Three frogs which smile.

酒飲みは奴豆腐にさも似たり
初め四角であとは ぐずぐず

はれた日は学校をやすんで

2006-01-30 | 日々の種
「またね」
「遊びに行こうね」
「メールするね」

真に受けなくなったのはいつからだろう

制服を着たり、集団で行動したり、反抗してみたり、お付き合いをしてみたり。
意味の分からないことを強制されて、なんだか自分が自分でなくなってしまうような気持ちを描いた
西原理恵子の「はれた日は学校をやすんで」
正しいことってなんだろうって思う。
教えてもらったことも、自分で納得したことも、理解したこともたくさんあるけれど、苦しくても辛くても悩んだだけの答えは必ず出ると思うんだ。
自分の思春期って振り返ると懐かしいけれどやっぱり痛いな。

東京は先週大雪がふり、慣れない雪を溶かしきれずいまだ道端に黒ずみ凍って残っています。
そのかけらを蹴りながら歩くままん。
日陰の霜柱を踏みしだくおいら。
「たのしいねぇ」
小鳥がせわしなく鳴いている。葉を落とした楓の枝にさえずり飛び回る薄抹茶の鳥。
「メジロかねぇ」
「春だねぇ」
学校に行くままんと会社にいくおいらは同じバスに乗る。
歩いて5分のバス停から駅までの道のりはなかなか会えず、話すことも少ない二人の時間だったりします。
「あのさぁ、船の免許取りたいなぁ」
突拍子も無いことをいつもままんは言い出します。
「絶対嫌だからやめてね。第一維持費もかかるでしょう?何にのりたいの?」
「クルーザーとかヨットとか。漁船とか、ボートでもいい」
「必要ないでしょう?ままんにはね、バナナボートで充分ですよ」

「そういえば、最近バナナ食べてないなぁ・・・」

・・・今までの船の話はどうしたんだ、お前。
その日の帰りはバナナかって帰りましたよ。それもちょっとお高めスウィーティオ
あたしには一本もくれませんでしたが喜んでいただけたようでうれしゅうございます。
陽射が一日一日と暖かく風も弱まって、街路樹の枝にぷつぷつと膨らむ新しい息吹は歩く足を軽くしてくれます。
会社を休んでどこかに行きたいなって思います。
現実は厳しいけれど、朝も春も来るものです。
今週末は出かけてみようかな。

ふしだらな左手

2006-01-26 | 日々の種
舌先で突起を舐る
右手は髪を弄ぶ
左手であなたを玩んで

後は何処で感じたらいい?


黒沢美貴氏の「ふしだらな左手」の清史郎のようなオトコに惹かれるようではあたしもまだまだ修行が足りない。
じわじわと侵食するような毒気を言葉で犯していく人は危険だけれども甘美。
解毒剤を探すのは大変な気がします。
平日のシティホテルはわりかし手軽なのでたまに利用します。
えぇ、呑んで帰れなくなった時はタクシーより安いことに気がついたから・・・
気分転換に泊まったりもします。
高級なところは無理ですが、夜景を眺めたり朝日が昇るのを見つめていたりするのは手軽に出来るいい気分転換です。

出張風の人、恋人同士、仕事の打ち合わせなど様々な人達が利用するホテルの空間は、自分とは違う時間を過ごしている人達の空気で溢れていますが、
それもゆっくりとしたよい時間です。
先日会社の方たちと呑みに行ったときに、旅行・出張(2泊3日)に必ず持って行くものを聞かれました。

社員A「下着、着替え(1日分)、パジャマ」
社員B「下着、着替え(毎日)、替えのコート、パジャマ、歯磨きセット、靴1足」
社員C「下着、着替え(毎日)、スリッパ、パジャマ、歯磨きセット、ネクタイ数本、靴1足、出来るなら枕」

あくあ「下着、着替え(上のみ)」
ちなみに社員ABC皆さん殿方♪
えぇぇぇぇぇぇ!!!!
スリッパって!?靴って!?コートって?!
ってか・・・・パジャマって?!
タオルや浴衣の無い民宿なら寝巻き用のTシャツと短パンにバスタオルくらいは持って行きますが、ホテルにはアメニティも置いてあります。
そいうものなのでしょうか。
なるべく荷物は少なく行きたいおいらは、あまり気にしたことの無い話題にちょっと困惑気味です。
それにね・・・・

寝るときは裸族っす。パジャマ要らないっす。
たまに起きてカーテンを開けると結構近くにオフィスがありびっくりすることがあります・・・
夜は距離感がつかめないので困ります。
ツインもシングルも宿泊料が変らない所もあり、そいうところはなんとなく見栄を張ってツインで♪って言うのですが、朝起きて妙に虚しくなります。
そするとちょっと意固地になって朝方反対側のベッドで寝てみます。

