しがない焙煎師のクソ日記

コーヒー豆焙煎の記録をうだうだ書きます

ハイチを焙煎しました!

2016-04-28 13:28:20 | 焙煎の記録
個人的に一番好きな豆、ハイチ。今回は秘蔵のブルーパインフォレストを460gと贅沢に使いました。


ティピカらしいとても艶のある生豆です。これは期待できます。

やはりいくらいい豆でも欠点豆の除去とスクリーンの均しは必要です。

妙にピーベリーが入ってるけども、これはムラの原因になるためより分けます。

焙煎時間は30分でした。

部屋中に甘い香りが広がります。

やはり初期のチャフは多いので取り除きました。色づきの頃にいったん均す作業も行うことでそれなりに納得のできる作品になりました!
たぶん

本日の焙煎豆について

2016-04-24 17:58:58 | 焙煎の記録
本日も多数焙煎をいたしました。

まずこちらがブラジルブルボンアマレロ。
程よく色付いてカラッと出来上がりました。ブラジルの豆はパルプドナチュラルのものが多いらしく、焙煎中の香りの変化が面白いです。特有の甘い香りを感じられます。



こちらがタンザニアムリンガ。粒が揃っていて焙煎がしやすいです。独特のコクを出して、酸味を飛ばすために若干深めに焙煎しております。焙煎中はトーストのような甘い香りが楽しめます。
残念ながら今年分のムリンガは終売します。
近いうちに「オルディアニ」に変更します。よろしくおねがいいたします。

帰って仕事をする前に言い訳のように飲むコーヒー。

2016-04-11 10:32:02 | 書き物
苦いコーヒーが良い。

黒いコーヒーが良い。

脂の浮くようなコーヒーが良い。

それなら、トラジャ、ですね。
そんなこと言われてトラジャにしてからどれくらいたったか。

困ったことに、苦いのに、甘い。
黒いのに透明。
脂が浮いてるのに、切れが良い。

でも、確かに苦い。

苦さの中に甘さを探して、
甘くなると、苦さを探す。
追いかけているといつの間にかなくなる。

何ということだ。
そんなことに付き合ってくれるコーヒー。

今日も突き抜けるような空。浮かぶ雲。
お天気雨。突風。舞う買い物袋。
ひんやりする店内。響くメタル。
さめたトラジャカロシ。

苦さと甘さの狭間で闘う。
そんな昼下がり。

さて、帰って仕事でもするか。

まちまちの焙煎度合い

2016-04-08 11:07:42 | コーヒーについて考えた
コーヒーまだ?

いつの間にか、朝にコーヒーを淹れるのは俺の仕事になってしまった。
いや、ここにお金は発生しないから仕事じゃないのか?
でも、価値は生み出しているな。と、コーヒーを淹れる行為は研ぎ澄まされて様々な考えがめぐる。
もちろん、大多数は「おいしくなあれ。」だ。

異様に美味いコーヒー。
正確には、異様に自分ちに合っているコーヒーに出会ったのはいつだったかな。

ルワンダなんて、暗い歴史しか知らない国で、ニャルシザなんて知らない土地で、コーヒーが作られているなんて。
誰がどう作っているかなんて、別段興味なんてなかったのに、好きなコーヒーができると調べてします。
まるで、コーヒーマニアだ。


俺の注文の仕方はいつも決まって「美味しいの。」豆は「一番新鮮なやつ。」だったが、いつだったか、ぎこちない笑顔の店主が勧めてくれたニャルシザが、店の名前同様に発音しずらく逆に覚えてしまった。

「美味しい」ってどんなものを指すのだろう。
みんな好き。は、みんな嫌いと一緒だ。そんなことはマチルダが言った通り。
無意識に諦めていた自分に、いつの間にかお気に入りができている。

ただ、一つ困ったことに、あそこの豆屋がいつも焙煎度合いがまちまちなんだよな。

ネルドリ~

2016-04-03 22:21:50 | リュミヌーこーひーず
最近、余裕があってご希望があればネルドリップで淹れています。ぶっちゃけ特に参考にしているものはなく、泡の具合と相談しながら味のイメージに近づくように抽出してます。温度を図りながら淹れますが、ハリオのペーパーに比べて2℃ほど高くスタートしてます。時間がかかることでの温度低下に自分なりに対応しました。
ペーパーよりもコクと深みが表現でき、自分の淹れ方では今までにない味を出せていると思います。
エメラルドマウンテンとブラジルアマレロは甘い香りが強くなりました。ドミニカは本気でビターチョコレートのような味わいとご評価いただきました。抽出おもしれーなぁと実感中。

ところで、始めたきっかけとして、もともと常連様に懇願されていたんですね。とーきょーで飲んだネルの味が忘れられないの。と。あんまし乗り気ではなかったんですが、伊藤さんの淹れている格好や、大坊勝次氏の淹れ方のVTRを見たところ、やっぱかっけーなぁと。半ば格好つける為に導入しました。
そんで常連様に出したところ、「味覚障害で来たはずなのに、凄くおいしく飲めた。疲れて病院に行くはずだったのに調子が良くなっちゃった!」とのお言葉を頂きました。単純な僕は素直に喜び、より精進しようと思いましたとさ。
アクアヴィテを目指すのもありかなと。おこがましいけどね。