Three frogs which smile.

酒飲みは奴豆腐にさも似たり
初め四角であとは ぐずぐず

早熟な果実

2005-03-29 | いやんぬ♪
あなたが欲しい。あなたを食べてしまいたい・・・

人間は飢饉の心配をしなくなってから年がら年中発情できるようになったそうです。
受精し、子を産み育てるときに食べるものの心配をしなくていいのですから。
そして人間はそこから得る快楽をその名の通り楽しむためにいろいろ試行錯誤してきたわけです。
その中には本来の目的であった『受精』を妨げるための技『避妊』、『堕胎』が出てきます。

さて昔々の江戸の時代。城下の町並みは侍、商人、町人多々居りましたが断然人数の割合として男性が多く男女比9:1ぐらいだったとか。(ん?この時代なら引く手数多か?おいら?)
結婚も比較的裕福なほうが優先され、未婚のままで暮らす殿方も当たり前にいらっしゃったようです。
そこで出てくるのが傾城、岡場所。
オンナは17歳位から上がり、年季は延びたりもしますが大体10年ほどで年をあけ、そこからはごく普通の女性として見られる生活を送ることが出来るのです。
ただ、そこは身体を売るという場所。夜っぴいてお客を廻し、見送り、身体を整える。
体力もそうですが、怖いのは病気と妊娠。
身体を壊し、年が開けることなく無縁仏として葬られていく。
相手を想い焦がれ死にをする「たちきれ線香」の様には色っぽくもない、また現実的な話です。

そこで出てくるのが避妊法。
昔は「ゴム」という素材がありませぬ。また男性側からの避妊という考えはあまり無かったようでほとんどそれは女性が防ぐしかない。
ティッシュよりもごわついた紙を丸め中に押し込んだり、油紙を中に入れたりとあまりに原始的。
遊女たちはそれをいかに相手にわからないように入れるかというのも技量だったようです。
男性側にもあるにはあります。魚の浮き袋をぷるっと被せるわけです。もちろん洗ってきれいにした奴ですよ。それはあまりやらなかったらしいのですが。

現在は避妊というと、ピル、コンドーム、ペッサリー、精子滅剤、また子宮内に器具を置くIUDでしょうか。

(荻野式と呼ばれる体温での排卵日を計るものは最初は子を生したいというのに適した日を知るのが意図で導き出されたものだったかと。人は一人一人身体の大きさも、ココロのバランスも違うものです。ロボットではないので正確にはわからない「目安」といった所でしょう)

ペッサリーも入れ方が悪ければ意味を成しませんし、何回かは使用できるとは言え清潔に保たなくてはなりませぬ。
精子滅剤は女性の身体に薬をいれ、また薬が効いている短時間のうちに事が終わらないと効かないわけです。
IUDに至っては手術の上に子宮を傷つける危険もあり不正出血を伴ったり、また妊娠のしにくい身体になってしまったりもいたします。
ピルは女性のホルモンのバランスを整え、生理痛や出血前のイライラする気持ちを抑えたりする時にも使用されております。
お医者様の診断、また自分の身体のことを考えて正しく服用していきたいなと思うものです。
ですがね・・・やっぱりそれと共にコンドームはした方がよいと思うのです。
薬だって完璧ではないと思いますし、性病も防ぐことが出来るのです。
男性も女性も快楽だけではなく、自分の心と身体を守るのも大切だと言う事はあたしが言うまでもないことで。
子を生すというのは大切なこと。ただ、まだその時期ではなくお互いの愛を深めたいが為の行為であれば尚更だと思うのです。

そしてね。とても悲しいことでたとえば女性が暴行を受けたり、または不慮の暴発、漏れ(ってあたいもこんなこと書きたかないな。気をつけてね)にて体内に精子が入ってしまったとき。
72時間以内であれば90%以上の確立で妊娠を防ぐことが出来ると言われている「モーニングアフターピル」
これがあるからいざという時には大丈夫。と思って欲しくはありません。副作用の強さ。身体や心にも負担が残るのです。

これ、男性が体験するんではないんです。妊娠も副作用も女性が受けるのです。これによって欲しくても子供が出来ない身体になるのは悲しいと思うのです。

殿方は相手を大切に思うのであれば必ず早めにコンドーム。女性もつけて貰うことが当たり前の事として考えて欲しいなと思います。

人間は環境、食べ物などでどんどん早熟になり、その結果身体は大人でも心がまだ未発達のままで、子を生すことが可能になっています。
また、人間の残していくゴミで野生の猿や熊たちもその影響を受け、成長未発達のまま生殖の機能が備わってしまっていると読んだ事があります。
産んだのに子供を育てることが出来ないというこの不甲斐ないところ、他に影響を与えることはやめたいなと思います。

そろそろ行楽のシーズンですね。ちゃぁんとゴミは持ち帰りましょう♪