川べのお茶

旧ブログから引っ越ししました。
仕事のこと、暮らしのこと、時々ぼやき(?)

弾丸・北信濃晩春紀行

2014-05-31 | いろいろ
「あす、ひま?」


この前の週末、社長兼連れ合いからお問いかけ。
「(衣替えしたいし、庭の草もなんとかしなきゃだし、
 ・・・何よりワタシ、久々のお休みで寝たいんですけど)何かしたいんですか?」

「プランの参考にしたいから、石のアプローチと建物がみたい」
「鎌倉?」
「いや、もっと民家な感じで(どんな感じだ)」
「(例によって具体的なプランはないのね。そしてワタシが案を出すのね)
 ・・・上信越下りますか」


ということですべての雑用(と休み)はふっとばし・笑、
高速も(気持ちだけ)ふっとばして、
北信・小布施の町にいってまいりました。


老舗の桜井甘精堂小布施堂の「蔵部」

(比較的)ニューフェイス・かんてんぱぱ


超メジャーな善光寺や、湯田中や渋などの温泉街の観光地に囲まれ、
その中にあって小さくても埋もれない個性ある「観光の町」を目指して
もう何十年掛かりで計画し、町づくりに取り組んでいる町が「小布施(おぶせ)」。
もともと江戸時代の地元の豪商がパトロンとなって、葛飾北斎が長く逗留していたり、
古くから続く栗菓子の老舗や日本酒の蔵元があったりと、
文化的な素養は強い町なので住民の皆さんの意識も高いのだと思うのですが、
同じく「小さな別府になるな」を合言葉に独特の美しい温泉の町を作り上げた大分・湯布院とも交流し、
たがいに切磋琢磨し合っているそうです。

そして町のあちこち、角先にあるこのサイン。


(見難いですが、画面中央に小さな看板が置いてあるのがおわかりになるでしょうか?)



「オープンガーデン」といって、このサインのあるところは自由にお庭に入って見学させて頂けます。
(イングランドの田園地方によく見かけるそうですが)
そのなかにはお寺やお店はもちろん、個人のお宅まで。
商業を生業とする人々だけでなく、「住民ぐるみ」でわが町を誇り、発展させようという気持ちが伝わります。








新緑と石の素晴らしい対比




私は実は、小布施の隣の善光寺のおひざ元・長野市の生まれ。
親の実家が市内でしたので、子供の頃も何度か小布施に連れて行ってもらいました
(北斎など何のことやら、竹風堂の栗おこわがお目当て♪)
その頃も「フツーの田舎町とはちょっとちがう」と生意気にも感じておりましたが、
(何十年も経て)行く度に新しい発見があり、何かが増えていくこの町は正直すごいなあと感心します。
停滞せず、長の年月に渡って努力を持続させていくことは本当に大変なこと。
箱モノのプロジェクトだけではない、「小さくても埋もれない」町を支える町民の皆さんの心意気には
技拓工房も大いに学びたいと思うのです。




肝心の取材もシャチョーは手ごたえあったようです(ヨカッタネ)
・・・だからね、少しは緩んでもいいと思うのよ。
湯どころに囲まれながらなぜ「直行直帰」なのかと・泣





*** 追記 ***

ここは食べ物もおいしいですよ!
定番の栗菓子や栗強飯やお蕎麦はもちろん、
気軽に試せる街角のおやつや、本格イタリアンやオーベルジュのフレンチ、
本格懐石などなど・・・ああ、また行きたい(興味はソッチか・笑)













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

季節の楽しみ

2014-05-24 | いろいろ



つっやつやの美しい緑。
そして毎度のことながら写真が×××




先日近所のスーパーで山椒の実を見つけ、即購入!
季節ものなので、目に止まった時迷わず手に入れなくてはなりません。
この季節、必ずつくる「山椒とじゃこの佃煮」のためです。

夕飯の片づけをありがたい食洗機がしてくれている間、
ちまちまとこの小さい細い軸を取ります。
単純な連続作業は続けるうち脳から?な成分が出て、
ハマってしまうらしいです(草むしりなども、そう)が、
なるほど、「無心」になっていたかも。

さわやかな香味で、ご飯のお供にピッタリです。
小分けにして冷凍すれば夏まで楽しめるんですよ。


3年前ご一緒にイベントを企画した
設計事務所の先生の奥様からいただいたのがきっかけで、
作り方を教えていただき、昨年初めて手作りしてみました。
なにせ年1回の料理なので記憶がビミョーなところもありますが、
調味料の分量さえ間違えなければ大丈夫、
あとはお鍋とタイマーがイイ仕事してくれます。
便利な時代になったものです。
なにより(簡単なのに)達成感がスバラシイ!