け!!!
次は二人でくるもんね。とても素敵な殿方と♪

私は貝になりたい

2006-01-25 | 日々の種
もしもあたしがカメならば
後ろを振り返ってくれますか
もしもあたしが猫ならば
隣で眠ってもいいですか


加藤哲太郎氏の「私は貝になりたい」
些細なことから戦犯となり死刑になった一人の人間。
人が罪を犯すのは「理由」があるし「誤解」もある。
物事の「事実」は一つかもしれないが、それを取り巻く「真実」はたくさんあると思うのです。
客観的に捉えること。そして、一時の衝動に惑わされないこと。
あとは、自分を保護するあまり周りの事実を見なかったり、ましてやそれを捻じ曲げたりすることは、したくないなと思います。

沈黙は金。
例え「事実」に誤解があったとしても、それを取り巻く「真実」は黙っていれば「なかったこと」になるけれど、
自分が一番よく知っている。
どんなに周りが責め様と、庇おうと「良心の呵責」が何よりの痛みなんだと思います。
自分が一番正しいという根拠の無い自信で取り巻く周囲が惑わされ、責め立て、「真実」に目を背け有耶無耶にしてしまう。

こんど生まれかわるのなら私は人間になりたくありません。
私は貝に生まれるつもりです。


この言葉を残した加藤哲太郎氏も、松本サリン事件やそのほかの冤罪という物は「真実」を見ることが出来なくなった事からの周囲の「罪」なのでは無いかと思います。

先日おとうとと二人でカラオケに行きました。
仕事に勉強に追われているおいらを元気付けようとしたのか、はたまた自分が唄い踊りたいだけなのかはわかっているのですが、優しい子です。
お互いに何も話はしないけれど、黙っていても居てくれるという存在は嬉しいものです。
まぁ、ただ唄い踊りたかっただけなのかも知れないのですが。

おとうとの携帯の根付の瓢箪がとても可愛らしい。

L「5色に意味があるんだよ」
あ「じゃぁ、金は・・・・金玉?」
L「ねぇちゃん、げっひーん!」
あ「・・・・でも、一番でかいってことは、大事なもんだろう」

まぁ、玉ばかり大きくても信楽焼きの狸ですしね(涙)
(調べてみると赤は心臓、紫は腎臓、黄色は肝臓、緑は膵臓、白は肺。それぞれの健康を意味するんだそうです。 )

品の無い話で終わるのもなんなので、「良心の呵責」について。
あたしはこの痛みに耐えることが出来ないときや一時の感情に囚われ「真実」を見たくなくなったとき、
そして自分の保身をしようとしたときにすることがあります。
それは「ぱぱんに甘える」こと。自分の気持ちを話すこと。
甘えも、ゆがみも、皮肉も、卑屈になった言葉もすべて。
生きているうちにはできなかった事ですが、とても落ち着きます。
そして、自分の間違いや「事実」と「真実」を見つけることが出来ます。
厳しかったぱぱんに話すことで、自分への呵責に対して向き合いそれを償う方法を探すことが出来ます。
声を出して自分自身に向き合うことをすることで、糸口を探しているのでしょう。
心理療法にもあるそうです。

まぁ・・・一人のときにしか出来ませんけれどね(苦笑)

僕は勉強ができない

2006-01-24 | 日々の種
わかってる

ものわかりがいい ≒ つごうがいい
それくらい わかってる

山田詠美の『僕は勉強ができない』で秀美くんが桃子さんに教わったサラダをたまに作る。
本に出てきた料理を想像しながら作るのは結構楽しかったりする。

それはさておき、あたしは高校受験まで勉強をしたことが無かった。
初めて勉強するかと思ったのは義務教育最後の夏休みがあけた頃。
さすがに鼻くそをほじっているわけにもいかず教科書を開いた。
が、猿に毛が生えたというより、比べられた猿に失礼に当たるくらい阿呆な成績をかましていたあたい。
さっぱり解らない。ってか『何がわからないのか わからない』
当時あたしが受けようとした学校の受験科目は「国語」「数学」「英語」
何処から解らないのか調べたら小学生レベルだったおいら。やーね。
仕方が無いので数学と英語だけ殆ど徹夜で勉強してた。
そのときには必ず「炭酸ジュース」が必要だった。コーラとかスプライトとか。

実は炭酸飲めません。痛いから。買ってもグラスに移さないと飲めないの。痛いから。
きっと甘いのと痛いので目が覚めたんだと思う。

こないだうん十年ぶりにコーラを買って飲んでみた。
やっぱり口の中がとても痛い。
それでもなんだかその当時の自分を少し思い出してみた。
「ビールも炭酸じゃん」
と大人気ないツッコミをする方がたまに居る。
「ビールは発泡♪」と言い続けてきたけれど最近なんで平気かわかったの。

