Three frogs which smile.

酒飲みは奴豆腐にさも似たり
初め四角であとは ぐずぐず

力まかせな言葉の中で

2006-03-31 | 日々の種
大丈夫、君は誰からも愛されるよ。

貴方までそんな事を言うんだね
誰に嫌われても
貴方から愛されたかったよ


花吹雪 花吹雪。
関東は桜が開花して一週間。肌寒い日が続き、昨日は風の強い日でした。
強引な力に揺らされ、はらはらとふり落ちる花びらは淡い雪のようです。
融けることなく肌をさらうそれらの感触は、自分を昔に戻していきました。
あの当時、郊外の駅から少し離れた場所にある並木道はほの明るい桜の花の道になっていて、
ぽつりぽつりと話す声を聴いていました。

優しいだとか、和むだとか、強いだとか。
丈夫だとか、暖かいとか、唯一わがままが言えるだとか。
大人だからとか、達観してるとか、一歩引いているとか。
自分なんてとか、もっと求めて欲しいとか、他に好きな人が居るのかとか、

甘えっぱなしでごめんだとか。


いつもあたしが言いたいことを先に言わないで欲しかった。
そして最後は
「彼女が出来た、ごめんね」



それは半年前から知っていましたよ。を飲み込んで。
今したばかりのくちづけは一体何としたのでしょうか。
あたしの存在は彼女じゃなかったような、いなかったようなそんな気持ちになって。


「元気でね」

多分笑って言えたよね。
見えなくなるまで手を振っていた気もするし、最初から何も見えていなかったような気もするし。
あぁ、もう二度とあの暖かさの中で眠ることは出来ないのかと、
もう二度とこの感触が唇に残ることはないのだと、そう思って上を見た。
ひらひら、ひらひら桜の花びらが舞い落ちて頬をさらっていく感触は、今しがた彼が触れたのととても似ていました。


あれから十数年過ぎてもなお、言われることも言いたいことも似ていて。
成長してないなぁと思う。
求められたら楽なのに。

花吹雪 花吹雪。
昼間の桜はどうも苦手。

覗かれる愛

2006-03-29 | 日々の種
格好だけの「ちょい悪」じゃ
物足りないの


人が読んでいる本や新聞は何故か気になる。
見ちゃいかんとは思いつつも、
「あぁ、この本読んだことある」
「これは面白そうだな、タイトルを覚えておこう」
「げ、新商品でトラブルか」
「キャベツで巨乳ねぇ・・・」
等と一人頭の中でつぶやいている。

そして見てはいけないと思いつつ、ちらりと見てしまうのが人の携帯画面。
じっとは見たりしないですけどね。
先日、帰宅時に隣に座ったのは推定、製造年月1950年製ぽっちゃり型のお姉さん。
携帯でなにやら打ち込んだり、読んだり忙しい。
ふと画面を見ると

件名:大きくて太いのが好きです♪
えぇぇぇぇぇ!!!!(/ω\)ハズカシーィ
うーん、見てはいけないものを見てしまった気がしました。
きっとウィンナーとか秋刀魚とかだよね。うん。
メールの内容もちと見てしまいましたが、間違いなくウィンナーやましてや秋刀魚等ではありませんでした。

内容:縛られてもいいけれど・・・痛くしないでね♪
必死にこれはきっとチャーシューの気持ちになっているんだよね。とか思ったりしてしまいました。
えぇ、愛の形は自由自在。

つい昨日。
会社帰りの電車の中。隣に座ったのはとてもごっつい体型のお父様。
節の目立つ太い指でちょこちょことボタンを押す姿はなんだかほほえましい。
打っているのは仕事の内容なのか、「会議」とか「指定」とか見える。
サラリーマンって感じ♪と思って下を見ると

予測辞書:
恋しい 声 困っちゃう・・・・

えぇぇぇぇぇ!!!!(。・ω・)ノ゛ カワイイ♪

なんだか気になってちらちら見てみると
予測辞書:
逢いたい いい子 キス キラリン 好き♪ 

等など・・・なんか カワイイ。
挙句の果てに

予測辞書:

萌え~


も・・・・萌えてるよ。ごっついお父さんも萌えるんだね。
人は見かけではなく、意外な一面もありだよね。
ちょっと覗くと面白いなぁと思ってしまいました。えぇ、あまりじろじろは見ませんよ。はい。

