Daily Bubble

映画や歌舞伎、音楽などのアブクを残すアクアの日記。のんびりモードで更新中。

世にも美しいお手洗い-目黒雅叙園のトイレ-

2005-11-06 23:42:43 | art
先日まいりました目黒雅叙園の感動的なお手洗いについて。
すべてが豪華絢爛で、あらゆる様式の装飾が施されているんじゃないかと思わせられる雅叙園でしたが、1階奥にあるトイレは今まで見たこともないくらいのゴージャスなものでした。
友人から、「トイレが凄いから行ってみて」と言われており、期待していましたが期待以上の美しさ!

まず、トイレにエントランスがありますよー

なんとも立派な黒塗り(漆なのかしら?)の柱と扉。
中に入ると、男性用と女性用の入口があるんですが、8畳ほどの空間の壁は螺鈿細工の絵画になっています。正面奥の女性二人の絵がそれです、とても分かりにくいんですが…。

ワクワクしながら女性用の入口を進むと、右手前にお化粧スペースが二つ。
それぞれ鏡台と椅子がおいてあり、こちらも黒塗りに螺鈿細工。
10人位の女性が並んでいる列の最後尾に並びました。
その列の先には、朱塗りの橋が!なんと、トイレに川が流れています
さすがに鯉はいませんでしたが…。
あっけに取られて天井に目をやると、そこにも天井画が!
その奥には、屋根付きの個室が!!
 
天井画は、四季折々のお花と女性が金箔の中に彩られています。
個室は3つだけですが、十分な広さがあり、扉は真っ赤。そこに千鳥や桜の花の螺鈿が散っています。
屋根は銅版のようでした。

左手には洗面台が3つありましたが、そちらは利用されていませんでした。ってことは、個室の中に洗面台も付いてるんですね~。
しばらくの間、天井を眺めつつ順番を待ちました。おおよそ10分程度並んだんですが、これだけ待たされても腹の立たないトイレっていうのも、貴重ですね。。

そして、いよいよ個室へ。
 
まず目に飛び込んできたのは、優しい光を帯びた窓。
中国風の赤い木枠で装飾されていて、開放的な気分になります。もちろん、自然光では無い筈ですが、やわらかな光は不思議に心に和み、ほっとするのです。
個室内はなかなか広く、洗面台ももちろん付いています。
トイレ自体はごく普通の洋式トイレだったと思います(なにしろ他が凄すぎて、記憶が曖昧…)。
そして、ふと天井を見ると、そこにも天井画!!
私の入ったトイレは、画像のようなお正月の女性の姿だったんですが、他の個室はどんな絵だったんでしょう?

おそらく、私が利用した中でいちばん豪華なお手洗い。
ここはパブリックスペースなので、どなたでも利用できるようです。
目黒を訪れた折には、雅叙園のお手洗いに行ってみるのも悪くないのでは?

 ←目黒雅叙園を振り返ってみたところです。伝統と近代技術の融合ですね。


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2 コメント

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こんばんは (ahaha)
2005-11-08 00:42:40
今もあのお手洗いは健在なんですねぇ・・・。

久しぶりに、つくづく眺めました。



緑と茶色のきれいな葉っぱの画像もしげしげ眺めたんですが、思い出せそうで思い出せない・・・。枇杷? 全然違う・・・だろうな。





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復活したらしいです。 (アクア)
2005-11-09 00:27:35
さすがahahaさん。ご存知だったんですね!

書くのを忘れてしまいましたが、以前使われていたお手洗いを再現したもののようでした。



葉っぱの名前は、まだ分からないんです。そういえば、枇杷の葉に似てる気もしますね。

明日、またお庭をふらふらしてみようかしら…。おうちの人に聞けるかも。
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