甘く無いじゃん。ビールって。多分そうなんだと思う。
うん。多分そうなんだと思う。

きらきらひかる

2006-01-23 | 日々の種
諦めという「達観」なのか
客観的楽観視を極めたのか
ただ解ったことは
「これでいいのだ」
byバカボンのパパなのだ


昔読んだ絵本で、もうタイトルも絵も思い出せない話がある。
あらすじはおぼろげだけれども
小さな家に少女と病気の母親が暮らしていました。
おうちはとても貧しくて外は雪が降ってきてとても寒い夜でした。
お母さんが少女に「いちごが食べたい」と言います。
少女はどうしても食べさせてあげたくて雪が降る中いちごを探しに行きます。
木の根元に3粒のいちごを見つけた帰り道、
いちごを食べたいという動物たちに出会います。熊とウサギとリスだったか。
少女は3粒のいちごを分けてあげて、また探しに行きますがとうとう凍えてしまいます。
だけど、動物たちがいちごを探してきたかなにかして篭にたくさんのいちごを持って少女はお母さんの所に帰って行きました


多分こんな感じの話だったような気がします。
話は変りますが、昨年海を越えたお友達さんから一通のメールを貰いました。
タイトルは「Serendipity」

セレンディピティとは「当てにしていないものを偶然にうまく発見する才能」らしい
脳科学者の茂木健一郎氏曰く
「Serendipityは鍛えることのできる能力なのである。
偶然の出逢いを生かすよう、心がけることが出来る。

まずは、行動を起こすことが肝心である。
待っているだけでは幸運は訪れない。
また、注目すべきことが起こったとき、それに気付き、受容することが大切である。」


きっと行動を起こすときには「覚悟」が必要で、例えばそれが偶然だったとしてもそれに伴う痛みももちろんあるかもしれない。
それでも受けたもの、見つけたものを素直に喜んだり、考えたりすることはとても大切なことだと思います。
偶然でも必然でも、起こるべくして発生したものも、見つける力、理解する力、そしてそれを吸収、跳ね除ける力は日頃の鍛錬でよいことは大きく、悪いことは小さく出来る気がします。

そしてね。
この偶然見つけた幸せもいちごのように分けられて、そして分け合えた人たちばかりじゃなくてそのほかの周りにも渡せたらいいなって思います。
きっとあたしが持っているいちごはまだたくさんある。
そしてあたしの持っているいちごはだれでも食べることが出来る。
誰の特別にもならず、高級でもなく、珍しくも無いけれど、いつでも見つけられるものでありたいと思います。
雪を見つめていたらそんなことを思ったりしました。

あ。心ですよ。身体じゃないですよ♪

儚い夢と愛の谷間

2006-01-20 | 日々の種
ネオンを見ていた
テールランプの河と
濃紺の運河に溺れながら。
タワーのライトが消えたら

今度はあなたに溺れたい


昨夜は会社のチームの新年会でした。
チーム内で呑むことなど何年振りでしょう。
殆ど入れ替わりの無いチームなのに普段から交流が無い8人。
致し方ない。
宴会部長 あくあに御指名がかかった・・・・
本当は忘年会と言われていたけれど、あたしの予定がつかず新年会に。
宴会部長からの決め事は3つ

・時間厳守♪
・仕事の話は抜き♪
・明るく楽しく前向きに♪


うちのチーム、他チームの平均が30代前半なのにうちは平均年齢40歳♪
パテーションで分けられているブースが一際静かです。
それを言うと、老眼の話に。
みなさん、45歳を過ぎると出てくるという。品質管理も含まれたうちのチームにとってはどうも痛い話です。
白髪が増えたの、髭にも白いものが、果ては下にも白いものがといわれるとあぁ、労わりたいと思います。
若いときは格好を気にせずともでた色気も歳とともに気をつけないと薄れてくるのはどうも女性だけでは無いのですね。
殿方は40歳からという考えのおいら。
白髪もしわも好きだったりします。
他社にもうとってもあたい好みの殿方がいるのですが、そのお方は多分30代後半。
がっちりした体格に上背もあり手足が長い。ごっついリングをはめて日に焼けた肌に無精ひげ&白髪交じり♪
センスのいい背広にネクタイもおしゃれさんです。
見てるだけでもう充分でございます。
けっしてお付き合いをしたいわけでもなく、惚れるわけでもなく、見てるだけでときめいております。
あくあ「もう、だんでぃずむ なんですよー!!!」
Iマネージャー「わかる。俺もいい男だと思う」
上司E「今度飲み会セッティングしてやる」
あくあ「いーです!それよりあれやりたいです」

