華道家 仮屋崎省吾の世界

文化の日の昨日、目黒雅叙園で開催されている「華道家　仮屋崎省吾の世界」を観てきました。
目黒雅叙園の「百段階段」という普段は公開されていない国の登録有形文化財を舞台とした華展は、華道という枠を超えた圧倒的な美しさに満ちたものでした。

当日は、仮屋崎省吾さんご本人がお見えになるということもあってか、会場はたくさんのお客さんで溢れかえっていました。
靴を脱ぎスリッパに履き替えて人波に呑まれるように進むと、向こう側から見たことのあるツヤツヤヘアーの男性が！
間近でみるカーリーは、すこしお疲れのご様子。意外に痩せていて、TVで拝見するより素敵でした

生カーリーに興奮しつつ奥へ進むと、木製の長い階段が現れます。
階段自体はごく普通の階段のもののようでしたが、その右手に趣の異なる大小6室の部屋があり、それぞれの調度がまさに絢爛豪華！！
天井や壁、床の間、窓などのいたるところに季節の花や自然などをモチーフにした絵画や彫刻が施され、お部屋ひとつがまるごと美術館のようです。
そして、そのお部屋に負けない強い美しさをもつお花たち。
写真を撮ることができないので、なんとも伝えるのが難しいのですが、それぞれのお部屋のバランスを崩すことなく、お花に光を当てているのです。
シックでモダンな部屋には色鮮やかな数々の菊を、こじんまりと落ち着いた和室には椿と蔓を。
華道という既成概念を取り払う、精神性を感じさせる作品もありとても充実した華展でした。

目黒雅叙園のパブリックスペースでは仮屋崎省吾花教室展も開催され、こちらも楽しみました。
　　

目黒雅叙園の絢爛豪華な世界の一部は、こちら↓でも楽しむことができます。
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