ちなみにおいらの予測辞書の一部

い:淫、う:うちら、お:おけ~、か:がむばれよ~、さ:酒、そ:そか~、ぬ:抜いて、の:呑もう、は:はろぅ、ほ:欲しいの、よ:酔っぱらい、れ:れっつ

たまにピンポイントにまずい言葉とかが頭の方に出てくるので覗かれちゃったらちょっと困る気がします。
見ちゃダメ、見られたら恥ずかしい!って思うとなんとなく隠すほうが恥ずかしくなってしまうのはやっぱりエロいのかなぁ・・・・

贅沢貧乏の杏奴

2006-03-27 | 日々の種
大丈夫だよ
貴方がいれば
きっと毎日楽しく暮らせる
そう思った

事もある

あたしの本名の由来はぱぱんが好きだった女優からとったもの。
それ以外の候補は「まりあ」だったらしい。
よかったよ。まりあじゃなくて。罰が当たるよまったく・・・

「贅沢貧乏のマリア」は群ようこが森茉莉について書いた本。
みんなが「あんぬ」と呼ぶとどうしても「杏奴」と頭の中に浮かぶ。
好き嫌い両極端に別れると思うが森茉莉のエッセイは嫌いじゃない。
彼女は貧しい中でも自分のこだわりを探してそれで心の贅沢をした。

ままんがこの春学校を卒業して、開業できる運びとなった。
まだ、教室が2つとスポーツクラブでのインストラクターの仕事があるから早急にはないだろうけれど、
開業するとしたら試験的にでも自宅でやるだろう。
すると部屋がない。
あたしのいる部屋を潰さないと出来ないの。
とうとう現実問題になってきたよ、一人暮らし。
貯金・・・・出来てないんだけどねヽ(´Д`;)ノアゥア

4畳半でも6畳でも寝る場所があれば言いし、荷物もなるべく少なく暮らせればいいな。
片付けられる最小の物と好きなものに囲まれて暮らしたい。
寂しいかなって少し思う。
きっと電話も引かないし、パソコンも置かないかもしれない。
多分家で食べるものといえば、蕎麦かつまみくらいでしょう。
本と落語と酒に囲まれて、大丈夫かなと不安になる。
あんまりにも寂しくなって、つまみ食いしないようにしないとね。

うん。いろんなつまみ食いね。
引越しするに当たって、今まで捨ててないエロいものをどう捨てていこうか思案中。
やっぱり他の雑誌に挟んだり、わからないようにしたほうが好いのかしらね。
自分の部屋を見渡してみたけれど、要らない物って多いな。捨てたい病がうずうずしている。
いるものは頭の中だけにある気がしてる。
それでも本当に欲しいものは持っていないのが分かるからなんとなく動きが鈍ってしまう。
今日はまっすぐ家に帰って自分を見つめなおしてみようかと思います。
少し脱皮しないとね。


えぇ、身体の肉も脱皮したいっす。
いつまでも着ぐるみきているわけに行かないもんね。け!!!

びいどろと云ふ色硝子で

2006-03-24 | 日々の種
貴方の味を覚えたい
だから何度も何度も
口に含む


梶井基次郎の「檸檬」
今日は檸檬忌だと思い出す。
そのくだりに「あのびいどろの味程幽かな涼しい味があるものか」とある。
(字があっているかちょっと不安)
昔よく、あたしはおはじきを口に入れていました。
別に意地汚かったわけではないと思うのですが、口の中で何かを転がしていることが好きでした。
甘いものは得意ではないし、飴はなくなってしまうからなのか、あまり衛生上よくもないのでしょうが、気に入った色のおはじきをよく舐めていたと思います。
そのせいかばい菌には抵抗力があります。
褒められたことではありませんね。
危ないし。

あの平べったく、暖められていても常にそのものの持つ最低温度を変えない硝子は、大人になった今でも口に含みたくなってしまうのです。
初めてのキスの味はレモン味とごろのいい表現を聞いたことはありつつもそんなことはないし、
幼げな危うげな年頃の淡い恋の想い出を綺麗に表現している言葉だと思ってしまう。
どう記憶をたどってもあたしの初めてのキスは煙草味だったしな。
そして最近の記憶を掘り返してみると、一番最後にちゅぅをした相手は女友達。
そしてその前をさかのぼっても女友達。
そしてその前も・・・


(´;ω;`)ショボーン


でも、まぁ美味しかったし、好きだからいっかなぁ♪って思っている。
レモンの味でなくてもいいから甘いちゅぅがしたい今日この頃です。
まぁ、今は鼻が詰まってるから味がわからないんですけどね・・・

しゃべれども しゃべれども

2006-03-20 | 日々の種
あなたがあたしに言われて
一番困る言葉は

「愛してる」
でしょう?