あたいの言うあれとは佐藤浩市扮する部長と美人秘書の
「今日の部長、頭下げすぎです」http://toyota.jp/markx/ってやつです。
それを言うとIマネージャーもあれがやりたいという。

あくあ「だんでぃずむなんですよー!!!」

それから一同自分の「だんでぃずむ論」について熱く語りだす。
終電ぎりぎりまで・・・
みんな溜まっていたのね、何かが。吐き出せたようでよかったですよ。

さて、みんなが決めた今年おいらに依頼することは
・たまに「○○さん、かっこいい♪」と褒めること
・「あれ」「これ」「それ」は指摘すること(ボケ防止)
・仕事の依頼を受けるときは「はい!喜んで!」ということ


いつになるのかはわからないが、Iマネージャーのだんでぃずむを叶えにうちのロゴ入りの社用車で向かいたいと思います。
今年のうちのチームのテーマは「だんでぃずむ」
たまには息抜きにこいうあほな呑み会も仕事の潤滑としては面白いかもしれないなと思いました。

今回の呑み会は、日頃のおいらを労っていただき「タダ酒♪」
この恩を忘れないように今日は
「○○さん、かっこいーい♪」とオリエンタルラジオのように言ってみました。
これは大体3ヶ月に一度くらいでいいのかしらね・・・
皆さんもたまには上司を褒めてみるって如何ですかね。

こころのかけら

2006-01-19 | 日々の種
I want you to come on, come on, come on, come on and take it,
Take another little piece of my heart now, baby,
Break another little bit of my heart now, darling, yeah.
Hey! Have another little piece of my heart now, baby, yeah.
You know you got it if it makes you feel good,
Oh yes indeed.


笑うミカエルとしては珍しく英語が並んでいる。
Piece of My Heart-Janis Joplin
1月19日はJanis大人用子供用の誕生日だったりします。(1943年1月19日 - 1970年10月4日)
歌う事、愛する事に溺れて出られなくなった歌姫が何故か小さな頃から好きでした。
歌詞の意味は全く分からなくても「何かが欲しい」。そんな気がする歌声でした。
SummertimeやMoveOverは今でもCMに使われている。
27歳で消えた歌声は35年以上経っても残っている。
あたしにとってこの女性は、声も歌も存在も「怪物」でたまらなく愛しい女性だったりします。

前振りは長かったのですが・・・
LOVINから半強制的に回ってきた『』バトン
お題は『詩』にしてみます。

1. PCもしくは本棚に入っている『詩』
PCに詩は入っていないかも。しいて言えば、好きな洋楽の歌詞を調べて取ってあったりします。
本棚に入っている詩は
金子みすず「わたしと小鳥とすずと」
(同題の詩がとても有名だけれども「不思議 」という詩が好き
気持ちが殺伐としたときに読むと落ち着く)

2.今妄想している『詩』
妄想・・・・まぁ、妄想族ですからね。なんやかやは妄想しますが詩の妄想ってどうだろう。
心境としては都都逸の
川という字は そりゃ後のこと せめて り の字に寝てみたい
あとは
可哀そうだよズボンのおなら 右と左に泣きわかれ
なんだか昨日からお腹の具合がおかしい・・・

3. 最初に出会った『詩』
中原中也の「北の海」か草野晋平の「春のうた」
ケルルンクック♪

4.思い入れのある『詩』
石津ちひろ 「あした」

新しい本なのでね・・・言葉を載せるのは憚られるかなぁと。
興味があれば探してみてくださいな。
5. バトンを渡す人
そうね、誰かやるかな。
お題はね『乳』♪

忍ぶ恋の掟

2006-01-18 | 日々の種
しのぶれど色にいでにけりわが恋は物や思ふと人のとふまで 【平兼盛】


恋心が芽生え、想いが通じ、寄り添う相手と巡り逢えた時に周りの人に報告する人と、
そうで無い人がいる。
あたしは後者だったりします。
あまりにも言わないので解らないまま終わったりします。
それはあまりにもおかしいだろうと指摘され、言うようにしているつもりなのですがどうも
メンドクサイ。。。。
まぁ、最近は喋る話題もありませんがねψ(-▽-)ψウケケケ
もともと公に出来る方とお付き合いをしているときは周りに言えるのですが、
自分の周りにその人を知っている人がいなければあまり話すことも相談することも出来ないような気がするのです。
昔からの癖なのかもしれません。
なのであたしが周りの人に報告したときはまともな人と付合っているんだろうなと思っていただいていいかもしれない・・・
ろくな恋愛をしていないな、おいら(涙)
そんなおいらについたあだ名は「忍(しのぶ)」
いっその事くの一修行でもしようかしら。

齢を重ねるに連れて自分のやりたいこと、似合う事が見えてきたりします。
行く末は田舎に引きこもって民宿か場末の居酒屋のおかみさんか。
だんなさまが居てくれるならそれもいいかもしれませんが、場末の居酒屋でお妾さんでも・・・ネタとしては面白そうな気がします。
ある時は饒舌に、またある時は寡黙に。
そこで過ごす人に寛いで貰える様な空間が出来たらいいな。
ん?本当ならば家庭をそいう場所にするべきなのか?

