

「食べてね。」と母。

 

「豆もきれいだねぇ。」と、言ったら、

「今年はあまりいい出来じゃなかったけど。」って、母。

そんなこと無い。

豆好きの我が家にはご馳走です。

 

「柿も美味しいから食べて。少しだけいれたからね。」と、母。

田舎の柿の木が頭をよぎりました。

 

そして、

母の作った里芋です。

スーパーで買ったのとは本当に違う味わいなのです。

 

母の書いた字。。。

へたくそだけど、まだ自分で書いて宅急便を送ることが出来る。。。

この宅急便が最後になるかな?なんて思ったら、

捨てられなくて、丁寧にはがして、袋に入れて私だけの引き出しに仕舞いました。

 

 

今日は朝から雨が降っていたので、

母が送ってくれたゴマの入ったパンを焼きました。

久し振りのパン焼き。

ふわっふわの美味しいパンが焼けました。

 

ゴマの香りと母の顔が重なり、

「おかちゃんにも届けたいなぁ~」なんて話しながらお昼に食べました。

 

母の顔、田舎の風景、

会いたいなぁ~

歳を重ねるほどに母が恋しいなんて、おかしいね。。。

幾つになっても恋しい母です。

コメント (4)
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