ユッコさんが教えてくれた本『しゃべれどもしゃべれども』佐藤 多佳子著。
あがり症の従兄弟や口下手の黒猫のような美人と関西弁が抜けずにいじめられている少年、そして悪役で売っていた元野球選手が二つ目の噺家に落語を習う。
覚えた言葉は口から出てくるけれど、本当に伝えたいことは出てこない。
話すということがもたらす一人一人のショートストーリーの様で気持ちよく読むことが出来ました。

どんな人と話すのも気を遣ったりします。
言葉には言霊があるし、伝えたら戻ってこない。
消えてなくなるのを待つだけ。

人はたくさんの言葉を飲み込んで、ぶつけて、交わして、渡してを繰り返す。
それは口には出さないけれど、文字にしてもそう。手紙、メール、電話。目を見て話さないものほど言葉の些細なことに気を遣う。
そして伝えられずに消えてしまう言葉もある。
ただ、抱きしめるだけで伝わる気持ちもあるでしょう。
強引にぶつけないと振り向かない心もあるのでしょう。
話さなければわからないことがたくさんあります。
それでも黙ってしまうのは自分の立場が変ったり、状況の変化があるのを恐れるからもあるのでしょうか。

言葉を大切に使う人は惹かれます。言葉遊びはもちろん、不用意に傷つける言葉を使わないから。
沈黙と会話を楽しむことが出来る人になりたいと思います。
どんなにたくさんの時間を過ごしたとしても、その場の雰囲気で交わす言葉もあるでしょう。
でも、本当の気持ちはずっと隠したままもあると思います。
しゃべれどもしゃべれども、肝心なことはいえないまま、伝えられないまま、言葉の砂になって心にあるとしても、
今を大切にしたいなぁと思うとそれでいいのかなと思います。

「愛している」という言葉は
なんて不安定な言葉だろうなと思います。
相手が疑えばそれはただの物質になる。
受け取った相手が重たくならないように、伝えたい100個の気持ちを全て一つの言葉にするとしたら
「大好き」
になるかもしれない。
言葉の魔法が薄れても恋の相手にはずっと言い続けたいなと思います。

だがしかし、相手もいない今のあたしにとって全てに変る言葉は
「すんごく楽しい!」
きっと誰も傷つけず、きっとみんながよくわかる、伝えられる言葉なのかもしれません。
しゃべれどもしゃべれども、伝わらなければただの物質。
信じるか信じないかは受け取り手次第。

伝わっていればいいなぁって思います。
「あなたといると すんごく楽しい!」

アメニモマケズ

2006-03-15 | 日々の種
飴と鞭。
貴方からならどちらも好き。


宮沢賢治の「アメニモマケズ」
諳んじて言える詩の一つだったりする。
言葉のリズムがとりやすく、日本人にはすんなり入るのではないでしょうか。
幸いに丈夫な身体を持っているので
カメハメハ大王のように天候に左右されずに会社に通っています。
丈夫と言うより『頑丈』です。

欲と言えば欲しい物もなく、毎日楽しく友達と呑んだり、仕事したり、遊んだり、家族が元気でいてくれたらそれで充分だし、
怒ることも年に1回あるかないか。
ただ、物静かではないことは確か。

面倒見が言い訳ではないけれど、呼ばれれば何処にでも駆けつけるし、
なんにでも首を突っ込むタイプだとよく言われます。
別に好きで突っ込んでいるのかというとそうではなく、気がついたら入っているような状態。
物忘れは激しいけれど、わからないことをそのままにしておくのは好きではない。

結構近いんじゃない?アメニモマケズな人に。

さて、賢治さん。彼は粗食が好いという。
一日に玄米4合と味噌と少しの野菜を食べと言う。
おいら・・・米がなくても酒さえあればいい人。
味噌が切れていても困らない。。。。。

飲み歩き人生です。
最近自分が何処で何を食べているのかつけ始めました。
たべろぐ。。。。


呑みっぱなしだよ、おいらヽ(´Д`;)ノアゥア
もし、おいらを見かけたら一緒に呑みましょうね♪
でも・・・

隣にすでに殿方がいたときはそぉっとしておいてくださいね。
あくあ、現在大売出し中なもので(いやんぬ)

ま、そんなことは殆どありませんけどね

ねぇ・・・

2006-03-14 | 日々の種
ねぇ・・・
どんな魔法をあたしにかけたんですか?