それはサテオキ。
人里離れた民宿や場末の居酒屋に居るおかみさんだったら、やっぱり着物でしょう。
忍ぶ恋、忍ぶ姿にはやっぱり着物でしょう(何故か決め付け)
民宿や居酒屋の名前は「忍」にしようかと思います。名物料理は「ちくわ料理」にしようかな。
ってことで三十路女の目標は前にも掲げたとおり「大人のオンナ
・落ち着く
・毎日を楽しむ
・笑顔を忘れない


と、今年必ずやることは
・骨髄バンクのドナー登録
・資格取得


あ・と・は
・着物を着こなせるようになる♪
やっぱりうなじがポイントなのかしら・・・艶。

それでも裸エプロンはありかもしれないが、裸割烹着は無しかね。
あたくし、殿方のそいうご要望には結構こたえるタイプですのよ♪

余談だけれど「裸エプロン」をむふふな気持ちでググッってみたらこの方が出てきた。
ちょっと萎えた気がしました(笑)

魚は空に ことりは水に

2006-01-17 | 日々の種
光の中で 見えないものが
闇の中に 浮かんで見える


空はとても広くて深い。
海は宇宙に繋がっている気がする。
泳いでいると周りが何も見えなくなるときがあります。
耳を澄ますと水の音に混ざって様々な声が聞こえる気がします。
「帰りたい」と思います。
「このまま溶けてなくなってしまいたい」と思います。
海を映した番組を見るのはとても好きです。
竜宮城とはどんなところなのでしょうね。
たまに息抜きに
東京大学海洋研究所海洋研究開発機構を覗いてたりします。
もしかしたらなんか写ってるかもしれないものね♪

さて深海には深海魚なるものがいるらしい。
そして海にはとても大きな生き物がいるらしい。
ゴジラがいたら嫌だけれど、あんなにおおきな鯨も鯱も烏賊も魚もいる海ってやっぱりとても広くて深い。
先日おとうとと本屋に行き、深海の生物の本に一目惚れ。

あ「これ、メガマウスだよ。これはウバザメじゃない?きゃー♪」
L「ねぇちゃん・・・深海魚みてときめいてる女はもてないと思うよ」
・・・そうかね。
だけどとても海は神秘的です。
だからとても心惹かれるのです。

小さい頃、絵本を見て思いました。
浦島太郎は竜宮城に行くんです。それも亀に乗って。
珊瑚で彩られた竜宮城はとても綺麗に見えました。
それがとても羨ましくよく歌を歌いました。

むかしむかし うらしまは
たすけたかめに つれられて
りゅうぐうりょうに いってみれば
えにもかけない うつくしさ


絵本には竜宮城
書いてるやん。

ひなたのともだち

2006-01-16 | 日々の種
ただ黙っていることが
今のあたしにできること


歩くことが不自由だったのにチビは歩くことが好きでした。
ちょっとの段差にもつまずき転び、泣いてしまうのに何かが呼んでいる気がして。
鳥もおひさまも自転車のベルも、ブランコが軋む音さえも自分に話しかけているような気持ちになりました。
チビには兄弟がいませんでした。
おうちには優しいおかあさんがいましたが、身体が弱くいつも眠っていました。
チビの住んでいる所は格子戸が多く、窓の位置も低かったから背が低くても家の中が見えました。
「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」
目が合えば、それが知らない人でも外と家の中で挨拶をします。
近所のおじさん、おばさんはチビを見かけるといつも声をかけてお菓子やみかんをくれます。
チビはそれをおかあさんの作ってくれた釣りズボンの大きなポケットに入れて公園に行きました。

少し暖かくなってきた頃でした。
ひなたぼっこをしているおばあさんが公園のベンチに座っていました。
それは朝だったり、昼だったり。
おばあさんはいつも一人でおひさまの光につつまれて、走り回る子供たちを眺めていました。
チビはいつもおばあさんをみているようになりました。
チビとおばあさんはいつしか挨拶を交わすようになりました。
そして隣に座るようになり、一緒にお菓子をたべ、一緒に公園を眺めるようになりました。
チビは拙い語彙でおばあさんに話しかけます。
近所に住んでいること。息子さんご夫婦と一緒に居ること。おじいさんはもういらっしゃらないこと。
ぽつんぽつんとやさしく、まるでたんぽぽの花が咲くように話すおばあさんでした。
おばあさんは左手の薬指に紫の石の指輪をしていました。
細くて皺がありましたが暖かくて子供には大きい綺麗な指でした。
チビが「どうぞ」とお菓子を差し出すと「はい、ありがとう」とおばあさんは飴をとります。
おばあさんからも「どうぞ」とみかんをもらうとチビは「ありがとうございます」と笑います。
おばあさんとチビは毎日少しずつ二人の時間を重ねていきました。
同い年の友達とは全く違った距離感と、安心感がとても好きでした。
おばあさんが話すたびにおひさまを反射してキラキラと光る紫のひかりを眺めているのが好きでした。
「指輪、きれいだね」とチビがいいました。
「これはね、亡くなったおじいさんがおばあさんにくれたものなのよ」
おばあさんは大切そうに指輪を撫でました。
「とてもきれいだね」
チビはもう一度いいました。

ある日、チビしは引越しをすることになりおばあさんとは逢えなくなりました。
引越しをする前の日にチビはいつもの公園に行きそのことを伝えました。
近所の友達と離れるよりも何か寂しく、もう逢えないような気がしていました。
するとおばあさんはチビにハンカチを出すように言いました。
チビがハンカチを差し出すとおばあさんはそこに紫の指輪を乗せました。
「あたしの小さなお友達。お友達のしるしにこれをあげる」
チビはびっくりしました。もちろん貰うことなんてできません。
かぶりをふって指輪を返すともう一度おばあさんは言いました。
「一緒に過ごした時間はこの宝石よりも綺麗だったから」
チビにはあげられるものが無かったけれど大きな声で言いました。
「ありがとう。バイバイ。またあおうね」

チビは大きくなって、もうチビではなくなっていましたが、時々ふとその指輪を眺めてはあのチビだった頃のキラキラした時間を思い出します。
大きくなって分かった事はもうおばあさんに逢うことは出来ないだろうと言うことと、
その指輪の石はアメシストだったこと。
それはチビの誕生石だったこと。
もしかしたらおばあさんも2月生まれだったのかもしれません。

アメシストの宝石言葉は「誠実、心の平和」だそうです。
名前の由来は古代ギリシャ語でa-methu「酒に酔わせない」という意味らしい。
ギリシャ神話の中にも出てきます。
どっちかというと毎日酔いっぱなしのおいら。
アメシストに悪さをした酒の神「バッカス」の方に近い気がします。
水晶に葡萄酒をかけて色がついたと言われたアメシスト。
今夜はもらいもののワインとチーズにしようかなぁ♪

心の旅

2006-01-13 | 日々の種
背中のリボン
結ぶのもほどくのもあなた。
そしてそれで縛るのもあなた。


男性の中の女性像をアニマ。
女性の中の男性像をアニムスっていうらしい。
男性における女らしさ、女性における男らしさ。
これを生きていくうえで排除しながら男らしい男に、女らしい女になるんだって。
そして年をとるにつれてまた排除したそれを両方受け入れていくってユングは言うんだよね。

女性が書いた恋愛論を読むと女性はこいうときこう考えているのかー!と思う。
昔から女性が書いた恋愛小説がイマイチ理解できない。漫画も然り。
女性の描く恋愛学は「理想と現実」、男性の描くそれは「美学と夢」に近い気がする。
現在男性が書いた恋愛指南書のようなものを読んでいる。
一言で言えば「こいう女はかわいい」とかいうもの。
もちろん著者の好みの問題もあるだろうけれど男性の持つ「アニマ」という部分は見えてくる。
女性のためにかかれた本なのに女性からは反感をかうだろうと思われる部分も多々ある。
ただ、この著者とあたしの考えがとても似てたりする。
その人がいう「いい女」。そいうことが出来る女性をとてもかわいい!!!と思うし、いたら惚れるし、口説くと思う。
読んで思った。
あたしはまだ「アニムス」とやらを排除できていないのかもね・・・
ってか、あたしがかわいい!!って思うオンナになればいいんじゃないのかね?
人の好みそれぞれだけれども三十路にしてようやく気がついた気がします。
時すでに遅し?( ´ー`)y-~~