も少し昔の自分だったら
山椒の軸取りの段階でギブアップしていたと思うのです。
(根気のいる細かい作業は大嫌いなナマケモノ)
このごろはじっくり取り組むのも楽しめるような気がします。
・・・加齢イヤイヤ忍耐力がついたと思いたい(某シャチョーのおかげで)笑。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

掲載誌のお知らせ

2014-05-22 | お知らせ
suumo注文住宅・埼玉で建てる
「土地のカタチをいかした間取り」



【 発行 】
RECRUIT 2014夏号

【 掲載物件 】
「予算別お住まい拝見レポート」 Y邸
「注文住宅レポート」

上記で技拓工房の建物が紹介されました。

今回の「お住まい拝見レポート」のY邸は、
リビング棟と寝室棟を
広いデッキと渡り廊下、石造りの中庭でつないだおおらかな平屋建てです。
外見はちょっとコワモテ、内側はのびやかな空間のひろがるY邸を
どうぞご覧になってください。



本日はもう一つ記事をUPしました。
よろしかったら下もごらんになってくださいね!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

忙(せわ)しない日々

2014-05-22 | いろいろ
きゃー、隔月記事になってしまう!



この4月5月は本当に忙しかったです(言い訳)。
お引き渡しが3件ありまして、
先日2軒目を無事お渡しして月末にもう1棟お引き渡し。
現場ももちろん、事務仕事がもう半端なく、
加えて新規お見積が複数件、
そうして2月の落雪修繕工事が
ここにきてやっと保険屋さんのOKが雪崩のように下りまして
現場の手配がエライ事に。
(お仕事いっぱいでありがたいことですが
 も少しバラけてくれたらと..バチ当たりなグチですね)

さらにはヤフーとグーグルの検索機能同士がケンカして?
ネット不通期間があり、
復帰したらば下書き記事が2つほど吹っ飛んでいたという・涙
しばらくPCは見たくも触りたくもない心境でした。
こうなるともう、
宿題があるのに手を付けず、8/31までカウントダウンする小学生状態。
(イイトシシテ、ソレハナイダロマッタク)



ウツウツしておりましたところ、
先月お引き渡しをしたH様邸にお邪魔する機会がありました。




あー、ヘタクソな写真で良い雰囲気の1/10も伝わらない!
ちなみに最後の写真、うずくまっている作業服の後ろ姿は
補修作業中の社長・笑・です。



もう、なんだろうこの空気感は。

ついこの間まで現場仕事でざわついていたこの家が、
ご入居1か月たたないのにすっかり「H家の家」として馴染んでいます。
大事にかわいがっていただいているご様子がうかがえて、
親元?としては感無量。
何より新生活を楽しみ、家を楽しんでくださっている
H様ご夫妻の表情がホントに嬉しかったです。

ご入居にあたって購入されたのは
ソファーとダイニングテーブルセットくらい、とのこと、
あとは以前からのお手持ちの家具や雑貨など。
それらが不思議なほど新居にしっくりなじんでいて、
H様のお好みと家の方向性がピッタリ合ったのだなあと
改めて実感しました。


上の棚左の小さな模型、設計の初期に参考にとお渡ししてたもの。
大事に飾ってくださってます。


H様邸につきましては、
私の拙い写真ではなく、いずれまた詳しくご紹介したいと思いますので
ぜひ、ご覧になってくださいね。




やっぱり、元気回復・パワーのもとは
お客様の笑顔とお会いすること。
無事巣立ったカワイイ卒業生(家)を訪問させていただくこと。
この仕事をしてヨカッタ!と思うひとときでした。
Hさま、ありがとうございます!


H邸の他の記事は こちら と こちら からもどうぞ!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする