春の大掃除

やはり地震大国。
ここだけは「大丈夫」な場所などないことを
自戒の気持ちも込めて思いました。
これ以上の被害が広がらないよう、
現地の方々に１日でも早く安寧の日が訪れますよう、祈るばかりです。






ここは埼玉西部、事務所内です。
地震でも強風にふっとばされたわけでもありません。

TVに映し出される崩壊した家々を唖然として見つめる中、
「片づける！」

・・・さしものカワウソさんも危機感を覚えたようです。

タイル・塗り壁・床材などのサンプルが
いつしか背後のラックに積み重なり、
もしこれが倒れてきたら・・・！


時ならぬ春の「大掃除」となりました。

春の嵐

事務所のまわり（埼玉西部）は、桜が満開です！



他にも菜の花、雪柳、レンギョウ、モクレン、海棠・・・
春の初めは淡いピンクと黄色がしみじみと美しいですね。



そんな中、飛び込んできたニュース。
懇意の商社さんから、せき込むような電話が入りました。

「秋田プライウッドの合板工場が火事でほぼ全焼です！」

・・・一般の方にはなんのことやら、ですよね。
TVのニュースなどでは全国版ではほぼ報道されず、
秋田のローカルニュース的な扱いだったかと思います。
しかし、この火事は建築関係者には大変な意味をもつのです。

今の在来木造住宅を建てるうえで
「構造用合板」は必要不可欠です。
これがなければ「家は建たない」といってもいい位です。
その構造用合板の日本全国に流通しているかなりの割合が、
今回被害にあわれた工場で生産されているのです。
(人的被害は無かったようで、これだけは本当に良かったですが・・・）

5年前も同様に、
市場から構造用合板がさあっと無くなってしまいました。
あの大震災で今回の会社と同じ系列の石巻工場が
浸水被害にあってしまったのです。
もともと2、3年おきの年度末は
メーカー側の在庫調整か値上げ準備のためか品薄になるのが恒例でしたが、
今年は当たり年？だったようでなかなか品物が出ず、
4月半ばには品薄状態がやっと解消される、という情報が出た矢先でした。


何とか進行中の現場の分は確保しなければと
きのうから方々に手をつくして在庫確保に努めていますが、
さあどうなることでしょうか。
この春は穏やかなスタートとはいかないようです。
　（・・・この春も、か？笑）
メーカーさん、どうか早めの終息を！