しがない焙煎師のクソ日記

コーヒー豆焙煎の記録をうだうだ書きます

思わず見上げた月、綺麗な線

2016-11-05 20:47:10 | 書き物
空を見上げる余裕がなかったことに気づく。
クルマを降りた瞬間広がる満天。

お客様を見送るときの視界の端に月が確かにあることに気づく。
夜が長い季節は夜空を見上げる瞬間が増える。

深呼吸で換気することの重要性
風呂に浸かって何かを抜き出すことの重要性
一日一日切磋琢磨。
自分の指先が世界につながっていることを存分に感じる為に。

コレジャナイ感

2016-10-17 22:05:02 | 書き物
を持ったまま仕事に取り組むリスクを考える。
コレジャナイんだよなぁって重大な感覚で、じゃあコレってなんだよ?って話になる。



コーヒーを焙煎すること。そのものじゃ足りないし、美味しいって言ってもらえればそれで良い。ってわけじゃないし、やっぱし生活の一部になる。だけじゃないし。
極め続けることも、笑顔で笑顔を伝播させることも、認めてもらうことも、一つ一つが重なってコレになるんでないかな。

幸いにも、珈琲豆そのものはドヤ顔でお渡しできるレベルまで昇華できてると思う。もちろんこれからも甘さを焦点にして高めて深めていかなきゃ。あとはどうやってみんなにお渡ししていくか。豆そのものを楽しむまでにコーディネートするか。面白さを持ってやっていきたいなぁと、おもた。



アルバムレビュー The Days Of Grays

2016-08-20 14:08:31 | 書き物
本日あらあらかしこでウチが紹介されましたが、
関係なしでソナタアークティカのアルバムレビューをします!(なんかお客さんこないし。やりたい放題だね)
驚くかもしれませんが、まずは「The Days Of Grays」。
知ってる人は、何でこれから?的なイメージを持つかもしれませんが、Uniaよりもウチのテーマミュージックに近いような気がするんですよね。
ほかのアルバムよりもクリアーな印象で、素晴らしい一枚だしね。

全体の印象としては、抑揚が強くクラシック臭も割と強く練りこまれている。シンフォニックていうのか?曲の一部分を切り取るとクラシックと感違いするお客様もいるくらい。
名曲が多く、ライブで演奏される曲も多いけど、何といってもアルバム全体の構成が素晴らしい。全編通さないとこのアルバムの良さはもちろん各曲の良さは伝わらないと思う。特別早い疾走系の曲はないし、sonata節って言われるキラキラ感も抑えられてる(気がする)Uniaからの流れをまた違う方法で昇華させて感がある。
初期からのファンからは賛否両論。Uniaでの路線変更してしまったって思った人は離れてしまったらしいけど、全然。路線を変更したんでなくて、熟成させたんだと思うよ。


まずはEverything Fades to Grayのイントロで始まる。弦楽器の音が全体に広がりながら、ピアノの音が前面に出されて、情緒的なメロディを感じる。明らかに何かが始まる予感を感じさせてくれる。最後のじゃぁ~んの後に、Deathauraに入り、弦の響きが入って、女性の歌声が入るというわけのわからないスタート。なんじゃこりゃ的な。ドラムがどかどか言うのに乗ってるメロディはゆったり系。途中で「らららら」ってコーラスが入るのもまた面白い。展開が読めなさ過ぎ。一曲の間にも紆余曲折がありながら、キーボードとトニーのボーカルで締めくくられる。
ピシっと終わったと思ったら、名曲The Last Amazing Graysが小気味よいドラムのリズムとギターのリフで始まる。トニーのボーカルと綺麗なキーボードが織り成して不思議なストーリーを作っていく。サビではトニーが全体を引っ張る引っ張る。ギターにバトンを渡した瞬間に音の粒が細かく重くなり、これでもかってくらいのメリハリになり、本当に同じ曲の中での展開なのか??って思えるくらいの変容。難解ながら、曲の流れに載せられてしまう。ライブで使われるのもすごくなっとく。
一応の収束を見せて突如始まるFlag in the Ground。じゃーららららららららーらーらーのギターがかなり印象的。フレーズを引き終わった瞬間、クリアで哀愁漂うトニーのボーカルが始まる。サビに入る瞬間の一瞬の落ち着きから爆発されるサウンドは強い一体感を感じで重く深く疾走していく。ただの疾走感ではなく、複雑に力強く進んでいく様はソナタの本質を現しているようで、どこか北欧を感じさせる(希ガス)。やはり展開が読めなさ過ぎて、耳が話せないw
全く雰囲気が変わり、Breathing(息遣い)がゆったりと始まるが、ソナタのバラードは、フレーズもコード進行もボーカルの哀愁も曲の展開もなぜか耳に残ってしまうことが多く、この曲も例外なく耳に残り続ける。深い音というか、一音一音が伸びながら落ちていく感じ。うまく言えないw次のZeroesに関してはすごく不安になる音の連続でザワザワする。この曲を支えているベースが耳に残る。ベースをベースにして曲を乗せているからこんなに不安な曲なのに崩れずいれるんかなって思える。ミドルテンポなのに曲の表情がうねる変な曲。