「ねぇ・・・」
まただ。
今度は何をねだりたいのだろう。
バッグはこの間買ってあげたばかりだし、どうせ買い物に付き合えということだろう。

ほら、当たった。
彼女と付き合って2年になる。
彼女の会話の中に出てくる「ねぇ」で何が言いたいのかわかる。
アレが欲しい、この間は何処に行っていたのか、不満がある、どこかに行きたい。
大抵「ねぇ」から始まるんだ。
俺はあえて意見をしない。
彼女に合わせていたほうが何かと都合がいい。
買える物があれば考えるし、行きたい所に連れて行ってあげたい、自分で考えるより楽で、それで機嫌がいいのならこっちもありがたい。

「じゃあ、今度の週末は買い物だな」
週末のプランはこれで決まりだ。
朝彼女の家に迎えに行き、支度が出来るまで車の中で待たされ、少し眠たげで不機嫌な彼女をなだめ、買い物、お茶、買い物、食事、ドライブをして送る。
その後は彼女の部屋でセックスをして、家に帰る。
いつもとあまり変らない。
泊まってもいいけれど、洗濯もしたい。

「ねぇ」
今度はなんだ。
少し黙っていたからか。
なんでもないか。なら聞かないでくれよ。

甘えてくるときはかわいいと思う。
そりゃ、少し中だるみもあるかもしれない。このまま結婚したとしても今と変わりなく続けていくことが出来るだろう。
この間もそうだ。
「ねぇ」の後に「これからどうする?」と来たもんだ。
俺にはまだ決められない。やりたいこともあるし、彼女の独占欲も考え物だ。
適当に次に行く場所を言って受け流したらちょっと怒っていたな。

「ねぇ」
気に入った料理でもあったか。
「ねぇ」
そろそろ店を変えたいんだな。
「ねぇ」
多分会社で嫌なことでもあったかな。
ほら、当たった。
俺の意見?言ったとしてもいつだって聞かないじゃないか。当たり障りの無いことの方がもめなくてすむ。

「いつだってお前が正しいよ。誰もお前の事を真剣に考えてくれていないよな」
満足そうな顔だ。よかった。俺の選択肢は間違っていなかった。
少し夜風が冷たい。彼女がゆっくり歩くのはまだ帰りたくないってことか。
出来れば今日はもう帰って休みたいけれど。それともうちに来るのか。
今日はまずいな。

「ねぇ・・・」
まただ。今度はなんだ。帰るのを引き止めるかどうするか。
引き止めないでぐずりだしたらそれはそれでメンドクサイな。


「ねぇ。
私たち、終わりにしようか」

今の「ねぇ」は何だったんだ。
彼女の言った言葉の意味が俺には全くわからなかった。

優しく触れて

2006-03-13 | 日々の種
貴方が触れた場所が
熱を帯びるのがわかる

そして湿っていくのもわかる

愛ラブフジコしゃんからブラインドタッチバトンが回ってきました。

でもね・・・おいらきっとおもろくない気がする。
触るのプロだもん。そう、貴方のつ・ぼ・も♪

1)生年月日を教えて下さい。
1976年2月24日

2)TV番組といえば何?
NHKスペシャルの海特集。
あとは落語かねぇ。

3)カッコイイ(かわいい)という有名人は誰?
・カッコいい ー> 竹中直人
・かわいい -> 青井 優(最近ちょーお気に入り)

4)辛い食べ物といえば何?
チャンジャ(これのお茶漬けが堪らんのよ!チーズを刻んだのと韓国のりをちぎって乗っけるの。うまー!)
青唐辛子の味噌漬け(これを刻んで、ご飯にのっけて喰うのよ。うまー!!!)

5)あなたのチャームポイントを教えて下さい。
え・・・胸の際際にあるほ・く・ろ♪

6)あなたの虫に対する思いを教えて下さい。
印ディージョーンズで出てきたカブトムシの料理・・・
甲殻類怖い。

7)カラオケの18番はなに?歌手名も。
スピッツ「チェリー」

8)5秒で「ブラインドタッチなんか余裕だぜ!」と入力してください。
ブラインドタッチなんか余裕だぜ!