それはさておきたまに受ける恋愛相談。
女性からもありますが、男性からもある。
一番困る一言は
「女なんだからさー、オンナゴコロってそいうときどうなのよ」
それが解ったら苦労しない・・・
たまに動物番組などでその動物や対象となる人の格好を真似するとその気持ちがわかるとかありますが、
そいえば仕事柄あまり女性らしい格好をすることがありません。
先日事情がありスカートを履いて出社すると他部署の人にまで驚かれました。
そいえば入社8年。スカートを履いたのは多分3回くらいだと思います。
たまには意外な一面をみせてみようかなと思った2006年の始まりでした。

あたしをあげる

2006-01-12 | 日々の種
クーリングオフは届いてから7日以内にお願いします。
試してからの返品はききません


親しい人へのプレゼントって考えるのがとても楽しい。
喜んでくれたら尚更嬉しい。
が、考えるのにちと悩むのがご贈答というか挨拶に持っていくもの・・・・
来週パーティーに呼ばれているのだけど、何を持っていこうかなぁ。
無難に酒かお菓子か。
最近は何でも取り寄せられるから便利になっている。
おいらもよく蕎麦やそうめんを買う。結構いろんな味が楽しめて嬉しい。
取り寄せられるうまい蕎麦とか変った蕎麦って無いかなぁ。
デパートとかスーパーに行っても蕎麦ばかり買ってしまうおいら・・・
そのうちレポできるくらい食ってたりします。
それはさておき
昨年友達に待望のあかちゃん誕生♪めっさかわいい男の子。
タラクビーズ一同で出産お祝いを贈った。
猿の腰かけとリュックサック。
首が据わったら座って欲しい。

そうそう、蕎麦といえば
よむぎめん
こやつが最近のヒットです。ゆでるととてもきれいなグリーンがでます。
どこかで出会ったら食べてみてくださいませ♪

引き寄せる腕

2006-01-11 | 日々の種
お日様の光あれば
あたししあわせ
たくさんの繰り返しと
少しのひなたぼっこ

ある日の午後
庭に一匹の野良
あたしが近づいていくのも気にせずに昼寝

きっと何かがあっても揺るがない気持ちはある
きっと守られる場所がある
そこに行きたいと思う少し弱気な夜もある
誰でも良いわけではないから
あたしは牝にはなれない

元々惚れるのには時間がかかるあたい
ただなにも求めずに暖かさに身を委ねたい
昼寝の関係は夢ね

「なかなか踏み切れないんだよね~」
の言葉に友人一同

「もうそんな時間はない!」

………
まぢっすか?!
また一人生涯の伴侶を獲た、違う。えた報告をもらった日でした。
しあわせになってね


山梔子の託言 翡翠の恋歌

2006-01-10 | 日々の種
ひとこと口走ったが最後、この世の中から、完全に、葬り去られる。
そんな胸の奥の奥にしまっている秘密を、君は、三つか四つ---筈である。

『碧眼托鉢』 太宰治


漢字の持つ美しさを巧みに操り、読む人をバタ臭い甘美な耽美な世界を作る森茉莉。
読めはすれどもかけません。
中には今では使わない外来語の当て字もあります。
読めますか?
1.乾酪 2.麺麭 3.線滞 4.襯衣 5.清正人参 6.鳳梨 7.和蘭芹 8.石刀柏 9.窓掛 10.清肉汁
森茉莉の著書の中で「贅沢貧乏」と言う著書がある。
彼女は貧しい中でもこだわりがあり、氷、紅茶、ビスケット、バター様々なものに自分の好みを見つけ、生活に取り入れそれを心の贅沢とした。
家事が全く出来なくても料理だけは違った茉莉が(ん?似てるとか言わない)表現するオムレツ(オムレット)のくだりは好き。
フォークで卵を割り混ぜ、ミルクやバター、塩胡椒の加減や表現。
そしてそれに混ぜるパセリを刻むくだり。
パセリの薫りとまな板を染めた緑は翡翠の色にも似てたのかもしれない。

料理をするのは好きですが、同じものを繰り返し食べていても飽きないあたしはあまりこだわりの無い生活を送っています。
土鍋で炊いたご飯。つぶした豆の残る田舎味噌。鰹箱でかいた鰹節。お土産に貰った乾燥わかめ。
これでとてもしあわせになれます。
あとね、豆腐。
それもラッパを鳴らしてくる豆腐やさんの豆腐が好きです。
それで湯豆腐をするんです。
一丁160円のその木綿豆腐を水にさらしておくんです。