いきなりトニーのボーカルとギターとキーボードで始まるThe Dead Skin。このアルバムの一番の見せ場だと思う。程よいリズムで進んでいき、簡単なリズムと程よいリズムギター、キーボードの耳障りの良いサウンドに程よい力強く綺麗なボーカルうまくまとめてる感で進んでいくが、2分くらい進んだところで雲行きが怪しくなるwなんかトニーがノリノリで腹からだす力強く徐々に叫ぶ感じになり、2分半くらいで謎の重たいベースとドラムに様変わりし、ギターがじゃかじゃか節になる。激しいサウンドをバックに一段と透き通るキーボードーが乗っかる変な感じ。戻ったかと思ったらトニーも高ぶりすぎて抑え利かない雰囲気で進行していき、展開が全く読めなくなる。間違いなく展開がぶっ飛んでる曲です。ギターとドラムとベースの掛け合いは必聴です。
で、最強のJulietにつながっていきます。前の曲とセットで聞き処が続きます。やはり展開が独特で、ギターの進行とキーボードの雰囲気がそれぞれおかしいのになぜか一曲にまとまっている。トニーの哀愁前回のボーカルが素晴らしすぎる。でも、たぶんこの曲で一番すごいのは、ベースだと思う。ほんのり顔出して瞬間的にこの曲の印象をカタチづける。危うい展開で、こんなまとめ方するの!?って思う一曲。途中の3分からのソナタ劇場が始まる感がまた凄まじい。まさにメタルではなく様々な音楽の融合を果たしてる一曲だと感じた。最後の余韻は一冊の本を読み終えたような不思議な感覚。最後の一秒まで気が抜けない曲です。
てけてけてけっていう大凡メタルでは聞き慣れない音で始まるNo Dream Can Heal a Broken Heart。brokenって言葉使われてること意外と多いよね。この曲もJulietの流れを組んでいて、若干和っぽい部分もありつつ、物語調で展開が謎。難解ではなく、謎。女性ボーカル(?)の印象的なフレーズがありつつ、わかりやすい伴奏もありつつ、ちゃんとメタルサウンドで重厚感も味わえる。リズムの刻み方も大きいのから小さいのまで単調で聞き飽きない一曲。
見せ場はいったん落ち着いてAs If the World Wasn't Endingに優しい音で始まりトニーの語りに近いボーカルにつながる。いくつかのフレーズのあと、力強い雄たけびに近いボーカルとともに他のサウンドでカタチづいていく。「As If the World Wasn't Ending~」の連呼が不思議と心地よい。ギターソロも分かりやすいが気持ちよく聴ける。

終曲はThe Truth Is out There。やはりミドルテンポながら抑揚と奥行きが感じられ3次元というか立体感というか聴きごたえのある曲でアルバム全体を締めくくりに向かわせている感があり、名残惜しいというか、ここまで来た感がある。弦楽器の音がまたシンフォニック?のような印象を与えてくれて、シーンと終わっていく感。突如と音がなくなり喪失感とともに終わらせる様が良いよね。

俺の購入したのがインポート版で、ボーナストラックはEverything Fades to Gray (Full Version)と In My Eyes You're a Giant。
この二つは流れで聞くとものすごく良い。うまく言えないけど、感情に訴えかける的な何か。アルバム全体を現しているともいえるし、トニーのボーカルも流れるサウンドも哀愁と激しさが伴って非常にきこごたえのある二曲だと思った。