9)バトンを回す5人を教えてください。
ごめんね、面白くなくって。
この業界長いとね・・・
そしたらソフトなタッチで未知の世界へいざなってくれそうな殿方いかがでしょう。

うりちゃん
LOVINくん
task2くん
ニッキさん
rocketさん

楽しそう(笑)

貴方の口にあうかしら

2006-03-07 | 日々の種
美味しいと咀嚼する
貴方の舌が

あたしを溶かす


最近、カップ酒にはまっております。
飽きない量を口切で楽しめ、お手軽な値段。
ちびりちびりと呑んでおります。

ある日のあくあ亭
湯豆腐、菜の花のおひたし、刺身蒟蒻(梅酢味噌)、もずくとオクラの酢の物、キャベツときのこのジャーマンポテト

またあるときのあくあ亭
まぐろのユッケ、納豆&めかぶ&山芋&かいわれの梅あえ

またあるときのあくあ亭
チキンロール白髪ねぎ添え、アルファルファとめかぶの酢の物、菜の花の辛し和え、大根と厚揚げの煮物、肉豆腐、お漬物

またあるときのあくあ亭
6Pチーズ、鰯の缶詰

一人のときと誰かがいるときの落差が激しい。
今は台所がままんのテリトリーなので、あまり作ったりしないし、作っても一人分。
彼女が遅く帰ってきて食べるときは適当に作ったり。

毎日ご飯が作りたい・・・・

昔は一日食費1000円と決めていたのでその中でやりくり。
晩御飯の残りをお弁当に変えたり、冷凍ストックしたりして結構楽しかった気がします。
お互いに忙しくなり、一緒に食事をすることがなくなってからは一人でわかめと豆腐ばかり食べてましたけれどね(笑)
一人暮らしをすればきっと食事は海草・納豆・玉子・豆腐・麺類のローテーションは間違いないだろうな。
毎日の献立を考えるのがいやな人もいるのかな。
そう考えると生涯の伴侶が欲しい今日この頃です。
別に仕事が忙しくなければ毎日の家事も平気だし、
長かった同棲生活で自分の苦手なこととか出来なかったこととかわかってるし、
工夫すれば何とかなるだろう。

ただ・・・・

家事がしたいために結婚なんてなぁと思いつつ相手もいないので、一人酒の肴ばかり作っている今日この頃です。
今日はモツでも煮ようかな。

おいたはダメよ

2006-03-06 | 日々の種
忘れることは出来ないけれど
忘れた振りは出来るの
知らない振りして笑っていることも。


うちの玄関でにらみをきかせているデイジーダック。
20年ほど前だろうか、彼女が彼のものになったのは。
これはあたしのものでもままんのものでもなく、ぱぱんの。
もちろん、あげたのも私たちではない。
彼はとてもこの人形を大切にして、いつでも彼の仕事場の机の上に置いてあった。
仕事場が引越ししても、ずっと彼はこれを机の上に置いていた。
腕を組み、睨みつつもこの人形の表情は怒りと言うよりも愛情を感じる。

艶聞が絶えない人でした。
どんなにあたしがほしいと言ってもこれだけはダメだよと笑って言っていました。
彼女からのやきもちとそしてぱぱんに対する想いがわかる気がします。
どんな彼女だったのかなと思います。
そして、今でもふと思い出してくれないかなと思います。
今がある人だとしても。

過去に想っていた人を懐かしくなったり、切なくなったり、そんな感情はとても大切だと思います。
ただそれは今の自分への調味料であって、戻ることのない現実。
戻ってしまったらそのときのお互いの結論はなんだったのでしょうか。

ぱぱんとデイジーはきっとお別れをしていたように思います。
それでも彼は机の上に彼女を置いておいた。
デイジーの怒った顔は彼にとってとても強い魔法だったのかもしれません。
あたしはそんなことが出来るのかしらね。
とても大切な人に、自分の表情を残すことが出来るのでしょうか。
そして、いつまでも魔法をかけることが出来るのでしょうか。
幾つになっても恋は素敵なことだと思います。
もし少し余所見をしていても、必ず帰ってくること。
そして帰ってきてくれるように努力することが大切なんだと私は思います。
もしも離れてしまっても、覚えていてくれたら嬉しいな。