土鍋のなかに大き目の利尻昆布に切れ目を入れて敷くんです。
水にさらした豆腐を切って並べるんです。
たれはポン酢じゃ嫌なんです。
荒めにかいた鰹節と、小口切りにした葱を蕎麦猪口の中にぶち込んでそこに浸るくらいの醤油を入れて出来上がり。
それも土鍋の中に投入。
そのまま火にかけて豆腐がふるふると踊って、蕎麦猪口がカタコトと唄い出したら出来上がりです。
箸で漉くってたれの中へ。
その葱とおかかが絡まったほっくほくの豆腐をはふはふ言いながらいただきます。
これがあたしの贅沢貧乏です。
小さな頃から好きなものって変らない。
蒟蒻、豆腐、蕎麦、梅干、若布、納豆。
これにだしと調味料があれば多分文句言わないかもしれない。
たまの贅沢に青魚があればしあわせです。
その代わりあれです。

酒は別腹♪
毎日を楽しく嬉しく過ごす方法はちょっとだけの贅沢と気持ちよく悪いものを交わす感覚が大切なのかもしれません。
これだけは譲れない、ちょっとした贅沢ってどんなものがあるのでしょう。
聞いてみたい気がします。

※タイトルの読み方とクイズの答え

山梔子の託言 翡翠の恋歌(くちなしのかごと かわせみのれんか)
託言は「たくげん」だと口実や伝言。「かごと・かづけ」だと口実や言い訳、愚痴。
翡翠は「ひすい」だと石の一種。

1.チーズ 2.パン 3.レース 4.シャツ 5.セロリ 6.パイナップル 7.パセリ 8.アスパラガス 9.カーテン 10.コンソメ


読めましたか?あたしは殆ど読めませんしかけませんがね(〃´・ω・`)ゞえへへっ♪

君と手をつないで

2006-01-06 | 日々の種
今僕は奇跡のかけらの指輪を探してる
どこにも売ってない
もしも僕がただの灰になっても
嘆かないで Father
愛してるよ Father


あたしがまだ小さかった頃、ぱぱんはよくあたしの手を引いていろいろな場所に連れて行ってくれました。
それは自分の用事や買い物もあるのでしょうが、滅多に家に居ないぱぱんの親子の時間だったような気がします。
ぱぱんの大きくて厚い手は暖かくて、また暖かすぎていつも二人の手の中にはぎゅっと汗が握られて、
それでも放すまいと必死で握り返し、ずっと歩いていました。
思春期前にはもう殆ど話すこともなく、お互いに顔をあわせれば叱られ、怒鳴られ張り倒されるので、なるべく会わない様に過ごしていました。
大嫌いだった。
ぱぱんが求めた娘と自分との違いがあまりにも大きく感じて、そんなのは自分が悪いのにぱぱんを大嫌いになっていった。
もしかしたら大半の女性はそいう時期を迎えるのかもしれないと今は思います。
あたしが一番最初に思いを寄せた人はぱぱんにとてもよく似た人でした。
年上で、仕事が好きで、あそびも一所懸命で、女性が大好きで、料理が好きで、物知りで、人に物を伝え話すことが上手で、頭がよくて、好奇心が旺盛で、怒ると怖くて、目が強くて、背中の広い、無精ひげの似合うひと。
多分あげればもっと出てくるぱぱんの印象。
威圧感のある人を怖がっていても妙に惹かれてしまうのはここなんだと思う。
想い出は悪いところが抜かされて淡く都合よく変えられていくから、そやってあたしの中で彼は一番かっこいい人に変っていく。
反面教師で全く違う人を好きになり、みんなとても素敵な人だと感じているけれど、
こうやって一人になった今はもう素直にぱぱんに似た人を探していることを解ってもいい頃かもしれない。
ファザーコンプレックス。
あまり傍に居ることがなかったからずっと抜け出せない気がします。
自分の中にあるままんやぱぱんの血は大切に思っていたい。
あたしは未だに彼よりも素敵な人に出逢っていないのかもしれない。
それは、ちゃんと人を好きになっていないのかなとも思ったりしています。

出来ることは出来るだけしたいから、ぱぱんとは一緒に居られなかっただけに今はままんをも少し大切に出来たらいいな。
それでもやっぱり・・・・うるさい!って思うことは多々あるんですけどね(苦笑)
お正月に帰省された方も同居されている方も、もう大切な人が鬼籍に入っている方も、大切に思うだけはできるから。
あまり自分が生まれたことを好きに思っていなくても、きっと自分を好きだと思ってる人が居てそんな人と出逢えたことを嬉しく思えるのなら、
生まれたことも悪くないなと、自分の大切な人を想って見る日があってもいいかなって。
たまにはそんなことを考えています。
嫁入り姿も孫の姿も見せることがまだ出来ていないおいら・・・親不孝ですみません(涙)
ちなみにあたしはぱぱん似です。そしてぱぱんは「勝新太郎」似です。
・・・・嫁にいけない理由はここなのか?
もしかしたら目をつぶって魚がさばけるかもしれないなと一人夜中に包丁を研ぎながら物思いにふける暮れでした。