さて、これを書いている最中、お客様が一人も来ないという、素晴らしき土曜日www
まいったな。

Sonata Arctica この曲をきこう

2016-08-15 15:27:11 | 書き物
Closer To An Animal
新しいアルバムの曲が公開されました。
聞けば聞くほどコクが生れてくるような濃厚な曲ですね。
一曲目なので、この曲からどう展開していくのかが興味あるところです。


ところで、せっかくソナタアークティカの話題になったので、語ります。
ファストナンバー以外でのお勧めを書いていきます。順不同ですが、思いだした順なので、好きな順ととってもそんなに問題はないかなと。
聞いてみたい方は自分で何とかしてくださいw
どうしてもって方はお店に遊びに来てねw

①letter to DANA
亡くなったダナさんに手紙を送る感じ。
ファーストアルバムに収録されます。若干キラキラ感の強い原曲よりもアコースティック調のライブ版がオススメ。トニーの哀愁漂う歌声と歌い方がとても印象に残る。

②Tallulah
セカンドアルバムに収録。物悲しげなピアノの伴奏がドキドキ。トニーの時に力強く時にはかなげな表現力が光る逸曲で、このあたりからトニーの歌声に持っていかれていた感があります。曲の途中、他の楽器も入り、曲全体の盛り上がっていく様がまた良い。
詩はなかなか救いようのない感じwものすごく小さい世界での数人の物語なので、なんだか気持ちが分かります。
ちなみに、この曲のあとにWolf&Ravenが入っているのでつなぎも素晴らしいwそして、やっぱしこの曲もライブ版がオススメw

③Love → Larger Than Life
Pariah's Childの後半の二曲。これらの曲の流れがとても素晴らしいので、個人的には二つつながってる感があります。その前のX Marks Spotからの流れがかっこいいんやけど、あえてこの二曲で。Loveはやはりピアノとボーカルで始まり、徐々に盛り上がっていく展開の曲。ソナタの後期の曲の良さが詰まっていて、バラードなのに良い意味で読めない曲の展開を楽しめます。最後がピアノの低音で終わりその音で次の曲に入るので、繋がりが素晴らしい。Larger Than Lifeは、ポジティブでもネガティブでも壮大な世界でようやくここまで来たか感がある。舞台の上で時の流れを感じるという物語(らしい)。一曲の中でも雰囲気が二転三転して飽きないというか、どうにも聞き入ってしまうのだよ。

④The End Of Chapter
会話から始まる演出のミドルテンポの曲。音は分かりやすいんだけど、予想外な展開が多く、トニーの声を中心にバンドの音全体が一体化していく。終盤、ドコドコドラムをたたいてるのに、ピアノが印象的なメロディを別な次元で展開している様が印象的。最終的にピアノだけ残しちゃうってのがまた不思議な終わり方。
雰囲気がかなり陰鬱だけどとても綺麗に仕上げているところが何度も聴きたくなる理由なのかもしれない。


さてさて、とりあえず挙げていったけども、アルバム偏ってんじゃねーかとか、佐藤さんあたりに突っ込まれそうです^^;


ウィンターハーツギルド以降はアルバム一つ一つの完成度というか、コンセプト感が強くなってきてて、一曲一曲を切り取って話せないってことに、書いてて気づいたのだよ。
しかも、一曲一曲の中でも展開が様々で、例えば大好きな「Juliet」も「Caleb」もバラードか?って聞かれたら、ちゅんとしか答えられないしね。

アルバムとしてはUniaが一番好きって最近気づいたけど、アルバム一枚の中で様々な展開がなされているから、どの曲が好きとはまた違う次元のよう。
正直アルバム一枚一枚聴いてほしい。特にウィンターハーツギルド以降は。

kingdom for a heartでsonataにドハマりした自分はたぶん、トニーの歌声と全体の雰囲気が好きなんじゃないかなと思う。
こいつらメタルか?と聞かれたら、どうなんだろう。という部分があるしね。
もちろん、メタルとして最強にかっこいい曲は幾つもあるけれど、それだけが魅力じゃないからなぁ。と、若干葛藤する。

sonataにちょっとでも興味を持った。かといっても、アルバムを聞くのはメンドクサイという方に、とりあえず、お勧めを書いておきます。

・キラキラ系でゲーム音楽とかも好きな方
→kingdom for a heart

・メタルのかっこよさと展開の面白さを楽しみたい方
→Land Of The Free
→Paid In Full
→The Last amazing grace
→Flag In The Ground
→The Dead Skin

・早くてメロディアスなの
→victorias secret
→wolf&Raven

・特にカテゴリわけなく好きなの
→cloud factory
→wildfire
→Juliet
→Cinderblox

こんなかんじかなあぁ!!

