昨日、孫達のピアノの発表会から帰り、
夕飯の準備をしていたら、
家電が鳴り、
「詐欺防止」の音声が流れても
そのまま電話を切らないので、
受話器をとってみました。
「くらりちゃん?」
どこかで聞いた声だけど、
誰の声?
「わたし、J子」
そうだ!
この声は、「J子ちゃんだ!!」
「え~~~!!??J子ちゃん?」
「よかったぁ~やっとつながった~」
「J子ちゃん」は学生時代の友人で、
入学式の時、
私の父とJ子ちゃんのお父さんが会場で
隣り通しだったということで、
入学式の日に会った初めての「友達」だったのです。
学部も一緒で寮生活も一緒で、
ずっと仲良しだったのです。
卒業してからも連絡し合っていて、
「J子ちゃん」は結婚してからご主人の都合で
海外で暮らしていた時期があり、
帰国してからもしばらく連絡し合っていたのに、
いつの間にか連絡が途絶えてしまっていたのです。
そして、
あの東日本大震災で、
「J子ちゃん」の故郷は汚染区域になり。。。
「J子ちゃん」の故郷の地名が放送されるたびに、
「J子ちゃん」の事を思い出していました。
「J子ちゃん」は、震災の時は関東で暮らしていたのですが、
ご両親、ご兄弟、ご主人様のご両親、ご兄弟は福島での生活でした。
「明日、会える?」
「うん、会おう!!」
電話で約束して、
今日、15年振り?もっとかな?
待ち合わせの駅で会うことができました。
「くらりちゃん!」
「J子ちゃん!」
二人で抱き合って大泣き!!
何も言えず、
ただただ涙が流れました。
お互い元気でいられてよかった!!
その思いでいっぱいでした。
震災でご主人様のご両親を引き取り、
去年、お義母様を見送り、
夫婦二人の暮らしに戻り、
ずっと私に会いたいと思っていてくれたと言う。
とっても大変な時を過ごして来たと言う。
「J子ちゃん」のお母さんは98歳。
福島の施設でお元気で暮らしていると言う。
お互いの尽きない話で時間が足りないくらいでした。
お互い歳を重ねてきたけど、
こうして会えると学生時代に戻ったようでした。
また会う約束をして別れ際にまた涙。。。
元気でいたら、
こんな嬉しい日も巡って来るんだね。
それから、
今日は、
私が「息子を産んだ日」
帰りの電車の中から息子に
おたんじょうびおめでとうのメッセージを送りました。
そして、
私と旧友との再会の記念日にもなりました。