自分が想った殿方の記憶に残ればいいなと思います。

いつもあなたの隣に

2006-03-03 | 日々の種
手を繋いで少しだけ歩いた
それが今でも
一番嬉しかったこと


雛祭りですね。
女の子のいるおうちでは飾っているのでしょうか。
うちには中学に入るくらいまでお雛様はありませんでした。
マンションということもあり、段飾りは置けません。
初めて買ってもらったのは貝あわせの陶器の小さい雛。
ままんが好きなようです。
隣にある丸いのはこれも陶器のお雛様。
鈴になっていて涼やかないい音を転がします。
これは当時家族と一緒に住んでいた人が買ってきてくれたものです。

もう一つ・・・あったはず。
それはあたしが就職してまもなく街角で見つけたこれも小さな雛人形。
うちにはお雛様が3組います。

毎年飾るわけでもなく、ままんの気がむいた年に2月の初旬くらいからちょこなんと置かれるのです。
そして、
ままんの気が向くまで飾られるのです。
そう。

6月くらいまであったときがあったよ!!!
あたい、片付かないわけね。
片付ける箱が何処に在るのかわからないのでおいらもどうすることも出来ず、
小さいので邪魔にもならないから忘れられてしまうのね。

ちょっと寂しい。
今年はいつ片付くのか楽しみです。
そしてあたしがいつ片付くのか自分でも楽しみです。
この季節、桜餅や道明寺をいただくことがあります。
どちらかというと中身より外側の桜の葉を食べるのが好きです。
大根の千切りとチーズを桜の葉の塩漬けで巻くと日本酒にあいます。
結局酒ですよ。えぇ。

昔学校給食でも出てきたことがありました。
節分には豆。3月は桜餅。5月は柏餅。
残さず食べなさいって言われて柏餅の柏の葉を必死で食った記憶がよみがえりました。
そのときから実は柏餅は少し苦手です。
しろみそ餡になるともっと苦手です。

食い意地の張った結果の苦い思い出です。
ほうば味噌はすきなんですけどね♪
飛騨コンロに
味噌と少しの酒、砂糖をみじん切りにしたねぎ、銀杏、しいたけ、きのこ類を混ぜてほうばに薄く乗せて焼きます

焼けて少し焦げてきたところを箸でちょみちょみとこそげて食べます。
少しだけバターを乗せるとまろやかになります。
お酒に好くあいます。
結局酒ですよ。えぇ。

今日は雛祭り。オンナの祭りということで、女性のみで呑みに行って来ます。
モツ鍋ですけどね。寒いので酒もモツもうまいことでしょう。
楽しみです。

貴方の虜

2006-03-02 | 日々の種
もしも願いが叶うなら
一度だけ 一夜だけ
あたしを愛しいと思ってくれませんか


気がついたら3月でしたね。
頭、変えるのを忘れていました。
三千歳になるてふ桃のことしより はなさく春にあひぞしにける

三千歳(みちとせ)とは三千年という意味で、『三千歳の桃』という三千年に一度だけ花を咲かせる不老長寿の桃があるといわれています。
桃源郷は俗世間を離れた理想郷。
陶淵明という人が歌った「桃花源記」が由来と言われています。
人は夢を見る。夢を描く。それを現実に出来たらいいなと思う。
不老長寿というのは昔も今も求めるものなのかもしれないですね。
けれど、それは現実世界、幸せで護るものもあり、護られ愛されている人の願うことではないでしょうか。
苦しい、つらい、寂しいと思う人は違うことを願うような気がします。
世の中には「3つの願い」をかなえる話が数多くあります。
どんな願いを人はするのでしょう。
「容姿端麗」「お金持ちになりたい」「世界平和」・・・
いろいろ願い事は絶えませんが、「願い事を増やして欲しい」なんて無粋な人もいるのかしら。
自力で叶えられるものならば自分の力で叶えてみたいものだと思っても見たりします。
そんな願い事を思わせるような桃。
そのの花言葉は「気立てが良い」、実のほうは「私はあなたのとりこです」だそうです。
都都逸にも
浮気うぐいす梅をばじらし わざととなりの桃に鳴く
私しゃ春雨主しゃ野の花よ 濡れる たびごと色を増す
梅も嫌いよ桜もいやよ ももとももとのあいがよい

と艶っぽいものが多いようです。
梅には鶯、虜にさせる桃には何でしょう。
出来ればあたいのももには、愛しい殿方の爪あとなんかほしいなぁ(照)