夏の夜

2016-08-10 00:51:03 | 書き物
夏の夜の風を熱さに気付いて
お酒の旨さが沁みて
腐れ縁を楽しむ相手がいて

生きてる心地を味わえるだけ幸せなのかなあ
と、想う。

自分の想いを続けてみよう。
常連さん達がいつ来ても良いように用意しなきゃってなんか思えた。
ありがたい。
ありがたい。

160723 【読書感想】幸せの新しいものさし

2016-07-23 17:12:20 | 書き物
題名からすると、若干スピリチュアルのようなイメージだったり、自己啓発のようなイメージを持ってしまうが、実際はマーケティングビジネスと新しい生き方教本。
読書の新しい価値の部分が非常に興味深かった。本そのものを提供するのではなく、どこでどんな本をよむとか雰囲気を含めた価値。
先人たちの思想や、リアルを感じるためのツール。人の好奇心が強いところに本を渡す。東北に来るときに、風の又三郎。本を読む素晴らしさを伝えていく。そんなことを仕事に素晴らしさを感じた。

感覚。暗闇になった時、盲目の方の方が自由でいれる。障害は、絶対評価ではなく、相対評価であることが分かる。感覚を研ぎ澄ませることの重要さに気づく。何か抜けた方が研ぎ澄まされる。自分の場合は嗅覚と聴覚を研ぎ澄ませるために、目をつぶそうかな。って思った。

学校、というか、学ぶって事に関しては、実際に活躍している人が講師になって生きることを伝えていく。人は学び成長していく欲求がある。物質が溢れている世の中だからこそ。

ものさしって言葉に無理矢理当てはめちゃってるのがなんか疑問だけど、内容はよかった。

今について考えた。

2016-06-25 15:44:27 | 書き物
今って捉え難いよね。
今はどんどん過ぎていくから。
明日とか、今日は、あるんだけど、今ってあるかどうかわからない。
だけど、今が続いて昨日があって今日があって明日がある。
明日があるから未来がある。
今を生きることが明日につながる。そう思わないと、やってらんない。
自分を整えて、臨むことがいつもにつながる。
積み重ねて、挫折して、立ち上がって、切磋琢磨して、明日になるんじゃないでしょうか。

そんな感じです。

なつのにおい

2016-06-10 11:06:11 | 書き物
玄関開ければ薫る夏
草のにおい 雨のにおい
酒のにおい 汗のにおい
全部合わせて 夏のにおい

突き抜ける空 刺さる日差し
少し手加減してくれないかな

今年こそは 海へ行こう
太陽に誘われたから
今年こそは 海に行こう
風に誘われたから

街に溢れる夏の写真
ビールが美味しくなりました
スイカが美味しくなりました
氷はメロンかブルーハワイ

土砂降りの雨 乾かない洗濯
どちらかというと 夏は大嫌い

だから
今年こそは 海へ行こう
シャワーのある海の家
今年こそは 海に行こう
ダイエットはまだ間に合う

今年こそは 海へ行こう
チャリンコか軽トラで
今年こそは 海に行こう
バーベキューはめんどくさい


ポエマー佐藤

帰って仕事をする前に言い訳のように飲むコーヒー。

2016-04-11 10:32:02 | 書き物
苦いコーヒーが良い。

黒いコーヒーが良い。

脂の浮くようなコーヒーが良い。

それなら、トラジャ、ですね。
そんなこと言われてトラジャにしてからどれくらいたったか。

困ったことに、苦いのに、甘い。
黒いのに透明。
脂が浮いてるのに、切れが良い。

でも、確かに苦い。

苦さの中に甘さを探して、
甘くなると、苦さを探す。
追いかけているといつの間にかなくなる。

何ということだ。
そんなことに付き合ってくれるコーヒー。

今日も突き抜けるような空。浮かぶ雲。
お天気雨。突風。舞う買い物袋。
ひんやりする店内。響くメタル。
さめたトラジャカロシ。

苦さと甘さの狭間で闘う。
そんな昼下がり。

さて、帰って仕事でもするか。